SAE China 2018 (1):インテリジェント・コネクテッドカー

未来のインテリジェント化、コネクテッド化及び関連する情報セキュリティ

2018/12/26

要約

 2018中国汽車工程学会年会展覧会(SAECCE2018)が11月6日から8日まで、上海汽車会展中心(Shanghai Automobile Exhibition Center)で開催された。年会では多くのカンファレンスに参加し、7つのカンファレスについて取りまとめ、3本のレポートとして報告する。

 自動車は将来インテリジェント化とコネクテッド化が進む。これはすでに世界共通の認識となっている。また、それに伴い誕生した各種技術にも関心が集まっている。第1弾の本レポートでは車のインテリジェント化、コネクテッド化と安全性の3つに主眼を置き、産業界や学術界からの参加者たちの観点をまとめた。

 中国汽車工程学会(SAE-China)は1963年に自動車技術関係者によって自主的に設立された、全国的な、学術性の強い法人団体である。中国科学技術協会の組織の一部で、非営利組織である。国際自動車技術会連盟(FISITA)のメンバーであり、国際太平洋地区自動車技術会(IPC)の発起団体の一つでもある(現在はアジア太平洋地区自動車技術会/APACと改名)。中国汽車工程学会年会展覧会(SAECCE)はこれまで24回開催され、総会、技術分科会、テーマ別分科会、技術展示、企業見学、試乗会など豊富な会議や活動を展開し、自動車業界内で最も支持されている技術交流と展示のプラットフォームとなっている。

関連レポート:
CES Asia 2018:電動化、インテリジェント化、コネクテッド化(2018年7月)
NEV市場の電動化、インテリジェント化とドライブトレイン(2018年12月)

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