上海モーターショー2019:Ford、GM、Volvoなどの欧米メーカーの展示
米国メーカーはSUVを中心にハイエンド分野に注力、欧州メーカーは電動化をアピール
2019/05/29
- 要約
- Ford:製品の投入を加速、4モデルを中国初出展
- GM:Buick VELITE 6、Cadillac XT6をアジアプレミア
- Volvo:国産のXC40を披露
- PSA:Peugeot「508 L PHEV」、CitroënのコンセプトEV「AMI ONE CONCEPT」を中国初公開
- Renault:都市型電動SUV「City K-ZE」をワールドプレミア、レベル4の自動運転の「EZ-ULTIMO」をアジアプレミア
- JLR:新型「Range Rover Evoque」を披露
要約
中国初公開のEscape ST-Line |
上海モーターショー2019のレポートの最後は、欧米メーカー(Ford、GM、Volvo、PSA、Renault、JLR)の出展状況を報告する。
Fordは2019年4月初旬に中国における事業計画「Ford China 330計画」を発表。今回のショーでは、計画の一部として初公開4モデルを出展した。
GMのBuickブランドはコンセプトカー「GL8 Avenir」をワールドプレミアし、EV「VELITE 6」を発売した。ChevroletブランドはSUV「Trailblazer」と新型「Tracker」をワールドプレミア。そして、Cadillacブランドでは「XT6」をアジアプレミアした。
吉利グループ傘下のVolvoは、5月に発売予定の中国生産の「XC40」を披露した。
PSAグループは近年中国での販売台数は大幅に減少しているが、依然として中国市場に対して期待を持っており、今回のショーでは中国専用モデル「508 L」のプラグインハイブリッドやCitroënのコンセプトEV「AMI ONE」を出展した。
Renaultはワールドプレミアとなる都市型電動SUV「CityK-ZE」とアジアプレミアとなるコンセプトカー「EZ-ULTIMO」の2モデルを披露した。
JLRは8年ぶりに新型「Range Rover Evoque」を披露し、近年の中国市場における販売減少を食い止める意向。
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