CES 2019:OEM各社の市場投入モデル

先行披露していたテクノロジーを新モデルに搭載

2019/02/14

要約

Mercedes-Benz CLA-Class
Mercedes-Benz CLA-Class

  CES 2019は米国ネバダ州Las Vegasで2019年1月8日から11日まで開催された。今回のショーでは自動車関連技術の出展企業が650社を超え、その展示スペースも約30万平方フィート(約2.8万平方メートル)に及んだ。CES 2019全体としての出展企業は4,500社以上、会場面積は290万平方フィート(約27万平方メートル)を超える。

  自動車メーカー各社からは様々なコンセプトが出展され、2つの世界初公開を含む多くの量産モデルが紹介された。Mercedes-BenzはCLA-Class、日産はLeafの新バージョンであるLeaf e+を発表した。さらにAudi e-tron、BMW X7、Mercedes-Benz EQC、Jeep Gladiatorなど、デビュー間もない量産モデルの展示も行われた。今回広範なセグメントにわたって量産モデルが出展されたことは、先進テクノロジーの採用が自動車市場全体に広く波及していることの表れと言える。

  本稿では、CES 2019における自動車関連の展示に関するレポートとして、OEM、特にMercedes-Benz、日産、BMW、Audi、Jeepの量産モデルに焦点を当てて報告する。

 

関連レポート:
CES 2019: 自動運転車両の業界動向 (2019年2月)
欧米Tier1サプライヤー:自動運転、コネクテッド、モビリティ関連事業 (2019年1月)
日産リーフ分解調査:機電一体構造のパワートレインと駆動系の解説 (2018年11月)
CES Asia 2018:電動化、インテリジェント化、コネクテッド化 (2018年7月)

 

このレポートは有料会員限定です。 残り 2 章
無料会員登録により、期間限定で続きをお読みいただけます。