北京モーターショー2014: 日米欧メーカーのHV/PHV/EV

トヨタ現地開発HV、Daimler-BYD量産EV、Audi/Volvo PHV コンセプト等の15車種

2014/05/16

要 約

 本レポートでは、2014年4月に開催された北京モーターショー2014 (“2014年北京国際汽車展覧会:2014 Beijing International Automotive Exhibition”) における、日欧米の自動車メーカー9社、トヨタ/日産/ホンダ/VW/Daimler/PSA/BMW/Volvo Car/TESLA が展示した、新型環境対応車合計15車種 (うち、コンセプトカー7車種) の詳細を報告する。具体的には、プラグインハイブリッド車 (PHV) 5車種、ハイブリッド車 (HV) 7車種、電気自動車(EV) 3車種を紹介する。

関連レポート:
 ▽北京モーターショー 2014: (先掲載分)
   ・欧米自動車大手7社のガソリン/ディーゼル車展示
 ▽デトロイトモーターショー 2014:
   ・米国3社の展示     ・欧州メーカーの高性能車とコンセプト車

 ▽東京モーターショー2013:
  ・海外メーカーの展示
 ▽フランクフルトモーターショー 2013:
  ・BMW、VW、Daimlerの展示    ・欧州・アジアメーカーの展示    ・米日メーカーの展示 



北京モーターショー2014での新型環境対応車 (HV/PHV/EV) 展示一覧表

OEM 現地生産(予定)
OEM/ブランド
展示モデル 備考
(●はコンセプトカー)
トヨタ Lexus: NX 300h (HV) 輸入販売予定
(2014年後半)
天津一汽トヨタ Toyota: 新型卡罗拉 (11代目 Corolla) Hybrid 現地生産予定
(2015年、今回はガソリン仕様車を出品)
広汽トヨタ             雷凌 (Levin) Hybrid
日産 東風日産乗用車 啓辰 (Venucia): e30晨風 (EV) 現地生産開始
(2014年9月発売)
ホンダ Honda: Concept B (HV)
(量産モデルは2016年現地生産予定)
Acura Acura: RLX SH-AWD (HV) 輸入販売予定
(2014年8月)
VW VW: Golf GTE concept (PHV) 輸入販売予定
(2015年)
Audi Audi: TT Offroad Concept (PHV)
Bentley Bentley: Hybrid concept (PHV)
Daimler BYD-Daimler
(Shenzhen)
騰勢 (Denza): 騰勢 EV 2box 深圳工場で生産予定
(2014年9月発売)
PSA Citroen Citroen: CACTUS concept (HV)
Peugeot Peugeot: EXALT concept (PHV)
BMW BMW: Vision Future Luxury concept (HV)
Volvo Car Volvo: S60L plug-in hybrid concept
TESLA TESLA: Model S (EV) 輸入販売開始
(2014年4月)


トヨタ: 2015年現地生産HV 2車種、Lexus 「NX 300h」の合計3車種

 

OEM 展示モデル 概要
天津一汽トヨタ 新型卡罗拉
(11代目 Corolla) Hybrid
 初披露。フルモデルチェンジした「11代目Corolla」中国最新モデルのハイブリッド仕様車 (HV)。天津工場で生産し、2015年内に発売の予定。但し、ガソリンエンジン搭載モデルは2014年中頃から先行して発売予定。
 トヨタの常熟R&D センターが開発し、現地で生産するハイブリッドシステムを搭載。広汽トヨタが同時期に導入する予定の「雷凌」(Levin) Hybridは姉妹車。米国「Corolla」の外観デザイン、トヨタの「MC」グローバルプラットフォームを採用。
広汽トヨタ 雷凌 (Levin) Hybrid  初披露。中国向けに開発した中型セダン「雷凌」(Levin)のハイブリッド仕様モデル (4ドアタイプ)。車体サイズは、全長4630/全幅1775/全高1480/ホイールベース2700mm。
 天津一汽トヨタが2015年内に導入する予定の「11代目Corolla」(新型卡羅拉) Hybrid が姉妹車。広州工場で2014年内に量産予定のガソリン仕様モデルに続き、2015年内に生産を開始し発売する予定。

注:トヨタは中国市場の6割を占める中型・小型車市場へ、商品力の高い新モデルを投入することを最重要課題とし、中型・小型車のラインナップ充実を図る。2013年に投入した中国専用モデルの小型車「新型Vios」と「新型Yaris L」に、HVモデルもある「11代目Corolla」および「Levin」を加えて、80~90年代生まれの若年層をターゲットに拡販を図っていく。

 

新型卡罗拉 新型卡罗拉
天津一汽トヨタの「新型卡罗拉」(11代目 Corolla): HV仕様モデルも2015年に導入の予定


Levin Levin
広汽トヨタの「雷凌」(Levin): HV仕様車モデルも2015年に導入の予定

 

OEM 展示モデル 概要
トヨタ Lexus NX 300h
(HV)
 世界初披露した、新型上級コンパクトクロスオーバーSUVの量産モデル。2013年初披露した「Lexus LF-NX concept」がベースモデル。車体サイズは、全長4630/全幅1845/全高1645/ホイールベース2660mm。排気量 2.5L エンジンと組合わせたハイブリッド動力システムを搭載。
 2.0Lガソリンターボ付エンジンを搭載したNX 200tも設定される。日本では2014年後半に発売予定。

 

Lexus NX 300h Lexus NX 300h
トヨタの「Lexus NX 300h」 (HV)

 

 



日産: 2014年9月に正式発売のEV 「啓辰e30 晨風」

 

OEM 展示モデル 概要
東風日産
乗用車
啓辰
e30 晨風
(EV)
 「啓辰 (Venucia)」ブランド初のEV (ハッチバック)。車体サイズは、全長4467/全幅1771/全高1549/ホイールベース2700mm。車両重量は1494kg (総重量1920kg)。2014年9月に発売の予定 (但し、2013年12月にテスト販売を開始済み)。
 動力システム (最高出力80kW/最大トルク254Nm) は、マンガン酸リチウム蓄電池 (容量24kWh)、前輪に永久磁石交流同期モーターを搭載。家庭電源(220V電圧)でフル充電は8時間で、専用充電スタンドでの80%急速充電は30分。総合航続距離は180km(メーカー発表)。最高速度は145km/hで、0→50km/h加速は4.4秒。

注: 日産は、環境対応車モデルで、2013年東京モーターショーで発表したEVスポーツコンセプトカー「Nissan Blade Glider concept」も展示した。
 技術展示では、2014年に日本国内、2015年に世界で実用化を目指す「スマートリアビューミラー (SRVM)」技術を展示。2020年からの量産化を目指す「自動運転システム」を含む、"セーフティ・シールド・アプローチ" (Safety Shield approach) に基づいた技術もアピールした。

 

啓辰e30晨風 啓辰e30晨風
東風日産乗用車の「啓辰e30晨風」 (EV)

 

 



ホンダ: 2016年現地生産HVのコンセプト車「Concept B」と、Acura 「RLX SH-AWD」

 

OEM 展示モデル 概要
ホンダ Honda
Concept B
(HV)
 世界初披露。中国若者向けの新型 HV ハッチバックのコンセプトカー (5ドアタイプ)。中国ホンダのキャッチフレーズ"FUNTEC"(下記) を具現化した。2014年4月時点開発中で、2年後の2016年に中国での生産・販売を開始する予定。
 ホンダ"FUNTEC"技術は、"Earth Dreams Technology"を採用したエンジン、ホンダの新型CVT及びDCT、アイドリングストップ機構等のエコ技術からなる。
Acura RLX SH-AWD
(HV)
 中国で初披露。「Acura RLX」のハイブリッド仕様モデル。輸入販売中のFFモデルに加えて、2014年8月から輸入販売を開始する予定。
 ホンダのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD (Super Handling-All Wheel Drive)」を搭載。うち、排気量3.5L直噴i-VTEC V6 エンジン、高出力電気モーター内蔵の7速DCT、2つの独立タイプのモーターを内蔵したリアドライブユニットを組合わせている。
 なお、今回の北京モーターショーで、ホンダは2016年から一部Acuraモデルの中国における現地生産開始に向けて、提携先の広州汽車グループと具体的な協議を開始したと発表した。

 

Honda Concept B Honda Concept B
ホンダのHVコンセプトカー「Honda Concept B」


Acura RLX SH-AWD Acura RLX SH-AWD
ホンダの「Acura RLX SH-AWD」(HV)

 

 



VWグループ: 初披露 Audi 「TT Offroad」 コンセプトカーなどPHV 3車種

 

ブランド 展示モデル 概要
VW Golf GTE
concept

(PHV)
 新型ハッチバック PHV のコンセプトカー (2014年ジュネーブモーターショーで世界初披露)。2014年秋に欧州で、2015年には中国でも発売予定。中国での販売予定価格は40万元前後。平均総合燃費(メーカー発表)は1.5L/100km。
 最大航続距離は、EV走行モードで50km、HVモードで939km。PHV 動力システムの最高出力は204hp。
Audi TT Offroad Concept
(PHV)
 世界初披露。2ドアのスポーツクーペ「Audi TT」の派生モデルのPHV。4ドア小型SUVのコンセプトカーとして、車高が高い4人乗りに仕立て上げられた。小型SUV「Audi Q3」に近いサイズ (全長が4390mmと8cm短い)。21インチホイールに255/40R21の大径タイヤを装着。
 PHV動力システム (最高出力300kW/408hp、最大トルクは650Nm) には、12kWhのリチウムイオン蓄電池、2個の電気モーター、排気量2.0L 4気筒ターボガソリンエンジン「TFSI」を搭載。ワイヤレス充電技術も採用。EV走行モードでの航続距離は最大50kmで、総航続距離は880km。欧州複合モード燃費は1.9L/100km、CO2排出量は45g /km。
Bentley Hybrid concept
(PHV)
 世界初披露。フラグシップセダン「Mulsanne」のPHVコンセプトカー。全長 5575/全幅 2208/全高 1521/ホイールベース 3266mm。EVモードでの航続距離は最大50km (31マイル)。
 PHV動力システムは、最高出力631hpで、排気量6.75L V8 ツインターボ付ガソリンエンジン (最高出力505hp)、駆動用モーター (最高出力126hp)、床下に設置する駆動用リチウムイオン蓄電池を含む。
 なお、2017年にドイツ等で発売を予定するBentley SUVモデルは、「Hybrid Concept」と同じハイブリッドシステムを搭載する計画。

 

Golf GTE concept Golf GTE concept
VWの新型 PHVコンセプトカー 「Golf GTE concept」


TT Offroad Concept TT Offroad Concept
Audi の新型PHV コンセプトカー 「TT Offroad Concept」


Bentley Hybrid concept Bentley Hybrid concept
Bentley 「Hybrid concept」: 初披露のPHV動力システムを搭載したフルサイズ最上級セダンのPHVコンセプトカー

 

 



Daimler: 中国BYDとの「騰勢」(Denza) 合弁ブランド初の量産モデル、EVハッチバック

 

OEM 展示モデル 概要
BYD-Daimler 騰勢 (Denza)
EV 2box
 世界初披露。BYDとDaimlerの合弁会社「深圳比亜迪戴姆勒新技術有限公司(Shenzhen BYD Daimler New Technology Co., Ltd.: BYD-Daimler) の合弁ブランド「騰勢(Denza)」初の市販モデルである、EVハッチバック (4ドア5座席)。車両重量は2090kg (車両総重量2550kg)。全長4642/全幅1850/全高1642/ホイールベース2880mm。トランク容量は460L。
 深圳工場で生産し、2014年9月発売の予定。標準販売価格は36.9万~39.9万元 (政府の各種補助金約11.4万元受け取り後)。電気消費量 (メーカー発表) は18.9kWh/100kmで、電気消費コストでは約20元RMB (2014年4月時点の中国標準平均電気料金で換算)。
 航続距離は最大300km。フル充電時間は、一般家庭電源 (220V電圧) で7時間、専用急速充電スタンドでは1時間 (最高出力22kW専用充電装置で3時間)。0→50km/hの加速時間は4.3秒。最高走行速度は150km/h。中国安全認定試験で最高のC-NCAP五星に認定された。
 EV動力システムは前輪駆動式 (出力は最高86kW/定格68kW、トルクは最大290Nm/定格177Nm)。BYDの駆動用リン酸鉄リチウムイオン蓄電池 (LFP) セルは、最大容量47.5kWh/総重量550kgで、固いアルミケースに包まれ、車体の下に搭載。永久磁石同期駆動モーター、シングル減速機を搭載。
 18インチのアルミ製ホイール、レザーシート、操作性にこだわったカーナビ、Bosch製ESP、スマートキーレスエントリーシステム、駐車補助システム、タイヤ空気圧警報システム、エアバッグ(6つ/8つ)、ACC、盗難防止電子システム、遠隔監視制御(サービス)システムを装備。

 

騰勢 EV 2box 騰勢 EV 2box
騰勢 EV 2box
Daimlerの中国合弁ブランド"騰勢 (Denza)"初の量産モデル:EV ハッチバック「騰勢 EV 2box」


BYD-Daimler専用充電装置
Daimlerの深圳合弁会社「BYD-Daimler (深圳)」の
専用充電装置 (最高出力22kW)

 

 



PSA: 初披露のPeugeot PHV コンセプト車「EXALT」など2車種

 

OEM 展示モデル 概要
Citroen CACTUS
concept
(HV)
 アジア初披露となるHVコンセプトカー。2013年に世界初披露された。そのスタイルを持った市販車は、2014年3月開催のジュネーブモーターショーで世界初披露になった「Citroen C4 CACTUS」(HVモデルは販売モデルとしては設定されていない)。
 一般的にHVに機能される電気エネルギーの代わりとして、より安全性の高い圧縮空気をハイブリッドパワーに用いられるのが特徴。エア/ガソリン/ハイブリッドの合計3つのドライブモードが切り替えできる。
 最高出力110kW/最大トルク197Nmで、直列4気筒のDOHC型 「PureTech」ガソリンエンジンと、6速CVTを搭載。PSAの持つ 80項目の特許を活用した、自社独自の「Hybrid Air 」エアハイブリッドパワー技術を採用し、衝突損傷低減などに機能する"Airbump"車体空気防護装置、パノラマサンルーフも装備。3D効果のあるリアランプはLEDを採用。
Peugeot EXALT
concept
(PHV)
 世界初披露。PHV仕様のスポーツセダンのコンセプトカー (4ドア)。2012年発表したONYXコンセプトカーの設計理念を踏襲し、内外装に様々な素材を採用。特に、サメの肌にヒントを得た生体模倣素材Shark Skinを車両後部に採用し、空力性能を高めている。ボディにはBasalt fibre軽量素材が用いられる。
 車体の全長は4730/全高1310/ホイールベース2810mm。車重は1,700kg。20インチアルミホイールを装備。ガソリンエンジン/EV/HVと、三つのドライブモードが切り替えられる。空気浄化装置「Pure Blue」、独自の小型ハンドル/電子メーターシステム「i-Cockpit」を装備。
 動力システム (最高出力は340hp/253kW) は、"plug-in HYbrid4 drive train" というPSAのプラグインハイブリッドシステムを採用。前輪が1.6Lのガソリンエンジン (最高出力201kW)、後輪は駆動モーター (出力50kW) によって4輪を駆動。6速ATも組み合わされた。

注: Peugeotは、技術コーナーでは「Peugeot 2008 Hybrid Air」(HV)のカットモデル (写真あり) を展示した。

 

Citroen CACTUS concept Citroen CACTUS concept
Citroen 「CACTUS concept」 (HV)


Peugeot EXALT concept Peugeot EXALT concept
Peugeot EXALT concept Peugeot EXALT concept
Peugeot 「EXALT concept」 (PHV)


Peugeot 2008 Hybrid Air Peugeot 2008 Hybrid Air
「Peugeot 2008 Hybrid Air」(HV) のカットモデル

 

 



BMW: 世界初披露のHVコンセプトカー 「Vision Future Luxury」

 

OEM 展示モデル 概要
BMW BMW Vision Future Luxury concept  世界初披露。7シリーズより上位のフラグシップモデル「9シリーズ」に位置付けるコンセプトカー。Connected Driveや、次世代Vision Head-Up ディスプレイ、後部座席乗客用情報娯楽システムなどを採用するなど、BMWブランドの未来のモダンラグジュアリーを示唆。高効率/高性能なハイブリッドパワートレイン「eDrive」を搭載。
 内外装の高品質のデザインに加え、レーザーヘッドランプや有機ELを使用したヘッドランプ等の先端技術を提案。アルミニウムや炭素繊維素材使用によるインテリジェント軽量化技術、最新ユーザーインターフェースなど、高級、革新、走行性を兼ね備えたブランドイメージをアピールしている。

注: この他、アジア初披露として、新型コンパクトクーペ「BMW 2 シリーズ」、中型スポーツSUV 新型「BMW X4」、新しい中型4ドアならびに2ドアタイプのスポーツセダン「BMW 4シリーズ」、新型高性能セダン「BMW M3」を展示した。また、中国初披露モデルとして、2014年後半から輸入販売開始を予定しているBMW iシリーズ の「BMW i3」(EV) と 「BMW i8」(PHV) も出展した。

 

BMW Vision Future Luxury concept BMW Vision Future Luxury concept
BMW 「Vision Future Luxury concept」

 

 



Volvo Car: ガソリンエンジン新型PHVシステム搭載の「S60L」のコンセプトカー

 

OEM 展示モデル 概要
Volvo Car Volvo
S60L plug-in hybrid concept
 世界初披露。ロングホイールベース仕様セダン「S60L」 のPHVコンセプトカー (量産モデルに近いモデル)。その量産モデルは、四川省に建設した成都新工場で生産し、2015年前半に中国での発売予定。
 Pure (EV)/Hybrid (HV)/Power (ガソリンエンジン駆動) の合計3つの運転モードが切り換えられる。航続距離は、EVモードで最大50km、HVモードで最大1000km。0→100km/hへの加速は5.5秒。EVモード/HVモード走行での総合燃費 (メーカー発表) は2.0L/100kmで、CO2排出量は約50g/km。フル充電時間は10A電源では4.5時間、16A電源では4.0時間。
 PHV動力システムは、前輪に排気量2.0Lの4気筒ターボ付ガソリンエンジン「Drive-E」(出力238hp/トルク350Nm)、後輪に駆動用電気モーター (出力68hp/トルク200Nm)、動力リチウムイオン蓄電池モジュール (容量11.2kWh)、8速ATを含む。
 なお、ディーゼル仕様の既存PHV 「V60 plug-in hybrid」とは、同じハイブリッドシステムを採用しているが、新型のエンジンは新開発ガソリンターボエンジンに置き換えられている。

注: Volvo Carは、アジア初披露として出展した「Concept Estate」 をベースとする、市販モデルとして、「XC90」を2014年後半に発売する。また、「Volvo V90」 として2015年に量産するとも報じられている。新型“SPA”プラットフォームを採用し、“Drive-E” パワートレインを搭載する予定。

 

Volvo S60L plug-in hybrid concept Volvo S60L plug-in hybrid concept
Volvo 「S60L plug-in hybrid concept」

 

 



TESLA: 中国でも輸入販売を開始した EV セダン「Model S」

 

OEM 展示モデル 概要
TESLA Model S  EVセダン。2014年4月に中国での輸入販売を開始 (4月22日には北京の自社オフィスで最初の8台を納車する式典を開催)。2014年の販売目標は5,000台以上。今後3~4年以内に中国で現地生産に切り替える計画を表明した。但し、現地の合弁パートナーについては未だ十分な協議に至っていないと報じられている。
 販売価格は85kWhバッテリー搭載タイプで73.4万元(11.8万ドル)から。米国では税制優遇措置の適用前で7.1万ドルだが、中国では付加価値税や輸入税が上乗せされて割高となる。同社は上乗せ価格を相殺するEV補助金の適用を望むとしている。

 

TESLA Model S TESLA Model S
TESLA 「Model S」: 2013年東京モーターショーで展示された、中国輸入販売車と同型の量産モデルと、そのフロントフード内部。

 

 



三菱自/富士重工の展示

 この他の日本メーカーでは、三菱自動車が次世代技術をテーマとして、中国初披露の、研究開発生産の方向性をアピールする PHVコンセプトカー、「Concept GC-PHEV」 と 「Concept XR -PHEV」を参考出品した(モデルの詳細は東京モーターショー取材レポートをご覧下さい)。また、自社のプラグインハイブリッドシステムのカットモデルを展示した。

 富士重工業は、ハイブリッドコンセプトカーである「Subaru VIZIV 2」を、アジア初披露で展示した。

三菱自動車 三菱自動車
三菱自動車の技術展示コーナー: plug-inハイブリッドシステムのカットモデル、
EV走行モード/シリーズ式HV走行モード/パラレール式HV走行モードの原理を示すパネル


 

Subaru VIZIV 2 Subaru VIZIV 2
Subaru VIZIV 2 Subaru VIZIV 2
富士重工業の「Subaru VIZIV 2」

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