分析レポート CVT (日本・欧米市場編)

主要サプライヤーの事業動向

2019/12/27

ジヤトコ アイシン・エィ・ダブリュ (アイシンAW) 明石機械工業


Ⅰ. はじめに

エンジンを主とした動力源の出力軸より希望する出力、つまり運転状況に適した回転速度・トルク・回転方向を得るためのユニット部品が変速機=トランスミッションであり、動力源とともに走行性能・燃費やドライブフィーリングなどモデルの商品性を左右する重要な製品である。そのため、エンジンや動力モーターと同様に自動車メーカーがイニシアティブをとるために内製されるものが多く、トランスミッションユニットを供給できるサプライヤーは一部の大手に限られている。よって、可能な限り自動車メーカー内製とサプライヤー製とを区分し、また搭載されるエンジンやモデルとの関係を踏まえて述べていく。

オートマチックトランスミッションの一種であるCVTはステップATのようにギアを段階的に切り替え変速させるのではなく、無段階に変速させる機構である。無段階であるため最適ギア比で走行できることがCVT大きなメリットである。エンジンの効率がいい回転域にギア比を合わせられるため、パワーの限られた小排気量の軽自動車や小型車との相性の良い変速機である。そのため、近年の日本市場における軽自動車・A-Dセグメントクラス前輪駆動車のオートマチックトランスミッションの多くがCVT搭載となっている。

トランスミッションは大きくオートマチックトランスミッションとマニュアルトランスミッション(以下 MTと称す)に分類される。

本稿で扱う範囲は、オートマチックトランスミッションのうち以下の連続可変型変速機(以下、CVTと称す)である。

  • 動力伝達ベルトやチェーンを用いた摩擦式無段階変速機 (以下、機械式CVTと称す、ステップ機構付を含む)
  • 動力分割機構を介して内蔵電気モーター/ジェネレーターによる無段階変速を行うハイブリッド車変速機 (以下、電気式CVTまたはハイブリッドトランスミッションと称す。電気式CVTは、ベルトとプーリーを用いた機械式CVTとは全く構造が異なるが、機能的に分類し無段階変速に含める)

以下のオートマチックトランスミッションは本稿の対象外となる。

  • トルクコンバーターと遊星歯車を用いた有段式オートマチックトランスミッション(以下ATまたはステップATと称す、MTモード付ATを含む) 分析レポートAT編をみる
  • ハイブリッド車変速機のうち有段式AT機構にモーターとクラッチを組み込んだ構造のもの (日産FRハイブリッド車、欧州を中心としたZF社製変速機を搭載するモデル、トヨタのマルチステージハイブリッドシステム) 分析レポートAT編をみる
  • オートマチックトランスミッションの仲間ではあるが、MTの機構に準ずるDCT(デユアルクラッチ・トランスミッション)やAMTなどのいわゆる2ペダルMT

特にことわりが無い限り、以降本稿で扱うオートマチックトランスミッションという言葉はAT、機械式CVT、電気式CVTまたはハイブリッドトランスミッションを指すものとする。



Ⅱ. 概要

近年、CVTを含むオートマチックトランスミッションが増加していると云われているが、依然グローバル市場ではマニュアルトランスミッションが半数近くを占めており、本稿で扱う市場のオートマチックトランスミッションは以下のような特徴が見られる。

  • 日本と米国ではオートマチックトランスミッションが圧倒的であり、両市場とも約90%がオートマチックトランスミッションである。欧州ではDCTが伸びてきているものの依然MTが主導的である。FF車では約3/4が、FR車では約1/2がMTという市場である。
  • 機械式CVTに限ってみてみると殆どが日系自動車メーカーであり、日本市場が中心である。CVTの世界シェアは日系のジヤトコが約49%でトップ。自動車メーカー各社による内製を除くと、CVT市場はジヤトコと同じく日系のアイシン・エィ・ダブリュ(以下アイシンAWと略す)およびダイハツの分工場的な位置づけの明石機械工業(ダイハツ工業の出資比率89.7%)の3社がCVTサプライヤーである。つまり本稿は日欧米市場編として扱っているが、実態はほぼ日系自動車メーカーと日本市場が主役という特徴がある部品である。
  • 電気式CVTはハイブリッド車用の動力・変速機構としてトヨタのTHS-II (Toyota Hybrid System)、ホンダのi-MMD (Intelligent Multi-Mode Drive)の日系勢が主導してきたが、2017年春にChryslerが”Pacifica Hybrid”を販売開始したことで米系3社すべてが電気式CVTをリリースしたことになる。

 

これらを踏まえさらに市場別にまとめると、以下の傾向がみられる。
[日本メーカー・日本市場]

  • オートマチックトランスミッションは90%程度である。1980年代半ばまではマニュアルトランスミッションとオートマチックトランスミッションの比率はほぼ半々であったが、年々オートマチックトランスミッションの比率が上昇し2000年以降は現在のような比率となっている。
  • 前述のように、オートマチックトランスミッションのうちCVTが普及していることが日本市場および日系メーカーの特徴である。これは大きく分けて2つの要因がある。
    • 一つめはモード燃費への寄与や都市部での頻繁なストップ&ゴーによる変速ショックの繰り返しを低減したいことによる「機械式CVT」の普及である。
    • もう一つはトヨタのハイブリッドモデルやホンダの一部のハイブリッドモデルにみられる、駆動用モーターを無段階変速機として機能させる「電気式CVT」の普及である。
    • 1997年に初代トヨタPrius(NHW10/11型)が世界初の量産ハイブリッド乗用車として登場して以来、トヨタのハイブリッド駆動ユニットTHSは減速ギアー付きのTHS-IIへと進化を続けながら多くのモデルへ搭載が拡大し、「ハイブリッド王国トヨタ」イコール「電気式CVTの普及」へとつながってきたことである。
  • メーカー内製だけでなく、ATと同様に日系ATサプライヤーであるジヤトコとアイシンAW、さらにダイハツ系の明石機械工業の3社がCVTも生産しており、現在は日本国内のみならず世界レベルでもCVTサプライヤーは前者2社が独占している。
  • CVTのうち摩擦式CVTは、マツダを除く各メーカーが軽自動車を含むおおよそ2.5L以下のFF/4WD(FFベース)に多く設定している。なかでも日産車に搭載される全CVTを生産するジヤトコは3.5Lクラスのエンジンまで対応するCVTを生産し、日産のV6-3.5Lエンジン搭載のFF/4WDモデルに採用されている。ジヤトコは世界最大のCVTサプライヤーとなっている。
  • 電気式CVT/ハイブリッドトランスミッションはCVTとともに日本メーカー・日本市場で毎年増加している市場を特徴づけるユニットである。特にハイブリッド市場シェアトップ(日本・グローバルとも)のトヨタでは、FF/FR/4WDとも多くのモデルに内製およびアイシンAWの電気式CVT (THS-Ⅱ: Toyota Hybrid System)を搭載し、電気式CVTではトップサプライヤーである。

[米国メーカー・北米市場]

  • オートマチックトランスミッションは日本市場と同傾向であり90%超である。
  • 日本市場と同様にオートマチックトランスミッション主体の市場であり、既に1960年代からこの傾向となっている。
  • 日本メーカー・市場とは異なり、北米市場は大型車が多い市場のため、CVTよりもトルクコンバーターを用いた多段式ATが主流である。
  • 2019年12月現在、北米市場では日系OEM・サプライヤーを除いて機械式CVTは生産されていない。 尚、GMの”Chevrolet Spark”には機械式CVT搭載モデルがあるが、日本のジヤトコ製である。
  • 電気式CVTは、GMとFordがHV、PHVにそれぞれ自社製のハイブリッドトランスミッションを搭載している。しかし、GMは2019年夏までに”Chevrolet Malibu Hybrid”(2020年に販売終了予定)を除いて生産・販売を終了している。

[欧州メーカー・欧州市場]

  • MT販売比率が高く80-90%、つまりオートマチックトランスミッションは10-20%で、米国・日本市場と正反対の市場が特徴である。
  • 縦置きトランスミシッションを含むD~Eセグメント以上のモデルはオートマチックトランスミッションの比率が増加してきている。かつてはAudiやDaimlerがCVT内製を行っていたが、モデルチェンジを機に順次CVTから多段式ATへ移行しており、今後もCVTはマイナーな立場であると思われる。
  • 2019年夏、PSA傘下のOpelが欧州OEMとしては久々のCVT搭載モデルである“Astra”を生産している。
  • 変速機の自動化では7速以下に代わり8~9速の多段式ATとVWなどにみられるDCTが主流となりつつある。
  • 米国やASEAN/インドがAT/CVTが主流なのに対し、欧州や中国では今後もDCTが主流になると予想される。これは、DCTは、マニュアルトランスミッションの構造をベースとしており、MTの生産設備があれば容易にDCT化が実現できるためである。また、エンジンもMTとの組み合わせを前提とした特性を持たせており、DCTとマッチングを図ることも比較的容易であることも挙げられる。そのため、欧州車は、現在でも圧倒的にMTが主流なので、生産効率を考えれば、DCTが増加していくのが自然な流れであると予想できる。
  • DCTは、湿式と乾式があるが、ハイパワー車ではエンジンの大トルクをトランスミッションが受け止める際に発生する熱を冷却するためにオイル回路を持たせた湿式DCTが採用されることが多いが、一方、小型車を中心に採用される乾式タイプは、その冷却回路が無い分、構造をシンプルにすることができ効率を向上できる。


Ⅲ. 主要CVTメーカーと納入先カーメーカー

CVT(電気CVT含む)のサプライヤーは日本のジヤトコ、アイシン・エィ・ダブリュ、ダイハツ系の明石機械工業の日系3社が世界市場における主要CVTサプライヤーである。ハイブリッドトランスミッションとしてはジヤトコとアイシン・エィ・ダブリュに加え独ZF Friedrichshafen (Zahnradfabrik)もサプライヤーであるが、ZF社は乗用車用CVTを生産していない。

一方、自動車メーカーの内製状況については、日系乗用車系ではホンダ、SUBARUは完成車のOEM供給モデルを除きすべて内製としているが、三菱、日産、およびスズキは内製を行っていない。このうち日産については、ジヤトコが日産のオートマチックトランスミッション工場であった旧日産吉原工場を母体に設立した経緯があり、また三菱については京都・水島・八木の各工場で生産していたATとCVTのすべてを、2002年にジヤトコへ生産統合したためである。欧米乗用車系では、米系ではFord、欧州では独Daimlerと独Audiが内製を行っているが、他社はアイシンAWやジヤトコから供給を受けている。

日本市場におけるサプライヤーおよびOEM内製のCVTシェア(電気式CVTを含む、2017年日本国内生産車ベース-商用車を除く、マークラインズ2018年調べ)は以下の通りである。

  1. ジヤトコ - 30%
  2. トヨタ内製 - 18%
  3. ホンダ内製 – 15%
  4. 明石機械工業 – 12%
  5. SUBARU内製 – 12%
  6. アイシン・エィ・ダブリュ – 12%
  7. ダイハツ内製 – 1%

 

ジヤトコ株式会社

AT、CVT、ハイブリッドトランスミッションを生産するオートマチックトランスミッション専門サプライヤーである。2017年3月末でグローバル累計生産台数が多段階AT約6,500万台、CVT約3,500万台、合計1億台に達している。CVTでは世界トップシェアを持つ。メーカー内製を除くとCVTとATを合わせたオートマチックトランスミッションの世界シェアはアイシンAWに続く第二位である。2020年までに世界シェア15%・第一位を目標に掲げている。

[事業概要]

  • 静岡県富士市に本社を置く変速機サプライヤーであり、機械式CVTの世界シェアトップである。
  • 出資比率は日産-75%、三菱自動車-15%、スズキ-10%であり、日本市場ではこれら3社へCVTを納入している。
  • 2002年に旧日産自動車吉原工場のAT製造部門を母体にマツダおよびFordとの合弁で設立された経緯から日産向けが主流であるが、2002年よりAT・CVT事業を三菱自動車(内製)から移管されている。また、日産と関係するRenaultへCVTを、東風日産、Renault Samsung、Auto VAZの一部のモデルへATを納入している。しかし合弁設立当初の参加企業であったマツダ向けは日産・スズキからのOEMモデルを除いて現在は納入が行われていない。

[CVT概要、製品]

  • 軽自動車から3.5LクラスのFF普通乗用車まで、現在5種類のCVTを揃えている。2009年に世界初の副変速機付ベルト式CVT(JF015E)をラインアップに加え、日産、三菱、スズキ、Chrysler、Renault/ルノー・サムスン、GM/GMコリアなどに供給している。
  • 2012年には1モーター/2クラッチを内蔵したFFハイブリッド車用CVT(JF018E)の生産を開始し、日産の北米モデル「Pathfinder」と「InfinitiQX60」のハイブリッドモデルから搭載が始まり、日本でも生産されるX-Trailのハイブリッドモデルに搭載されている。
  • 主力のCVT7シリーズは小型車用・軽自動車用と兼用であったが、CVT7に対し約8%のフリクション低減と約4.2kgを達成した軽量化軽自動車専用CVTである新製品「JCVT-S JF021E」を2019年3月に発表した。同月末発売の軽自動車(兄弟モデル)である日産Dayz (B40W系)、三菱ek Wagon (B33/36W型)およびek X (B34/35/37/38W型)に搭載されている。
  • 現在、CVTは主力5モデルと継続モデル2種類の計7モデルがラインナップされている。
    1. CVT7: JF015 - 軽・小型車FF車用 - 副変速機付 - 日産Note / Juke / March など、スズキSwift / Solio / Hustler など
    2. CVT7W/R: JF020E - 軽・小型車FF車用 (伝達効率改善) - 副変速機付 - 日産Note / Juke / March など、スズキSwift / Solio / Hustler など
    3. CVT8: JF016E / JF017E - 中・大型(2.0~3.5L)FF車用 - 日産Serena / X-Trail など、三菱RVR / Outlander など
    4. CVT8 Hybrid: JF018E /JF019E - 中・大型FFハイブリッド車用 - 日産X-Trail Hybrid
    5. CVT-S: JF021E-軽自動車FF用-日産Dayz、三菱ek Wagon / ek X
    6. CVT: JF010E - 大型FF車用 (3.5L) - 日産Elgrand、Murano
    7. CVT: JF011E - 中型FF車用 - Renault Megane、三菱Outlander、Delica D:5、RVRなど

[開発関連]

  • ジヤトコ富士地区に、車両の試乗を行う品質確認路を新設したことを発表した。地区における初の試乗施設であり、第4地区内の路面を改修し、全長313m、幅4.50mの直線コースを設営し、旋回エリアも設けた。路面は、小さな挙動の体感や高速運転が可能なアスファルトの3層構造。製品の品質向上に向け、車載状態でユニットに起因して起きる現象の評価やその解析に使用される。

[生産関連]

  • 日本: 国内生産6拠点のうちCVTユニットの生産は4拠点、海外はメキシコ(JATCO Mexico, S.A. de C.V.)、中国(ジヤトコ(広州)自動変速機有限公司、ジヤトコ(蘇州)自動変速機有限公司)、タイランド(JATCO (Thailand) Co., Ltd.)の4拠点体制の合計8拠点である。
    2018年に売上高1兆円の達成を目指し、海外でのCVT供給体制の強化を行った。
  • 中国: 2019年11月、江蘇省張家港経済技術開発区に中国で広州に続く二番目のCVT生産拠点となる「ジヤトコ(蘇州)自動変速機有限公司(ジヤトコ蘇州)」の稼働を開始した。2018年7月に設立され、中・大型FF車用の CVT8を年間48万台生産する。従業員数約1,000名を擁し、これにより広州の生産拠点と合わせて中国国内で年間160万台のCVT生産能力を有すこととなった。
    先行する「ジヤトコ(広州)自動変速機有限公司」は2007年設立され、2009年に中型車用CVTの生産を開始し、2011年には小型車用副変速機付の「CVT7」の生産を、2013年3月には「CVT8」の生産を開始し、東風日産の「TEANA」向けに供給している。2013年4月、中国での無断変速機(CVT)の累計生産台数が100万台を達成。
  • メキシコ: 2014年9月、メキシコ第2工場を稼働したことを発表した。同工場はアグアスカリエンテス州に総額2億2千万ドル(約205億円)投じて建設していた。この新工場の稼働により、ジヤトコのメキシコでの生産能力は第一工場と合わせて年間170万台となった。新工場は、年間40万台の生産能力で、中・大型車用の無断変速機「CVT8」と、ハイブリッド車用トランスミッション「CVT8ハイブリッド」を生産する。CVT8は、日産が北米で販売している「Altima」、「Rogue」、CVT8ハイブリッドは、「Pathfinder Hybrid」に搭載されている。
  • タイ: 2013年9月、タイの生産子会社JATCO (Thailand) Co., Ltd.の開所式を実施した。タイ工場は、中国、メキシコに次ぐ3番目の海外工場で、日産自動車がタイで生産する「Micra」(日本名=March)、「Sylphy」に搭載される副変速機付きCVT「CVT7」を生産する。生産能力は2016年度に年間70万台に引き上げる計画をしていたが、需要が低調推移しており現在も年間50万台規模である。

 

アイシン・エィ・ダブリュ株式会社

トヨタグループの主要企業であるアイシン精機の子会社であり、世界最大のオートマチックトランスミッションサプライヤーである。オートマチックトランスミッション事業とカーナビゲーション事業で構成されているが、売り上げ比率は単価の違いもあるが過去3年(2016年3月期~2018年3月期)でオートマチックトランスミッションが90%前後と高い売上構成比となっている。

[事業概要]

  • 愛知県安城市に本社を置く変速機および車載情報機器サプライヤーであり、オートマチックトランスミッションの世界シェアトップである。
  • 出資比率はアイシン精機-58%、トヨタ自動車-42%であり、ATはトヨタ向けとスズキ向けが主であり、電気式CVTを含むCVTはトヨタ向けのみである。
  • 2018年11月、マニュアルトランスミッションのサプライヤーであるアイシン・エーアイ株式会社を吸収合併することを発表し、2018年12月の合併契約締結を経て2019年4月に経営統合した。旧アイシン・エーアイはアイシン・エィ・ダブリュ城山工場となった。新興国市場で需要が高かったMTの需要低迷が顕著となってきており、好調なアイシンAWと経営統合することでMT事業の安定化をはかるためである。
  • 2019年10月、CASE領域における競争力強化を念頭に親会社アイシン精機との経営統合を2021年4月に実施することが発表された。トヨタ含む合意がなされ、合併後の存続会社はアイシン精機となる。

[CVT概要、製品]

  • 2002年に、1.3Lのヴィッツ向けCVTの生産を開始し、CVT事業に参入を開始した。
  • トヨタ向けの機械式CVTではトヨタ内製とほぼ互角のシェアであるが、ハイブリッド車用の電気式CVTはトヨタ内製の方が高く、約65%のシェアをもつ。 (2017年日本国内生産車ベース-商用車を除く、マークラインズ2018年調べ)
  • 現在、CVTはステップATに比べると生産量は少なく、ライバルのジヤトコとは異なり摩擦式CVTよりもAT及びハイブリッドトランスミッション/電気式CVTが主流となっている。これは3.5L級に搭載される大容量仕様CVTをラインナップしておらず、ジヤトコとの摩擦式CVTシェア差の要因の一つと考えられる。今後、新興国向けにCVTを強化していく考えを示している。
  • トヨタ内製とともにトヨタのハイブリッド車用の電気式CVTであるTHS-IIが主力製品の一つとなってきている。トヨタ車のハイブリッドは(かつて「Crown」に搭載されたマイルドハイブリッドを除く)、機械的な変速機構を持たない純粋な電気式CVTを搭載してきた。しかし2017年3月に新発売となった高級スポーツクーペ「Lexus LC500h (GWZ100型)」向けに、動力用モーター2基と機械式4段変速機構を組み合わせた新製品”MSTH: Toyota Multi-Stage Hybrid Transmission”が搭載された。モーター出力とエンジン出力を合流させたうえで機械的変速をおこなうことで、ローギア側ではトルクを増加させ、ハイギア側ではOD(オーバードライブ)の効果を得られる。
  • かつてはマツダ向けに機械式CVT、電気式CVTを納入していたが、2019年12月時点で搭載モデルはない。マツダがオートマチックトランスミッションをステップATへの置き換えが完了し、また唯一の量産ハイブリッド車であったTHS-Ⅱ搭載の「Axela Hybrid (BYEFP型)」が2019年5月にフルモデルチェンジした「Mazda 3 (BP系)」からハイブリッドモデルが設定されなかったことでCVTビジネスは消滅した。
  • ハイブリッド車用のハイブリッドトランスミッションは、FF用2種とFR用2種を生産している。かつてはFord向けも生産していたが順次Ford内製へ切り替わり、現在は前述のトヨタ車FFの一部とFRの全数およびマツダ向け1モデルのみである。

[開発関連]

  • 新規事業計画: 電気自動車(EV)向けパワートレイン事業に参入することを2016年12月に発表した。駆動用モーターから減速機、インバーターまでを自社開発し、パッケージ製品として自動車メーカーに供給することを提案していく。欧州メーカーの中国市場向けなど、2020年頃の実用化を目指す。
  • 2019年11月、中国のトランスミッション開発会社であるエィ・ダブリュ蘇州テクニカルセンター有限会社(江蘇省蘇州市、AWTC-C)と、車載ソフトウェア開発会社であるエィ・ダブリュ杭州ソフトウェア有限会社(浙江省杭州市、AWH)の経営統合を決定し契約締結した。トランスミッション技術開発と車載用ソフトウェア設計が一体となった活動を行うことで、開発のスピードアップと顧客満足度向上を目的とし、2020年10月の統合を目指す。
  • 開発・生産体制の見直し: 2016年10月1日付けで「電子事業本部」を新設した。従来は、主力製品である変速機の開発部門とカーナビの開発部門はそれぞれ独自にコンピューター設計やソフトウエア開発を行ってきた。「電子事業本部」の新設により、自動変速機(AT)事業の電子技術部門とVIT(ビークルインフォメーションテクノロジー=カーナビゲーション)事業の電子技術部門と生産部門を統合し、それぞれの技術やノウハウを持ち寄り開発効率の向上を図ることが期待されている。

[生産関連]

  • CVT生産拠点は日本国内の田原工場と岡崎東工場、ハイブリッド車用のハイブリッドトランスミッション(THS-Ⅱ)は、日本国内の岡崎工場と岡崎東工場である。
  • 生産するCVTは少容量仕様と中容量仕様である。小容量のうちXB-20LNは、トヨタ自動車北海道が生産するK310と同一機種(トルクコンバーターの容量違い)で、アイシンAWが1.5Lクラス、トヨタ自動車北海道が1.8Lクラスの生産分担としている。
  • CVT用ベルトは子会社のシーヴイテックで生産している。シーヴイテックは、2002年7月にBoschと合弁(折半出資)で設立、その後、2006年12月に、Boschとの合弁を解消、アイシンAWが子会社化するとともに、トヨタ自動車が資本参加している。 (アイシンAW: 66.6%、トヨタ自動車: 33.4%)
  • 2019年4月、米国ノースカロライナの生産拠点におけるSUVハイブリッド向け電気式CVTの増産のための投資をおこなうことを決定し、ATと合わせて年間20万台の増強となる。2021年9月の生産立上げと約900名の雇用を計画している。

 

明石機械工業

ダイハツ向けCVTサプライヤーであり、CVTに関してはダイハツ内製を凌ぐ生産量を誇る。

[事業概要]

  • 兵庫県加古郡稲美町に本社を置く、ダイハツ工業の出資比率が89.7%のダイハツ系機械部品メーカーである。
  • 1946年に創設され、1952年からダイハツ工業の出資を受け、2000年からはトヨタ自動車・ダイハツ工業の連結子会社となっている。CVTは2009年に生産開始されている。
  • 生産品目は以下の通りである。
    1. 自動車用部品
      -駆動系部品: CVT、AT、MT
      -シャシー系部品: ステアリングギア
      -エンジン部品: カムシャフト、ウォーターポンプ
    2. 建設業界向け油圧部品
    3. 産業用ロボット向け工作機械用ギア
  • 駆動系(CVT、MT)およびエンジン部品(カムシャフト、ウォーターポンプ)の納入先はダイハツ(ダイハツからトヨタとSUBARUへのOEM供給モデル含む)のみであるが、ステアリングギアは2012年納入開始の三菱自工軽自動車向け(日産軽自動車含む)がある。

 

[CVT概要、製品]

  • CVTはダイハツ向けということもあり軽自動車・小型自動車向けである。
  • 鋳造、加工、ギアの歯切り、熱処理、研磨加工からアッセンブリ組付まで一貫生産している。

[生産関連]

  • 日本国内6拠点、海外2拠点(インドネシア、マレーシア)であるが、CVTの生産は日本の九州工場(福岡県朝倉市)の1拠点のみである。CVTを生産開始した2009年開設の国内では最も新しい生産拠点である。

 

トヨタ内製

[事業概要]

  • 2000年8月、Opaの2.0Lにトヨタ初のCVTを搭載したことから始まった。
  • 1.5Lクラス以上向けのCVTを内製(衣浦工場、トヨタ自動車北海道)している。コンパクトクラス(1.0L~1.5L)はアイシン・エィ・ダブリュから調達している。
  • FFハイブリッド車用の電気式CVTも内製(トヨタ自動車九州)している。FR車用と一部のFF用はアイシン・エィ・ダブリュから調達している。

[CVT概要、製品]

  • CVTのトヨタ内製化率は機械式が約50%、ハイブリッド車用の電気式CVTが約65%である。 (2017年日本国内生産車ベース-商用車を除く、マークラインズ2018年調べ)
  • 2018年5月、発進用ギアの採用により低速域の伝達効率を大幅改善したDirect Shift-CVT(形式: K120)の生産を開始した。Direct Shift-CVTは、パワートレーンユニット(エンジン、トランスミッション、HVユニット)とプラットフォーム(車台)を一体的に新開発することで、優れた走行性能と高い環境性能の両立を向上させるTNGA (Toyota New Global Architecture)の新世代機械式CVTである。C-HR (NGX50)、RAV4 (MXAA52/54)、Corolla (E210系)に搭載されている。

[生産関連]

  • 1.5~1.8L向け機械式CVT: トヨタ自動車北海道 (苫小牧市、約103万台/年)
  • 2.0~2.4L向け機械式CVT: 衣浦工場
  • ハイブリッド車用電気式CVT (FF用): トヨタ自動車九州小倉工場
  • 中国: 中国国内仕様車1.6~1.8L向け: トヨタ自動車(常熟)部品有限会社 (24万台/年、36万台/年へ増産予定)
  • ポーランド: Toyota Motor Manufacturing Poland Sp. zo.o. (TMMP) Walbrzych工場、2021年にハイブリッド車用電気式CVT を生産開始の計画を2019年7月に発表

 

ホンダ内製

[事業概要]

  • 1995年9月にホンダマルチマチックの名称で、「Civic/Civic Ferio」から実用化した。
  • 以降、現在までCVTはすべて内製である。CVT用ベルトの一部は2001年10月から自社生産している。

[CVT概要、製品]

  • 2013年、日本国内でスポーツハイブリッドi-MMD(インテリジェント・マルチ・モード・ドライブ)と称す、電気式CVTを搭載した「Accord Hybrid」を発売した。トヨタTHSが動力分割用の遊星ギアを用いてシリーズ・パラレル運転を行っているのに対し、「Accord Hybrid」は、エンジン軸と車輪駆動軸の間にクラッチをもち、基本はそのクラッチをオフとしてシリーズハイブリッド運転を行い、エンジン運転効率が高くなった領域ではクラッチを接続しエンジン直結運転をさせる、クラッチ切換え型のシリーズ・パラレルハイブリッドである。

[生産関連]

  • CVT生産拠点は、以下の通り。
    • 日本: トランスミッション製造部 浜松工場 (CVT、AT)、旧浜松製作所
    • インドネシア: P.T.Honda Precision Parts Manufacturing、生産能力は35万台/年、CVT関連の生産品目はCVTアッセンブリ、プーリー、ベルト
    • メキシコ: グアナファト州セラヤ市、ホンダ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ
    • 米国: オハイオ州、Honda Transmission Mfg. of America, Inc., Russells Point Plant
      生産品目: CVT、AT、HVモーターユニットなど
      北米生産モデル”Civic Cope (FK/FC系)”、”VR-V (RW系)”、”Accord (CV系 1.5L車)”などに搭載

 

SUBARU内製

[事業概要]

  • 1987年に量産車世界初のベルト式CVTを開発し、「Justy」に搭載したCVTの老舗的メーカー
  • オートマチックトランスミッションの本流として、CVTを選択している
  • ステップATからの置き換えを進め、2009年の「Legacy」、「Exiga」への搭載以降、2019年現在までにBRZなど一部のモデルを除きCVT化を完了

[CVT概要、製品]

  • 「リニアトロニック」と称し、プーリー間のトルク伝達に通常の金属ベルトではなくチェーンを用いていることが特徴
  • チェーン採用の主なメリットは、レシオカバレッジのワイド化と、伝達効率の向上である。

[生産関連]

  • 生産拠点は群馬製作所 大泉工場

 

ダイハツ内製

[事業概要]

  • 軽自動車をはじめ、一部のモデルを除いた殆どのCVTを内製している。
  • 2006年6月に、世界初の「インプットリダクション方式3軸ギアトレーン構造」を採用した軽自動車用CVTを開発し、「Sonica」から搭載。

[CVT概要、製品]  

  • 2010年2月、軽自動車用CVTをベースに1.0Lエンジンに対応する小型車用CVTを開発し、「Boon / Passo」に搭載された。
  • 2016年4月、新型「Boon」を発表した。ダイハツが開発も担当し「Mira e:S」などに採用した「e:Sテクノロジー」を取り入れた。1.0L直列3気筒の1KR-FEエンジンとCVTが組み合わされる。

[生産関連]

  • 生産拠点は、滋賀(竜王)工場第1地区にある。
  • 2009年10月、子会社の明石機械工業が九州工場でCVTの生産を開始し、ダイハツ九州に供給を開始した。

 

GM内製

[事業概要]

  • 2019年はGMにとってHV/PHVを止めEVに一本化する変曲点となった年であり、もはやCVT(電気式)の内製メーカーではなくなっている。
    2019年前半までに”Chevrolet Volt”や”Buick LaCrosse HEV”など電気式CVT(5ET50型)を搭載したハイブリッド車やPHV車の複数モデルを北米や中国で生産・販売終了した。2019年12月現在、販売されているGMのHVモデルは”Chevrolet Malibu Hybrid”のみであるが2020年に販売終了予定である。
  • かつては欧州(GM傘下時代のOpel)で機械式CVTを生産していたが、現在は機械式CVTを生産していない。

 [生産関連]

  • 北米生産車“Chevrolet PHV Volt”、“Malibu Hybrid”、中国生産車“Buick LaCrosse”、“Chevrolet PHV Volt”用の電気式CVTを生産してきた米国ミシガン州のWarren Transmission Plantを2019年8月に閉鎖した。
  • GM傘下であったOpelのオーストリアAspern工場は、2017年8月にPSAへ移管された。
    2019年の量産立上げを目標に小型車用3/4気筒ガソリンエンジン用CVTの開発を進めていたが、2019年夏にリリースされたフェイスリフト2020MYの1.4Lガソリン搭載車に新開発CVTが採用された。

 

Ford内製

[事業概要]

  • GMと同じく、現在は機械式CVTを生産していない。 (2007MY以降廃止)
  • HV、PHVの前輪駆動車向けに電気式CVTであるハイブリッドトランスミッションを生産している。

[CVT概要、製品]

  • 電気式CVTの型式は、「HF35」と称し、2012年にFordとして初めて社内開発した前輪駆動HV用変速機であり、2013MYの“Fusion”および新登場の“C-MAX”のハイブリッドモデルに搭載された。
  • 以前はアイシンAWの日本より調達していたハイブリッドトランスミッション(2009MY “Ford Escape”、“Ford Fusion”に搭載)を米国国内自社生産化し、開発コストも2割削減したとした。

[生産関連]

  • 生産工場は、ミシガン州スターリングハイツ近郊のヴァンダイク・トランスミッション工場にて生産され、通常の6速オートマチックトランスミッションである「6F」と同じ生産ラインで製造される。
  • このハイブリッドトランスミッションは、ハイブリッド車である“Fusion Hybrid”、“C-MAX Hybrid”、“Lincoln MKZ”や、プラグイン・ハイブリッド車である“C-MAX Energi”、“Fusion Energi”に搭載されている。

 

Audi内製

[事業概要と経緯]

  • 現在はCVTを自社生産ならびに搭載をしていない。
  • 1999年、“Audi A6”にMultitronicと称するCVTが初採用され、以降Audiのオートマチックトランスミッションの主流であったが、最近のオートマチックトランスミッションの形式は、同社がSトロニックと称するDCT及びステップATのトランスミッション形式に置き換わっている。
  • Multitronicはクラッチの大手サプライヤーLuK社(Schaefflerグループ)と共同開発、3.0Lクラスのエンジンに対応できるよう駆動力伝達にチェーンを採用したことが特徴であった。LuK社からチェーン/プーリー/油圧ポンプを調達し、VolkswagenのKassel Plantで組立。但し、油圧ポンプ(ベーンタイプ)はドイツのixetic社が生産していた。

Daimler内製

[事業概要と経緯]

  • 現在はCVTを自社生産ならびに搭載をしていない。
  • 2012年までAUTOTRONICの名称でCVTを内製していた。A Class、B Classに搭載されていたが、フルモデルチェンジを機にステップDCTへ置き換えられてきている。
  • 2004年秋、A-Classに初搭載、2012年のFMC(W169型からW176型)でDCTに置き換え
  • 2005年夏、B-Classに搭載、2011年のFMC(W245型からW246型)を機に日本市場向けB180を除きDCTに置き換え、日本市場向けB180も後にDCTへ置き換え
  • ドイツのStuttgart近郊にあるHedelfingen Plantで生産、可変(2ステージ)油圧ポンプはドイツのixetic社が供給していた。

カーメーカーの搭載CVTメーカー(カーメーカーの内製を含み、OEMを除く)

  ジヤトコ アイシンAW 明石機械工業 トヨタ
(内製)
ホンダ
(内製)
SUBARU
(内製)
ダイハツ
(内製)
GM
(内製)
Ford
(内製)
Chrysler
(内製)
Opel
(内製)
トヨタ                  
日産                    
ホンダ                    
マツダ                      
SUBARU                    
三菱                    
スズキ                    
ダイハツ                
GM                  
Ford                    
Chrysler                  
Renault                    
Opel                    


Ⅳ. モデル別CVT設定状況とサプライヤー

トヨタ: 日本・欧州・米州市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名 [CVT型式]
日本 Toyota Allion
Premio
2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT
日本 Toyota Allion
Premio
2016 トヨタ CVT
日本 Toyota Alphard
Vellfire
2016 トヨタ CVT
日本 Toyota Alphard
Vellfire
2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT
日本 Toyota Alphard Hybrid
Vellfire Hybrid
2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota Aqua 2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota Camry
Daihatsu Altis
2018 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota C-HR 2017 アイシン・エィ・ダブリュ CVT (AWFCW21)
日本 Toyota C-HR 2017 トヨタ CVT
日本 Toyota C-HR Hybrid 2017 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Corolla 2020 トヨタ CVT
日本 Toyota Corolla Touring 2020 トヨタ CVT
日本 Toyota Corolla Sports 2019 アイシン・エィ・ダブリュ CVT (AWFCW21)
米州 Toyota Collora (USA) 2019 アイシン精機 CVT
米州 Toyota Collora (Brazil) 2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT [AWFCX18]
米州 Toyota Collora (Venezuela) 2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT [AWFCX18]
日本 Toyota Corolla Axio 2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT [AWFCX18]
日本 Toyota Corolla Axio 2016 トヨタ CVT
日本 Toyota Corolla Axio Hybrid 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Corolla Fielder 2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT [AWFCX18]
日本 Toyota Corolla Fielder 2016 トヨタ CVT
日本 Toyota Corolla Fielder Hybrid 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Crown Hybrid 2019 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Harrier 2016 トヨタ CVT
日本 Toyota Harrier Hybrid 2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota JPN TAXI 2018 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Porte
Spade
2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT [AWFCX18]
日本 Toyota Porte
Spade
2016 トヨタ CVT
日本 Toyota Prius 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT (AWFHT15)
日本 Toyota Prius 2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota Prius α
Daihatsu Mebius
2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota RAV4 2020 トヨタ CVT
日本 Toyota Sienta 2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT
日本 Toyota Sienta Hybrid 2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota Vitz 2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT
日本 Toyota Voxy
Noah
Esquire
2016 トヨタ CVT
日本 Toyota Voxy Hybrid
Noah Hybrid
Esquire Hybrid
2016 トヨタ 電気式CVT
欧州 Toyota Yaris (France) 2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT
日本 Toyota Lexus CT200h 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus CT200h 2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus GS300h 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus GS450h 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus IS300h 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus LC500h 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT (AWRHM50)
日本 Toyota Lexus LS500h 2018 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus NX300h 2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus RC300h 2016 アイシン・エィ・ダブリュ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus RX450h 2016 トヨタ 電気式CVT
日本 Toyota Lexus UX200 2019 アイシン・エィ・ダブリュ CVT (AWFCW21)

 

日産: 日本・欧州・米州市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名 (対応エンジン)
日本 Nissan Cube 2018 ジヤトコ CVT7 (HR15DE)
日本 Nissan Dayz 2019 ジヤトコ CVT-S
日本 Nissan Dayz Highway STAR X 2019 ジヤトコ CVT-S
日本 Nissan Dayz Roox 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20)
日本 Nissan DAYZ Roox Highway STAR 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20)
日本 Nissan DAYZ Roox Highway STAR 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20 turbocharger)
日本 Nissan Elgrand 2018 ジヤトコ CVT8 (QR25DE)
日本 Nissan Elgrand 2018 ジヤトコ CVT8 (VQ35DE)
日本 Nissan Juke 2018 ジヤトコ CVT7 (HR15DE)
日本 Nissan Juke 2018 ジヤトコ CVT8 (MR16DDT turbocharger)
欧州 Nissan Juke (UK) 2016 ジヤトコ CVT7
米州 Nissan Kicks (Mexico) 2018 ジヤトコ CVT7
米州 Nissan March 2017 ジヤトコ CVT
米州 Nissan Maxima (USA) 2016 ジヤトコ CVT
米州 Nissan Murano (USA) 2015 ジヤトコ CVT
日本 Nissan Note 2018 ジヤトコ CVT7 (HR12DE)
日本 Nissan Note 2018 ジヤトコ CVT7 (HR12DDR supercharger)
米州 Nissan Note (Mexico) 2017 ジヤトコ CVT
米州 Nissan Pathfinder (USA) 2015 ジヤトコ CVT8
欧州 Nissan Qashqai (UK) 2016 ジヤトコ CVT8
欧州 Nissan Qashqai (UK) 2015 ジヤトコ CVT8
米州 Nissan Sentra (Mexico) 2017 ジヤトコ CVT
日本 Nissan Serena
Suzuki Landy
2019 ジヤトコ CVT8
日本 Nissan Sylphy 2018 ジヤトコ CVT7 (MRA8DE)
日本 Nissan Teana 2018 ジヤトコ CVT8 (QR25DE)
日本 Nissan X-Trail 2019 ジヤトコ CVT8 (MR20DD)
日本 Nissan X-Trail Hybrid 2019 ジヤトコ CVT8 Hybrid
日本 Nissan Infiniti QX50 2018 ジヤトコ CVT8 (MR20DDT)
米州 Nissan Infiniti QX60 (USA) 2019 ジヤトコ CVT8

 

ホンダ: 日本市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名 (対応エンジン)
日本 Honda Accord Hybrid 2018 ホンダ 電気式CVT (i-MMD)
日本 Honda CR-V 2019 ホンダ CVT
日本 Honda CR-V Hybrid 2019 ホンダ 電気式CVT (i-MMD)
日本 Honda Fit 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Freed 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Freed + 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Grace 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Grace 2015 ホンダ CVT (L15B)
日本 Honda Jade 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Jade 2015 ホンダ CVT (L15B)
日本 Honda N-BOX 2018 ホンダ CVT
日本 Honda N-BOX Slash 2016 ホンダ CVT
日本 Honda N-BOX Slash Custom 2016 ホンダ CVT
日本 Honda N-ONE 2016 ホンダ CVT
日本 Honda N-ONE Premium Tourer 2016 ホンダ CVT
日本 Honda N-ONE Tourer 2016 ホンダ CVT
日本 Honda N-WGN 2020 ホンダ CVT
日本 Honda Odyssey 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Odyssey Hybrid 2016 ホンダ 電気式CVT (i-MMD)
日本 Honda S660 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Shuttle 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Step WGN 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Step WGN Spada 2016 ホンダ CVT
日本 Honda Vezel 2016 ホンダ CVT

 

SUBARU: 日本市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名 (対応エンジン)
日本 Subaru Impreza G4 2016 Subaru CVT (FB16)
日本 Subaru Impreza G4 2016 Subaru CVT (FB20)
日本 Subaru Impreza Sport 2016 Subaru CVT (FB16)
日本 Subaru Impreza Sport 2016 Subaru CVT (FB20)
日本 Subaru Legacy B4 2016 Subaru CVT (FB25)
日本 Subaru Legacy Outback 2016 Subaru CVT(FB25)
日本 Subaru Levorg 2016 Subaru CVT (FB16)
日本 Subaru Levorg 2016 Subaru CVT (FA20)
日本 Subaru WRX S4 2016 Subaru CVT(FA20)

 

三菱: 日本市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名 [CVT型式]
日本 Mitsubishi Delica D:5 2018 ジヤトコ CVT8 (4J11)
日本 Mitsubishi Delica D:5 2018 ジヤトコ CVT8 (4B12)
日本 Mitsubishi Eclipse Cross 2019 ジヤトコ CVT8
日本 Mitsubishi eK Custom 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20)
日本 Mitsubishi eK Custom 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20 turbocharger)
日本 Mitsubishi eK Space 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20)
日本 Mitsubishi eK Space Custom 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20)
日本 Mitsubishi eK Space Custom 2018 ジヤトコ CVT7 (3B20 turbocharger)
日本 Mitsubishi eK Wagon 2019 ジヤトコ CVT-S
日本 Mitsubishi eK X 2019 ジヤトコ CVT-S
日本 Mitsubishi Mirage (for Japan, assmbled in Thailand) 2016 ジヤトコ CVT7
日本 Mitsubishi Outlander 2019 ジヤトコ CVT8 (4J11)
日本 Mitsubishi Outlander 2019 ジヤトコ CVT8 (4J12)
日本 Mitsubishi RVR 2019 ジヤトコ CVT8 (4J10)

 

スズキ: 日本市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名 (対応エンジン)
日本 Suzuki Alto
Mazda Carol
2018 ジヤトコ CVT7 (R06A)
日本 Suzuki Alto Lapin 2018 ジヤトコ CVT7 (R06A)
日本 Suzuki Hustler
Mazda Flair Crossover
2018 ジヤトコ CVT7 (R06A)
日本 Suzuki Hustler
Mazda Flair Crossover
2018 ジヤトコ CVT7 (R06A WA04A)
日本 Suzuki Hustler
Mazda Flair Crossover
2018 ジヤトコ CVT7 (R06A WA04A turbocharger)
日本 Suzuki Ignis Hybrid 2018 ジヤトコ CVT7 (K12C WA05A)
日本 Suzuki Solio 2018 ジヤトコ CVT7 (K12C)
日本 Suzuki Solio Bandit 2016 ジヤトコ CVT
日本 Suzuki Solio Bandit Mild Hybrid 2018 ジヤトコ CVT7 (K12C WA05A)
日本 Suzuki Solio Hybrid 2016 ジヤトコ CVT
日本 Suzuki Solio Mild Hybrid 2018 ジヤトコ CVT7 (K12C WA05A)
日本 Suzuki Swift 2018 ジヤトコ CVT7 (K12C)
日本 Suzuki Swift Hybrid 2017 ジヤトコ CVT
日本 Suzuki Swift Hybrid RS 2018 ジヤトコ CVT7
日本 Suzuki SX4-S Cross 2018 ジヤトコ CVT7 (M16A)
日本 Suzuki Wagon R
Mazda Flair
2018 ジヤトコ CVT7 (R06A)
日本 Suzuki Wagon R
Mazda Flair
2018 ジヤトコ CVT7 (R06A WA04A)
日本 Suzuki Wagon R Stingray 2018 ジヤトコ CVT7 (R06A WA04A)
日本 Suzuki Wagon R Stingray 2018 ジヤトコ CVT7 (R06A WA04A turbocharger)

 

ダイハツ: 日本市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名
日本 Daihatsu Boon
Toyota Passo
2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Boon
Toyota Passo
2016 アイシン・エィ・ダブリュ CVT
日本 Daihatsu Cast 2018 明石機械工業 CVT ASSY
日本 Daihatsu Copen Cero 2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Copen Robe 2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Copen XPLAY 2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Mira e:S
Toyota Pixis Epoch
SUBARU Pleo+
2018 明石機械工業 CVT ASSY
日本 Daihatsu Mira e:S
Toyota Pixis Epoch
SUBARU Pleo+
2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Move
SUBARU Stella
2018 明石機械工業 CVT ASSY
日本 Daihatsu Move
SUBARU Stella
2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Move Canbus 2018 明石機械工業 CVT ASSY
日本 Daihatsu Move Canbus 2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Move Custom RS 2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Tanto
SUBARU Chiffon
2018 明石機械工業 CVT ASSY
日本 Daihatsu Tanto
SUBARU Chiffon
2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Tanto Custom RS 2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Thor
Toyota Roomy / Tank
SUBARU Justy
2017 アイシン・エィ・ダブリュ CVT
日本 Daihatsu Wake
Toyota Pixis Mega
2016 ダイハツ CVT
日本 Daihatsu Wake G Turbo
Toyota Pixis Mega G Turbo
2016 ダイハツ CVT

 

欧米系OEM: 欧州・米州市場

地域 メーカー モデル名 MY サプライヤー 部品名 [CVT型式]
米州 GM Chevrolet Malibu Hybrid 2017 GM 電気式CVT [Voltec 5ET50]
米州 GM Chevrolet Spark (M400, USA) 2015 ジヤトコ CVT7 / JF015E [GM M4M]
米州 Chrysler Pacifica Hybrid 2018 Chrysler 電気式CVT
米州 Ford Escape Hybrid 2020 Ford 電気式CVT
米州 Ford Fusion Hybrid 2020 Ford 電気式CVT [HF35]
米州 Ford Fusion Energi (PHV) 2020 Ford 電気式CVT [HF35]
欧州 Ford Mondeo Hybrid 2015 Ford 電気式CVT [HF35]
米州 Ford Lincoln MKZ Hybrid 2014 Ford 電気式CVT [HF35]
欧州 Opel, PSA Opel Astra 1.4 Turbo 2020 Opel, PSA CVT
欧州 Renault Megane (Spain) 2017 ジヤトコ CVT


Ⅴ. CVTメーカー(カーメーカー内製を含む)の生産拠点

CVTメーカー 拠点名 ロケーション
ジヤトコ 日本 富士地区 富士 (静岡)
日本 掛川地区 掛川 (静岡)
日本 京都地区 京都 (京都)
日本 八木地区 南丹 (京都)
メキシコ JATCO Mexico, S.A. de C.V. Aguascalientes
中国 ジヤトコ(広州)自動変速機有限公司 広州 (広東)
中国 ジヤトコ(蘇州)自動変速機有限公司 蘇州 (江蘇)
タイ JATCO (Thailand) Co., Ltd. Chonburi
アイシン・エィ・ダブリュ 日本 田原工場 田原 (愛知)
日本 岡崎東工場 岡崎 (愛知)
日本 岡崎工場 岡崎 (愛知)
日本 株式会社シーヴイテック (注) 田原 (愛知)
トヨタ内製 日本 衣浦工場 碧南 (愛知)
日本 トヨタ自動車北海道株式会社 苫小牧 (北海道)
日本 トヨタ自動車九州株式会社 北九州市 (福岡)
中国 トヨタ自動車(常熟)部品有限会社 常熟 (江蘇)
ポーランド Toyota Motor Manufacturing Poland Sp. zo.o. (TMMP) Walbrzych工場 Walbrzych
ホンダ内製 日本 トランスミッション製造部 浜松工場 浜松 (静岡)
インドネシア P.T. Honda Precision Parts Manufacturing Karawang
メキシコ Honda De Mexico, S.A. De C.V. El Salto, Jalisco
米国 Honda Transmission Mfg. of America, Inc., Russells Point Plant Russells Point, Ohio
SUBARU内製 日本 大泉工場 (群馬製作所) 大泉 (群馬)
ダイハツ内製 日本 滋賀(竜王)工場 竜王 (滋賀)
日本 明石機械工業株式会社 九州工場 朝倉 (福岡)
GM内製
(2019年8月: 生産終了)
米国 Warren Transmission Plant Warren (Michigan)
Ford内製 米国 Van Dyke Transmission Plant Sterling Heights  (Michigan)
Opel, PSA内製 オーストリア Opel Wien GmbH, Aspern Plant Vienna

(注) シーヴイテックは、2002年7月にボッシュとアイシンAWが、CVT用ベルト生産の合弁会社(折半出資)として設立。2006年12月に、ボッシュとの合弁を解消、アイシンAWが子会社化するとともに、トヨタ自動車が資本参加。(アイシンAW: 66.6%、トヨタ自動車: 33.4%)
各社広報資料、聞き取り調査等から作成

<自動車産業ポータル マークラインズ>