日本メーカーの2011年度見通しとタイ洪水の影響

トヨタ/ホンダが通年見通しを取り下げ

2011/11/14

要 約

 

 日本の自動車メーカー各社は、2011年3月に発生した東日本大震災の影響によって、3/4月は前年の4割程度の生産減を強いられた。その後は徐々に回復し、夏にはほぼ通常の生産体制となり、秋以降は各社とも増産体制に入る予定であった。しかし、タイで起きている洪水の影響を受け、10月からタイに進出している日系メーカーの全ての現地工場が稼働停止となった(11月中旬より一部稼働再開)。また、タイ国外でも、部品調達網に影響が出たため、トヨタ/ホンダの一部の工場では生産調整が行なわれている。

 このタイ洪水の影響で、トヨタ/ホンダは2011年度上半期決算発表時に、通年の業績見通しを取り下げた。トヨタ/ホンダ以外の日本メーカー8社を合わせた2011年度の見通しは、販売台数が前年度比5.6%増の1,140.1万台と、第1四半期決算発表時の見通しから上方修正した。売上高は下方修正し21.8兆円(同2.4%増)、営業利益は上方修正し9,240億円(同8.8%減)。通年の想定ドルレートは平均で1ドル=77.9円と約2.5円引き上げた(下半期の想定レートは76.8円)。

 また、トヨタ/ホンダを含めた10社合計の2011年度上半期業績は、販売台数は901.0万台(前年同期比11.9%減)、売上高は20.4兆円(同13.2%減)、営業利益は4,920億円(同60.6%減)と東日本大震災の影響を大きく受けた。

 

日本メーカーの2011年度見通しと上半期決算の概況

四輪車売上台数(千台)連結売上高(億円)営業利益(億円)ドルレート(円)
2010 年度 決算2011年度2010 年度 決算2011年度

2010 年度 決算

2011年度2011年度
通年 見通し上半期通年 見通し上半期通年 見通し上半期通年 見通し上半期
トヨタ 7,308 - 3,026 189,937 - 80,159 4,682 - (326) - 80
日産 3,888 4,411 2,012 87,731 94,500 43,674 5,375 5,100 3,097 79.9 79.8
ホンダ 3,512 - 1,319 89,368 - 36,005 5,697 - 750 - 79
スズキ 2,642 2,719 1,205 26,082 26,100 12,262 1,069 1,100 647 77 80
マツダ 1,100 1,060 470 23,257 21,600 9,592 238 0 (216) 78 80
三菱 1,098 1,094 530 18,285 18,200 9,075 403 500 342 78 80
ダイハツ 893 922 404 15,594 15,700 7,113 1,034 950 420 76 80
富士重工 657 645 266 15,806 14,800 6,550 841 300 188 78 80
いすゞ 408 422 182 14,155 14,300 6,581 882 940 438 78 81
日野 108 128 56 12,427 13,200 5,757 289 350 149 78 80
10社合計 20,613 9,010 464,621 203,898 19,187 4,920 77.9 80.0
資料:各社の決算短信と決算発表資料
(注)1.
トヨタとホンダは、2012年度中間決算発表時に、タイの洪水により生産活動が停滞している影響を合理的に算出できないとして、通年の業績見通しを未定とした。
2.
ドルレートの合計欄は、公表各社の平均値。


タイ洪水の影響:ホンダ タイ工場水没で年度内の稼働困難、トヨタ/日産/マツダ/三菱は11月中旬より再稼働

 タイで2011年夏から大雨のため発生した洪水は、10月に入ってからタイ各地の工業団地を浸水させ、多くの自動車メーカー/サプライヤーの現地工場の稼働が止まる事態となった。特にホンダはタイ工場が水没し、2011年度内の再稼働が困難な状況。また、タイからの部品供給が滞った影響で、ホンダはタイ国外の日本や北米でも5割の減産を行うなど、被害が拡大している。

 直接、工場に被害を受けなかった日本メーカーでも、サプライヤーの工場の浸水や交通網の寸断などにより、部品調達が困難となり、タイで生産をしている全ての日本メーカーの現地工場が10月半ばより稼働停止となった。10月後半からは、トヨタなどでタイ国外でも減産となっている。

 11月に入りると、部品供給網が徐々に回復し、11月14日には日産/マツダ/三菱が、21日にはトヨタがタイ工場での生産を一部開催させる(11日現在)。

日本メーカーのタイ洪水の影響(11月14日現在)

メーカー 生産への影響の概要 情報の時点
トヨタ 部品調達網に影響を受け、タイの3工場の稼働を10月10日から中止していたが、11月21日より生産を再開する(生産水準などは調整中)。日本では10月24日から残業をやめ、ライン(車種)ごとの稼働調整を10月31日から行っていたが、11月21日から11月25日については通常稼働(28日以降は未定)。 11月11日
他の海外拠点でも生産調整を行っており、北米/南アフリカ/インドネシア/フィリピン/ベトナムでは10月31日から、マレーシア/パキスタンでは11月7日から稼働を調整(少なくとも11月18日まで)。北米・パキスタンでは、11月14日の週から従来の稼働計画に戻す。
11月12日までの影響台数は、世界で15万台。部品の代替生産にめどが付きつつあり、徐々に生産レベルを回復させ、2012年初頭の正常生産を目指す。
日産 部品調達網に影響を受け、タイ工場は10月17日より稼働停止。11月14日からの一部生産再開。減産台数は4万台の見通し。米国/欧州/中国への影響は避けられる見通し。ただし、日本については今後の減産影響リスクが2万台残る。 11月14日
ホンダ タイの四輪車工場は最大2メートルあまり浸水し、11月14日現在も浸水中。10月4日から稼働を停止し、同31日までの減産規模は2.1万台。12月中旬に排水できたとしても、再稼働までにはさらに数ヶ月かかり、2011年度中の再開は困難との見通し。 11月14日
タイからの部品供給の影響で、日本では生産水準を11月7日から5割に落とし、マレーシアでは10月25日から、フィリピンでは11月3日からから稼働を停止している。インドネシア/台湾でも生産調整を行い、ベトナム/インド/パキスタンでも11月中に調整に入る見通し。北米では10月31日からの5割減産を、少なくとも11月下旬まで続け、今後も数週間は生産調整が続く見通し。ブラジルでは11月7日から3割の減産を実施している。 11月9日
スズキ 調達が停滞している、タイ製の電子部品の在庫が11月末までは十分であることを確認。12月以降に、国内生産に影響が出る可能性がある。2012年3月に稼働予定のタイ工場の建設は、浸水地域でないことから、影響なし。 11月7日
マツダ 部品調達網に影響を受け、タイ工場での商用車の生産を10月11日から、乗用車の生産を10月19日から停止。乗用車については、日本/中国から部品を供給することで11月14日から昼勤のみで生産再開。21日の週からは2交代制とする予定。タイのみで部品調達を行っている商用車の生産再開には時間がかかる見通し。 11月4日
三菱 部品調達網に影響を受け、タイ工場での生産を10月13日の夜勤より停止。調達状況に改善が見られたことから、11月14日から稼働再開。14日までの減産台数は2.3万台。 11月14日
ダイハツ 部品調達網に影響を受け、トヨタ向けの受託車の生産を行っている池田/京都工場で、それぞれ10月24日、25日より残業を取りやめ。10月31日からはラインごとに稼働レベルを調整(少なくとも11月18日まで)。 11月4日
富士重工 現時点(11月1日)で生産への影響なし。タイから供給を受けている部品については代替部品などの対応を取っている。 11月1日
いすゞ 10月11日より、タイでの生産を停止。再開のめどは立っていない。日本での生産には影響はないとの見通し。 11月8日
日野 タイ工場の生産を、部品調達の影響で10月14日より停止中。トヨタ向け受託車については、タイでは10月10日から生産を停止し、日本では10月24日より生産調整(共に、少なくとも11月18日まで)。 11月7日
三菱ふそう タイの委託生産工場が10月19日より生産停止。再開のめどたたず。 11月4日
UD
トラックス
生産への影響なし。 11月4日
資料:各社プレスリリース、報道から作成

 



連結売上台数:トヨタ/ホンダを除く8社は、2011年度計画を上方修正し1140.1万台(前年度比5.6%増)

 (業績見通しを取り下げたトヨタ/ホンダを除く)日本メーカー8社の2011年度連結販売見通しは1,140.1万台と、第一四半期決算発表時の見通しを約2万台上回った(2010年度比は5.6%増)。メーカー別では、日産、マツダ、ダイハツ、富士重工、いすゞは通年販売見通しを上方修正。特に日産は、グローバル販売台数で過去最高の460万台としていた販売見通しを引き上げ、475万台とした。一方、スズキはインドの販売低迷、三菱はアジア/その他地域での販売見通しを引き下げたことから、共に通年販売見通しを下方修正した。

 この8社の2011年度下半期は627.6万台(前年同期比13.1%増)を販売する見通し。震災の影響で低迷した、上半期の販売台数512.5万台(同2.2%減)からの大幅回復を目指す。

 また、トヨタ/ホンダを含む日本メーカー10社の、2011年度上半期の四輪車の連結販売台数は、東日本大震災による減産を受けて、前年同期比11.9%減の901.0万台。特に国内販売台数の10社合計は、184.3万台と22.6%の大幅減となった。メーカー別に見ると、連結販売台数の減少幅が大きいのはホンダ(26.6%減)、富士重工(19.6%減)、トヨタ(18.5%減)。日産と三菱は海外販売が国内販売を補い、それぞれ前年同期比8.2%増、1.7%増を記録した。

日本の自動車メーカー10社の四輪車連結売上台数

(千台)

2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011年度見通し 上半期 下半期
2010
年度
2011
年度
2010
年度
2011
年度
見通し
初回発表時 第1四半期決算発表時 上半期決算発表時
四輪車売上台数 トヨタ 7,567 7,237 7,308 7,240 7,600 - 3,715 3,026 3,593 -
日産 3,138 3,159 3,888 4,272 4,411 1,859 2,012 2,029 2,399
ホンダ 3,517 3,392 3,512 3,300 3,435 - 1,797 1,319 1,715 -
スズキ 2,306 2,350 2,642 2,819 2,719 1,255 1,205 1,387 1,514
マツダ 1,116 963 1,100 1,045 1,060 550 470 550 590
三菱 1,011 805 1,098 1,173 1,094 521 530 577 564
ダイハツ 945 869 893 892 922 471 404 422 518
富士重工 555 563 657 633 632 645 331 266 326 379
いすゞ 401 288 408 419 422 204 182 204 240
日野 99 83 108 128 52 56 56 72
10社合計*1 19,611 18,757 20,613 20,901 21,395 10,232 9,010 10,381
8社合計*2 9,571 9,080 10,794 11,381 11,380 11,401 5,243 5,125 5,551 6,276
四輪車国内売上台数 トヨタ 1,945 2,163 1,913 1,930 1,980 - 1,085 797 828 -
日産 576 599 573 583 611 321 277 252 334
ホンダ 556 646 582 565 565 - 322 222 260 -
スズキ 665 622 588 575 586 307 261 281 325
マツダ 220 219 206 207 209 125 109 81 100
三菱 164 170 199 189 192 107 83 92 109
ダイハツ 587 568 527 516 539 289 230 237 309
富士重工 179 171 158 164 169 89 73 69 96
いすゞ 58 42 47 49 51 25 21 22 30
日野 35 27 29 35 14 15 16 20
10社合計*1 4,363 4,632 4,266 4,312 2,381 1,843 1,885
8社合計*2 2,484 2,418 2,327 2,317 2,392 1,277 1,069 1,050 1,323
四輪車海外売上台数 トヨタ 5,622 5,074 5,395 5,310 5,620 - 2,630 2,229 2,765 -
日産 2,562 2,560 3,315 3,689 3,800 1,538 1,735 1,777 2,065
ホンダ 2,961 2,746 2,930 2,735 2,870 - 1,475 1,097 1,455 -
スズキ 1,641 1,729 2,053 2,244 2,133 948 944 1,105 1,189
マツダ 896 744 901 838 851 425 361 476 490
三菱 847 635 899 984 902 414 447 485 455
ダイハツ 358 301 366 376 383 182 174 185 209
富士重工 377 392 499 468 476 243 193 256 283
いすゞ 343 246 361 370 371 179 161 182 210
日野 64 56 79 93 38 41 40 52
10社合計*1 15,248 14,126 16,346 17,083 7,852 7,167 8,494
8社合計*2 7,088 6,663 8,466 9,062 9,009 3,967 4,056 4,499 4,953
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1.
Daimler 子会社の三菱ふそう、Volvo 子会社のUDトラックスは、決算を開示していない。
2.
トヨタとホンダは米国会計基準。”三菱” は三菱自動車。計画値は各社発表。「→」は右の欄と同じ値が発表されたことを示し、「-」は当該項目の発表が取り下げられたことを示す。空欄は各社発表がないことを意味する(後出表も同じ) 。
3.
10社合計には トヨタとダブルカウントになるダイハツと日野の連結数値を含まず(*1)、8社合計にはトヨタ/ホンダを含まない(*2:後出表も同じ) 。
4.
連結売上台数には、生産用部品台数を一部に含む。
5.
日産の2011年度計画は、各社発表のグローバル販売台数計画の増減を10年度実績に加算した参考値。グローバ ル販売台数は小売ベースで、生産用部品として出荷し、持分法適用の在外会社で組立てた台数を含んでいる。
6.
スズキの売上台数は OEM 供給車を含まないスズキブランド車の台数だが、国内売上には Chevrolet ブランド車を含む(2010年8月生産中止)。2011年度の海外販売は一部、スズキによる予想値を含む。
7.
マツダの2010年度には、決算期を変更した海外子会社の15ヶ月決算の影響1.6万台を含む
8. 三菱自動車は2011年度より売上台数のカウント方法を変更し、新たな(卸売)売上台数にはOEM供給台数を含む。上表は2010年度より新カウント。旧カウントの2010年度売上台数は1,045千台(国内166千台、海外879千台)、2010年度上半期は495千台(国内90千台、海外405千台)。
9.
ダイハツと日野の売上台数は自社ブランド車のみ (トヨタの台数には、ダイハツと日野を含んでいる)。
10. いすゞは、2011年度計画にタイの洪水による影響を反映させていない。

 



売上高:8社の2011年度計画を、下方修正し21.8兆円(前年度比2.4%増)

 2011年度、日本自動車メーカー8社(トヨタ/ホンダを除く)の連結売上高は、前年度比2.4%増の21.8兆円を計画。第1四半期決算時の計画に比べて、販売台数見通しは上方修正であったに対して、売上高は約2,000億円の下方修正。上方修正したのは、日産のみ。販売台数見通しを引き下げたスズキは、売上高計画を据え置いたものの、三菱は1.95兆円から1.82兆円への下方修正。他に、マツダ、いすゞ、日野も下方修正した。

 この8社の2011年度下半期は11.8兆円(前年同期比9.8%増)の売上高を計画。それに対し、上半期は同5.2%減の10.1兆円に終わった。

 また、トヨタ/ホンダを含む日本メーカー10社の、2011年度上半期の連結売上高は、前年同期比13.2%減の20.4兆円。減少幅が大きいのはホンダ(22.0%減)、富士重工(18.5%減)、トヨタ(17.2%減)。販売台数が伸びた日産/三菱は売上高も増加。特に三菱は、単価の高いSUVが好調で売上高の増加幅は4.9%となり、販売台数の増加幅(1.7%)を上回った。

日本の自動車メーカー10社の連結売上高

(億円)

2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011年度見通し 上半期 下半期
2010
年度
2011
年度
2010
年度
2011
年度
見通し
初回発表時 第1四半期決算発表時 上半期決算発表時
売上高 トヨタ 205,296 189,509 189,937 186,000 190,000 - 96,784 80,159 93,153 -
日産 84,370 75,173 87,731 94,000 94,500 43,191 43,674 44,540 50,826
ホンダ 100,112 85,792 89,368 83,000 87,000 - 46,134 36,005 43,234 -
スズキ 30,049 24,691 26,082 26,100 13,188 12,262 12,894 13,838
マツダ 25,359 21,639 23,257 21,900 21,600 11,577 9,592 11,680 12,008
三菱 19,736 14,456 18,285 19,500 18,200 8,647 9,075 9,638 9,125
ダイハツ 16,314 15,747 15,594 15,700 8,131 7,113 7,463 8,587
富士重工 14,458 14,287 15,806 14,800 8,040 6,550 7,766 8,250
いすゞ 14,247 10,809 14,155 14,800 14,300 7,249 6,581 6,906 7,719
日野 10,695 10,235 12,427 13,500 13,200 6,057 5,757 6,370 7,443
10社合計*1 493,626 436,356 464,621 460,100 468,100 234,810 203,898 229,811
8社合計*2 215,228 187,037 213,337 220,000 220,300 218,400 106,080 100,604 107,257 117,796
国内売上高 トヨタ 54,218 57,291 53,250
日産 20,383 18,032 18,694 9,727 8,778
ホンダ 14,465 15,773 15,038 8,084 6,271
スズキ 9,656 9,526 9,374 9,400 4,930 4,487 4,444 4,913
マツダ 6,203 5,750 5,415 5,800 5,700 3,041 2,702 2,374 2,998
三菱 3,984 3,685 3,633 1,911 1,634
ダイハツ 11,913 11,296 10,567 10,500 10,800 5,649 4,792 4,918 6,009
富士重工 5,075 5,208 4,673 4,500 4,700 2,520 2,245 2,153 2,455
いすゞ 5,338 4,330 4,986 5,100 5,200 2,551 2,342 2,435 2,858
日野 6,944 6,754 8,455
10社合計*1 119,322 119,595 115,063
海外売上高 トヨタ 151,078 132,218 136,687
日産 63,987 57,141 69,037 33,464 34,896
ホンダ 85,647 70,019 74,330 38,050 29,734
スズキ 20,393 15,165 16,708 16,700 8,258 7,775 8,450 8,925
マツダ 19,156 15,889 17,842 16,100 15,900 8,536 6,890 9,306 9,010
三菱 15,752 10,771 14,652 6,736 7,441
ダイハツ 4,401 4,452 5,027 5,200 4,900 2,483 2,321 2,544 2,579
富士重工 9,383 9,079 11,132 10,300 10,100 5,520 4,305 5,612 5,795
いすゞ 8,909 6,479 9,169 9,700 9,100 4,698 4,240 4,471 4,860
日野 3,751 3,481 3,972
10社合計*1 374,304 316,761 349,557
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)

国内売上高/海外売上高は、外部顧客の所在地別売上高を示している。

 



利益:2011年度、8社の営業利益見通しは上方修正し8.8%減の9,240億円、下半期の想定ドルレートは1ドル=76.8円

 2011年度計画を発表した8社合計の利益見通しは上方修正され、営業利益は9,240億円(前年度比8.8%減)、経常利益は8,980億円(同14.1%減)、純利益は5,130億円(同10.5%増)となった。上方修正を行ったのは、日産、ダイハツ、いすゞ、富士重工(営業利益のみ据え置き)の4社で、据え置いたのはスズキ、三菱、日野の3社。しかし、マツダは利益見通しを下方修正し、営業利益は通年で0、経常利益は20億円の赤字、当初、4年ぶりの黒字化を計画していた純利益は190億円の赤字とした。

 トヨタ・ホンダを含めた10社の2011年度上半期は、三菱を除いて東日本大震災の影響を受け減益。10社合計でみると、営業利益は前年同期比60.6%減、経常利益は同60.6%減、純利益は57.8%減となった。トヨタは、326億円の営業赤字、14億円の税引き前赤字を計上したが、第1四半期のそれぞれ1,080億円、805億円の赤字からは回復。

 日本メーカーの2011年度の想定ドルレート(上半期決算発表時)は通年で平均1ドル=77.9円、下半期だけの想定レートの平均は76.8円。個別でみると、日産が下半期は80.0円と比較的円安想定をしているのに対し、スズキは75円を想定とやや幅がある。

日本の自動車メーカー10社の連結営業利益/経常利益/純利益

(億円)

2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011年度見通し 上半期 下半期
2010
年度
2011
年度
2010
年度
2011
年度
見通し
初回発表時 第1四半期決算発表時 上半期決算発表時
営業利益 トヨタ (4,610) 1,475 4,682 3,000 4,500 - 3,231 (326) 1,451 -
日産 (1,379) 3,116 5,375 4,600 5,100 3,349 3,097 2,026 2,003
ホンダ 1,896 3,637 5,697 2,000 2,700 - 3,979 750 1,718 -
スズキ 769 794 1,069 1,100 688 647 381 453
マツダ (284) 95 238 200 0 122 (216) 116 216
三菱 39 139 403 500 69 342 334 158
ダイハツ 382 407 1,034 850 950 527 420 507 530
富士重工 (58) 274 841 300 573 188 268 112
いすゞ 217 110 882 800 940 468 438 414 502
日野 (194) 11 289 350 164 149 125 201
10社合計*1 (3,410) 9,640 19,187 12,500 14,700 12,479 4,920 6,708
8社合計*2 (508) 4,946 10,131 8,700 8,700 9,240 5,960 5,065 4,171 4,175
経常利益 トヨタ (5,604) 2,914 5,632 3,200 5,000 - 3,920 (14) 1,712 -
日産 (1,727) 2,077 5,378 4,410 4,800 3,151 2,954 2,227 1,846
ホンダ 1,617 3,361 6,305 2,150 2,850 - 4,223 1,058 2,082 -
スズキ 797 938 1,225 1,250 749 676 476 574
マツダ (187) 46 369 150 (20) 208 (306) 161 286
三菱 (149) 130 389 400 70 233 319 167
ダイハツ 395 438 1,122 920 1,000 551 466 571 534
富士重工 (46) 224 822 250 290 588 216 234 74
いすゞ 152 114 913 800 950 477 451 436 499
日野 (304) (19) 251 310 135 124 116 186
10社合計*1 (5,147) 9,804 21,033 12,610 15,110 13,386 5,268 7,647
8社合計*2 (1,069) 3,948 10,469 8,490 8,530 8,980 5,929 4,814 4,540 4,166
純利益 トヨタ (4,369) 2,094 4,081 2,800 3,900 - 2,891 815 1,190 -
日産 (2,337) 424 3,192 2,700 2,900 2,084 1,834 1,108 1,066
ホンダ 1,370 2,684 5,340 1,950 2,300 - 4,084 922 1,256 -
スズキ 274 289 452 500 304 320 148 180
マツダ (715) (65) (600) 10 (190) 55 (399) (655) 209
三菱 (549) 48 156 200 (49) 106 205 94
ダイハツ 221 212 526 370 500 283 213 243 287
富士重工 (699) (165) 503 350 360 446 328 57 32
いすゞ (269) 84 516 650 740 292 337 224 403
日野 (618) (30) (100) 120 58 6 (158) 114
10社合計*1 (7,294) 5,393 13,640 9,160 10,610 10,107 4,263 3,533
8社合計*2 (4,692) 797 4,645 4,900 4,910 5,130 3,473 2,745 1,172 2,385
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1.
米国会計基準を採用しているトヨタとホンダの経常利益欄は、税引前当期利益。
2.
日産は2011年度第1四半期に災害による損失として、211.3億円を特別損失へ計上。
3.
マツダは2011年度第1四半期に災害による損失36.53億円を特別損失へ計上。
4. 三菱自動車は災害による損失を、2011年度上半期に7.37億円を特別損失へ計上。
5. ダイハツは災害損失として、2011年度第1四半期決算に20.25億円を特別損失へ計上。
6.
富士重工は2011年度上半期に災害による損失として、72.57億円を特別損失へ計上。また、2011年度第1四半期に本社ビル及び敷地の売却益として261億円を特別利益へ計上した。
7. いすゞは、東日本大震災による特別損失として2011年度上半期に7.12億円を計上。
8. 日野自動車は災害による損失として、2011年度第1四半期に61億円を特別損失へ計上。

日本の自動車メーカー10社の想定為替レート

(円)

2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011年度見通し 上半期
2010
年度
2011
年度
初回発表時 第1四半期
決算発表時
上半期決算
発表時
通年 下半期
ドル トヨタ 101 93 86 82 80 - 89 80
日産 100.7 92.9 85.7 80.0 79.9 80.0 88.9 79.8
ホンダ 101 93 86 80 - 89 79
スズキ 101 93 86 80 77 75 89 80
マツダ 101 93 86 83 78 76 89 80
三菱 101 92 85 80 78 76 89 80
ダイハツ 101 92 85 80 76 88 80
富士重工 102 93 86 81 78 77 90 80
いすゞ 101 91 85 80 78 89 81
日野 101 93 86 80 78 77 89 80
平均 101.1 92.6 85.7 80.6 80.4 77.9 76.8 89.0 80.0
ユーロ トヨタ 144 131 113 115 116 - 114 114
日産 144.1 131.2 113.1 115.0 111.9 110.0 113.8 113.7
ホンダ 142 130 114 110 112 - 115 113
スズキ 144 131 113 110 109 105 114 114
マツダ 144 131 113 113 110 105 114 114
三菱 144 130 113 115 110 103 114 116
ダイハツ 152 131 110 110 108 109 114
富士重工 147 132 114 115 108 116 114
いすゞ
日野
平均 145.1 130.9 112.9 113.7 113.3 109.5 105.8 113.7 114.1

(注) 複数レートを発表している場合は、売上レートを掲載。

 



営業利益の増益要因:2011年度は為替変動による減益を、売上増と経費減で補う計画

  (トヨタ・ホンダをのぞく) 8社合計の、2011年度の営業利益は、第1四半期決算発表時の見通しと比べて540億円上方修正されて、9,240億円の見通し(前年度に比べて891億円減)。為替変動による影響は当初は2,007億円の減益と見ていたが、第1四半期決算時と比較して円高が進行したため、3,122億円の減益へ拡大。しかし、その為替変動による減益を売上増と経費削減によって補い、利益見通しを上方修正した。売上変動による増益を2,141億円から2,930億円へ上方修正し、経費・研究開発費などの増加による減益を2,109億円から、1,375億円に縮小する計画。

  10社合計の2011年度上半期の営業利益は4,920億円となり、前年同期に比べて、7,558億円の減益。うち、売上変動による減益は4,710億円、為替変動による減益が3,312億円と、この2項目が減益要因のほとんどを占めた。

日本の自動車メーカーの営業利益増減要因

(億円)

2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011年度見通し 上半期
2010
年度
2011
年度
初回発表時 第1四半期決算発表時 上半期決算発表時
トヨタ 営業利益 (4,610) 1,475 4,682 3,000 4,500 - 3,231 (326)
営業利益増減 (27,314) 6,085 3,207 (1,682) (182) - 4,600 (3,557)
営業面/販売面 (14,800) (3,700) 4,900 (500) 1,300 5,700 (2,200)
原価改善 0 5,200 1,800 1,000 1,200 900 500
金融事業 2,700 (700) (500)
為替変動の影響 (7,600) (3,200) (2,900) (1,000) (1,600) (1,200) (1,300)
諸経費 (4,791) 4,700 (300) (482) (582) (500) (400)
(内)研究開発費 548 1,787 (250) 500 (50)
(内)設備関連費用等 (904) 378 1,200 300 300
(内)労務費 1,088 627 (400) 0 (700)
(内)その他 (5,523) 1,908 (850) (1,300) 50
その他 (122) 385 (293) (300) (157)
日産
(注2)
営業利益 (1,379) 3,116 5,375 4,600 5,100 3,349 3,097
営業利益増減 (9,287) 4,495 2,259 (775) (275) 2,400 (252)
為替変動の影響 (2,230) (1,625) (1,475) (1,350) (1,550) (552) (1,057)
販売台数・構成 (5,252) 269 4,331 1,900 2,350 2,993 291
購買コスト等 (1,342) 2,154 1,058 450 534 276
販売金融 295 300 310
リース損失引当金 (918) 1,417 (135)
研究開発費 645 (185) (620) (179) 78
販売費 271 (1,915) (1,120) (1,260) (932) (388)
その他 455 1,364 150 (35) (115) 671 238
ホンダ 営業利益 1,896 3,637 5,697 2,000 2,700 - 3,979 750
営業利益増減 (7,634) 1,741 2,060 (3,697) (2,997) - 3,072 (3,228)
売上変動/構成差等 (2,477) (2,465) 3,222 (1,192) (872) 2,690 (1,849)
為替変動の影響 (2,695) (1,675) (1,376) (910) (710) (489) (522)
コストダウン効果等 (1,825) 674 1,533 (710) (590) 1,262 (1,171)
研究開発費 247 998 (242) (675) (675) (265) 17
販管費 (883) 4,209 (620) (210) (150) (125) 297
震災の影響 (457)
スズキ 営業利益 769 794 1,069 1,100 1,100 688 647
営業利益増減 (725) 25 275 31 31 370 (41)
売上・構成変化等 (1,422) (696) 253 (89) (89) 619 (386)
為替変動の影響 (707) (469) (283) (280) (410) (105) (114)
原価低減 201 172 355 280 260 101 71
減価償却費 204 (6) 34 180 180 (44) 149
研究開発費 (63) 62 47 (60) (60) (61) (11)
諸経費等 1,062 962 (131) 150 (140) 250
マツダ 営業利益 (284) 95 238 200 0 122 (216)
営業利益増減 (1,905) 379 143 (38) (238) 343 (338)
台数・車種構成 (865) (606) 357 (142) (124) 330 (384)
為替変動の影響 (1,020) (765) (437) (36) (391) (151) (67)
商品力向上 (190)
コスト削減 440 680 112 126 167 41 54
原材料市況 (440)
販売費用 65 227 (56) (50) (27) (39) (30)
その他 105 843 167 64 137 162 89
三菱 営業利益 39 139 403 500 500 69 342
営業利益増減 (1,047) 100 264 97 97 394 273
台数/車種構成 (720) (856) 533 260 210 492 227
為替変動の影響 (761) (418) (342) (90) (180) (160) (19)
コスト低減等 365 544 211 220 260 68 99
原材料高騰の影響 (317)
その他 335 578 (86) (263) (193) 8 (76)
販売費用 174 252 (51) (30) (14) 42
米国販売金融事業 (123)
ダイハツ 営業利益 381 407 1,034 850 950 527 420
営業利益増減 (271) 26 627 (184) (84) 416 (107)
売上/車種構成 113 (258) 224 (40) 140 316 (233)
為替変動の影響 (80) (79) (17) (9) (75) 5 (16)
原価低減 105 123 150 80 75 79 48
品質改善費 (7)
販売関係費 (37) 79 50 (60) 92
諸経費等 (408) 239 313 (294) (274) 76 2
富士重工 営業利益 (58) 274 841 300 300 573 188
営業利益増減 (515) 332 567 (541) (541) 688 (385)
売上構成差 3 87 831 (188) (27) 734 (322)
為替変動の影響 (435) (304) (356) (220) (456) (159) (210)
原価低減等 (32) 260 89 (119) (105) 63 (52)
試験研究費 92 57 (57) (51) (51) (31) (26)
諸経費 (143) 232 61 37 97 81 224
いすゞ 営業利益 217 110 882 800 940 468 438
営業利益増減 (879) (107) 772 (82) 58 668 (30)
売上変動/構成差 (800) (807) 705 120 120 615 (87)
為替変動の影響 (156) (23) (24) (22) (60) (8) (23)
経済変動 (273) 181 (98) (140) (110) (16) (37)
合理化 190 130 177 80 100 88 44
費用圧縮他 412 12 (120) 71 (11) 73
前年度影響(震災操業損など) (63)
採算改善他 344
設備・研究開発関連 (108)
子会社決算期変更 (76)
日野 営業利益 (194) 11 289 350 350 164 149
営業利益増減 (653) 205 278 61 61 384 (15)
販売面の影響 (330) 231 337 320 350 335 48
経営環境面の変化 (366) (70) (111) (260) (350) 25 (119)
原価改善 163 199 187 200 200 88 71
原価変動等 (120) 190 (135) (199) (139) (64) (15)
売り上げ(台数)の変化 (345)
10社
合計*1
営業利益 (3,410) 9,640 19,187 14,700 12,479 4,920
営業利益増減 (49,306) 13,050 9,547 (4,487) 12,535 (7,558)
売上変動 (26,333) (8,774) 15,132 2,289 14,173 (4,710)
為替変動の影響 (15,604) (8,479) (7,193) (4,308) (2,824) (3,312)
原価削減等 (2,416) 10,226 5,347 1,527 3,046 (106)
経費・研究開発費など (4,348) 12,615 (3,449) (3,301) (2,205) 53
その他 (605) 7,462 (290) (694) 345 517
8社
合計*2
営業利益 (509) 4,946 10,131 8,700 9,240 5,960 5,065
営業利益増減 (15,282) 5,455 5,185 (1,431) (891) 5,663 (895)
売上変動 (9,273) (2,981) 7,571 2,141 2,930 6,434 (846)
為替変動の影響 (5,389) (3,683) (2,934) (2,007) (3,122) (1,130) (1,506)
原価削減等 (443) 4,864 2,216 998 889 987 669
経費・研究開発費など 671 2,947 (2,011) (2,109) (1,375) (1,299) 233
その他 (848) 4,308 343 (454) (213) 671 555
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)1.
米国会計基準を採用しているトヨタとホンダの経常利益欄は、税引前当期利益。
2.
日産の購買コスト等には、原材料・エネルギーコストを含む。
3.
スズキの「売上高・構成変化等」には原材料影響を含む。
4.

ダイハツの「諸経費等」には「減価償却費」を含む。

5.
富士重工の原価低減等には原材料高騰影響を含む。

 



設備投資は当初計画から微増の約1.03兆円(8社)、研究開発費は同280億円減の8,915億円

  2011年度の(トヨタ/ホンダを除く)8社合計の設備投資計画は、前年度比51.3%増の1兆0,330億円と当初計画比微増。8社合計の減価償却費の計画は8,120億円となっており、当初計画比微減。研究開発費の計画は、当初計画より280億円減の8,915億円(前年度比11.7%増)

日本の自動車メーカー10社の連結設備投資・減価償却費・研究開発費

(億円)

2008
年度
2009
年度
2010年度 2011年度見通し 上半期 下半期
2010年度 2011年度 2010年度 2011年度見通し
初回発表時 第1四半期決算発表時 上半期決算発表時
設備投資 トヨタ 13,025 5,790 6,423 7,200 - 2,396 2,638 4,027 -
日産 3,836 2,736 3,120 4,100 1,110 1,125 2,010 2,975
ホンダ 5,991 3,297 3,113 4,300 - 1,325 1,321 1,788 -
スズキ 2,162 1,312 1,303 2,100 663 551 640 1,549
マツダ 818 298 447 800 183 313 264 487
三菱 719 471 525 990 168 214 357 776
ダイハツ 767 367 406 650 660 135 256 271 404
富士重工 580 561 431 600 220 276 211 324
いすゞ 667 257 294 470 520 151 133 143 387
日野 584 285 300 600 560 111 149 189 411
10社合計*1 27,798 14,722 15,656 20,560 20,560 6,216 6,571 9,440
8社合計*2 10,133 6,287 6,826 10,310 10,310 10,330 2,741 3,017 4,085 7,313
減価償却費 トヨタ 10,721 10,320 8,123 7,600 - 3,995 3,573 4,128 -
日産 4,212 3,633 3,721 3,600 1,794 1,750 1,927 1,850
ホンダ 4,082 3,666 3,252 3,150 - 1,640 1,412 1,612 -
スズキ 1,412 1,418 1,384 1,200 625 476 759 724
マツダ 752 764 716 700 362 348 354 352
三菱 790 690 627 670 311 270 316 400
ダイハツ 837 729 637 570 590 317 294 320 296
富士重工 651 571 498 550 240 254 258 296
いすゞ 396 395 364 390 370 183 180 181 190
日野 475 452 457 470 440 222 209 235 231
10社合計*1 23,016 21,457 18,685 17,860 17,860 9,150 8,263 9,535
8社合計*2 9,525 8,652 8,404 8,150 8,150 8,120 4,054 3,781 4,350 4,339
研究開発費 トヨタ 9,040 7,253 7,303 7,600 - 3,705 3,773 3,598 -
日産 4,555 3,855 3,993 4,600 4,400 1,872 1,775 2,121 2,625
ホンダ 5,631 4,633 4,875 5,550 - 2,396 2,378 2,479 -
スズキ 1,150 1,088 1,041 1,100 504 515 537 585
マツダ 960 852 910 950 920 457 473 453 447
三菱 640 444 494 640 630 236 270 258 360
ダイハツ 442 437 382 400 360 196 170 186 190
富士重工 428 372 429 480 203 229 226 251
いすゞ 677 552 586 610 285 285 301 325
日野 409 381 411 415 196 176 215 239
10社合計*1 23,081 19,049 19,631 21,330 21,330 9,658 9,698 9,973
8社合計*2 9,261 7,981 8,246 9,195 9,195 8,915 3,949 3,893 4,297 5,022
資料:各社の決算短信と決算発表資料。
(注)

日産の設備投資と減価償却は、08年度からファイナンスリース関連を含む。

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