SAE China 2021(1):バッテリー製品の応用および新技術評価シンポジウム

中国化学と物理電源産業協会、億緯鋰能、中科海納、NIO

2021/11/19

要約

SAECCE 2021动力电池产品应用及测评新技术研讨会
バッテリー製品の応用および新技術評価シンポジウム

 2021中国汽車工程学会年会展覧会(SAECCE 2021)が10月19日から21日まで中国上海汽車会展中心(Shanghai Automobile Exhibition Center)で開催された。累計来場者数は15,000人超。コネクテッドや自動車エレクトロニクス技術、新エネルギー車(以下、NEV)技術、商用車関連技術などを含む70余りのテーマや技術分科会が展覧会期間中に催された。

 NEVの普及に伴いバッテリー性能に対する要求は高くなり、高いエネルギー比率、高い安全性、低コストがバッテリー技術の目標となっている。本レポートでは2021年10月20日に行われたバッテリー製品の応用および新技術評価シンポジウムにおける中国化学と物理電源産業協会、億緯鋰能(EVE Energy)、中科海納(HiNA Battery)、新興EVメーカーのNIOによる講演内容を紹介する。中国化学と物理電源産業協会は中国のリチウムイオンバッテリー産業の現状および動向を紹介した。億緯鋰能は主にバッテリーのエネルギー密度に関連する方向性の研究成果を、中科海納はナトリウムイオンバッテリーの研究開発の現状および今後の計画を紹介した。NIOはユーザーエクスペリエンスに基づくバッテリー交換式のバッテリーシステム設計を重点的に紹介した。

 

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