・ステランティスは8月1日、北米の3工場に総額9,900万ドルを投資し、ハイブリッド車(HV)に柔軟に適用可能な1.6L 4気筒直噴ターボガソリンエンジンを生産すると発表した。
・この次世代エンジンは、現在欧州で生産中のエンジンをベースにした同社にとって北米初のHVエンジンとなり、将来の北米HV 2車種にも搭載されるという。
・生産開始は2025年初頭で、工場別に下記の投資が予定されている。
- 約8,300万ドルを投資して設備を一新するミシガン州ダンディー(Dundee)エンジン工場は、新エンジンの最終組立拠点となる。同工場では、ジープ「グランドチェロキー(Grand Cherokee)」と3列シート6人乗りバージョン「グランドチェロキーL」に搭載している3.6L Pentastar Upgrade V6エンジンの生産も継続するが、2.4L 4気筒Tigersharkエンジンは2023年第1四半期に生産を終了するという。
- 新エンジン用のブロックを生産するインディアナ州ココモ(Kokomo)鋳造工場では、既存のダイカストマシンとセルを新エンジン用に変換するために、1,400万ドル超を投資する。
- カナダ・オンタリオ州エトビコ(Etobicoke)鋳造工場は、新エンジン用のオイルパンを生産し、新しい金型の開発や設置、設備更新などに約200万ドルを投資する。
[Dundee Engine Plant]
[Kokomo Casting Plant]
[Etobicote Casting Plant]
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