自動運転分野の基地局切り替え技術に関する特許出願動向

LG、ホンダ、Huaweiの特許出願動向

2022/10/18

要約

 本レポートは、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社(TTDC)が提供している「技術情報配信サービス-swimy」の特許情報をもとに、昨今の自動車業界を取り巻く技術トピックスに関するレポートをMarkLinesが作成した。TTDCは、知的財産(IP)事業と計測制御事業を展開。知的財産(IP)事業では世界の自動車開発に関する情報収集と解析を行い、研究企画のコンサルティングをはじめ、外国語特許の出願や技術翻訳を実施している。

  自動運転社会の実現には、移動通信技術が必要不可欠である。本調査では、車両-基地局間の通信を続けながら接続する基地局を切り替える技術、すなわち、ハンドオーバー技術にフォーカスし、国内外の特許をもとに各社の特許出願動向を示す。

  なお、本調査では、特許出願文書の全文中に車両の自動運転に関する記述がある特許出願を対象に調査をしている。

  調査の結果、得られた内容は以下である。

  • 自動運転×ハンドオーバー技術の特許出願件数は、近年急増している。☞記事へ
  • 自動車関係の企業だけでなく、通信関係の企業等からも特許出願が行われている。☞記事へ
  • 位置情報や、車両-基地局間の接続品質の情報に基づいたハンドオーバーの技術に関する特許出願が多い。☞記事へ
  • 本技術の約4割の特許出願が標準必須特許(SEP)である。☞記事へ


トヨタテクニカルディベロップメント株式会社

技術情報配信サービス-swimy URL:https://thinktank.toyota-td.jp/pub/list
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