Tesla Model Y 分解調査:Drive Computer

高度な画像処理能力を持つGPUを搭載、LTE対応の通信ユニットを内蔵

2021/07/02

要約

Tesla Model Y
Tesla Model Y (マークラインズ ベンチマークセンターにて撮影)

  2016年7月、Teslaが発表した「Model Y」は2020年に納車開始された5人乗りSUVタイプの電気自動車(EV)である。Tesla製自動車の最大の特徴は、中央集約された巨大な処理ユニットを持つ事である。「Graphic Processor Unit(GPU)」と呼ばれる高度な画像処理能力を持つプロセッサーを搭載する。


  このユニットは「Drive Computer」「Self Driving Computer」など様々であるがマークラインズでは「Drive Computer」と呼ぶ。このユニットの構成を解説する。「Model Y」の「Drive Computer」はA4サイズに近い大型の筐体に収められている。筐体サイズに近い大型基板2枚と、その1/4ほどの大きさの小型基板1枚が実装されている。

 

レポート作成:フォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ http://www.Fomalhaut.co.jp

 

Fomalhaut

 

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