デトロイトモーターショー2015 (2):欧州メーカーの展示取材
各ブランドの強みを示すモデルと未来を見据えたコンセプトを出展
2015/02/13
- 要 約
- BMWは6 Seriesの改良新型を初公開、MINIはドライブの楽しさを追求
- Daimler:F 015 コンセプト、C350 Plug-In Hybrid, AMG高性能車シリーズを出展
- JaguarはXEセダンを発表、Land RoverはRange Roverのディーゼルモデルを展示
- VWはCross Coupe GTE、AudiはQ7、BentleyはMulsanne Speedを出展
- Volvo:S60セダンとXC90 R-Designを展示して米国でのプレゼンスを再確認
要 約
Mercedes-Benzの展示を取り囲む人々 |
2015年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー2015)は2015年1月12日から25日まで開催された(一般公開は17~25日)。来場者は80万8,775人で、この12年間では最多であった。
欧州メーカーは、各ブランドの強みを引き出すモデルを出展した。BMWは6 Seriesの派生車と高性能車M6の派生車を初公開。Mercedes-Benzは高性能車AMGシリーズのモデルを出展。VolvoはS60セダンとXC90 SUVの派生車を展示した。
しかし、欧州メーカーは、将来の市場の変化を見据えたモデルも出展していた。中でも、Mercedes-Benz F 015 Luxury in Motionコンセプトは、自動運転車が走る将来の交通の姿を垣間見せるモデルであった。Jaguar Land Roverは米国市場向けにRange RoverとRange Rover Sportのディーゼル車を発表。VWが出展したCross Coupe GTE コンセプトは、今後投入されるSUVの量産モデルのベースとなるものである。
本レポートは、デトロイトモーターショー2015に関する3本の取材報告レポートの2本目で、欧州メーカーが出展したモデルを取り上げる。主にBMW、Daimler、Jaguar Land Rover、Volkswagen、Volvoの展示概要を紹介する。掲載済みの1本目は米国メーカーの展示を紹介した。近く掲載される予定の3本目はアジアメーカーの展示モデルについて報告する。
関連レポート:
デトロイトモーターショー2015:
(1) 米国メーカーの展示取材
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