Bosch (ボッシュ)は、ドイツMunichで9月に開催されるIAA Mobility 2023に安全で持続可能なモビリティ向けのハードウェア、ソフトウェア、新サービスを出展することを発表した。同社は、コンポーネント自体と中央車両コンピュータの両方に組み込むことができるハードウェアを展示する。SDVにおける次世代車両コンピュータとして、「車両統合プラットフォーム」とそれを補完する「ゾーンECU」の展示を行うほか、自動運転レベル0から3までに対応する「第6世代のレーダーセンサー」や、「新世代超音波センサー」も発表する。さらに、「新型カメラハウジング」、「パワーネットガーディアン」、「最新ブレーキシステム」、「最新世代横滑り防止システム(ESP)」 、「電気機械式ブレーキブースター(iBooster)」も展示する。ソフトウェアとしては、さまざまなシステムオンチップ(SoC)に導入できる「映像認識ソフトウェアソリューション」や、360度カメラベルトを採用し自動運転機能の適用範囲を高速道路から都市部や農村部の交通状況にまで拡大させた「ドライビングアシストプレミアム」のほか、ブレーキ、ステアリング、シャーシ、パワートレインの各システム間の相互作用を最適化して走行挙動を制御・調整する「車両モーションマネジメント」、EV用熱管理システム、パワートレイン、電気システムを組み合わせた「コネクテッド車両エネルギー管理システム」などのソフトウェアを公開する。サービス面では、「コネクテッドマップサービス」、「自動バレーパーキング」、「RideCareソリューション」、様々な技術を組み合わせ子供の乗車状況を確実に検出できる「車内監視システム」なども発表予定。(2023年8月24日付プレスリリースより)

メキシコの複数メディアは、Bosch (ボッシュ)がAguascalientes工場の拡張に240百万ユーロを投資すること発表したと報じた。今回の発表はAguascalientes工場の30周年記念式典の最中に行われた。工場の拡張により400人の雇用が創出され、テスラ、BMW、日産などのOEM向けに電動パーキングブレーキの生産が可能になる。当初、Boschは工場拡張に70百万ユーロを投資する予定だったが、工場の好調さを受けて投資の増額を決定した。現在、同工場ではiBooster電気機械式ブレーキブースター、アンチロックブレーキシステム(ABS)、ESPモジュールなどのブレーキソリューションを生産している。(2023年3月28日付各種報道より)

・中国の電気自動車(EV)メーカー愛馳汽車(Aiways)の欧州法人は12月14日、クーペスタイルの新型ミッドサイズ電気SUV「U6」のシャシーおよびブレーキシステムの情報を公開した。
・「U6」は自社開発のAI-PTパワートレインを搭載し、最大回生電力は145kWとなる。
・ブレーキ操作は、バキュームに依存せず純電気機械的に作動するボッシュの第2世代ブレーキブースターiBoosterにより制御される。このiBoosterは、ボッシュ(Bosch) ESP 9.3 HEVとともに、効率的な回生制御を実現するという。
・愛馳汽車は、MASプラットフォームに非常に強力なブレーキシステムを搭載することにした。そのため、フロントアクスルには直径314ｍｍ×厚さ30mm、リヤアクスルには直径314ｍｍ×厚さ12mmの大径ディスクブレーキを採用し、ブレーキパッドの接触面積を大きくした。
・「U6」はシャシーにも複雑な構造を採用している。フロントエンジン・前輪駆動のレイアウトにより、スペースの有効活用とトラクション、そして高い走行安全性を実現した。マクファーソン式フロントアクスルに搭載された電子制御ステアリングシステムは、3つのモードで調整可能となっている。
・また、MASプラットフォームをベースとするすべての車両のリアアクスルには、複雑なマルチリンク構造が採用されている。リアアクスルにはアルミ部品が多用されており、同等のシステムよりも軽量化されているという。

Based on Aiways press release