[EVEX 2019] ホンダ、次世代EV用パワートレインを展示

・ホンダは東京ビッグサイト 青海展示棟で開催している「EVEX (EV・PHV普及活用技術展) 2019」で、ロングレンジEVシステムとHondaアーキテクチャーを融合した次世代EV用パワートレインシステムのコンセプトモデルを出展した。同システムはバッテリーパック、フロント/リアドライブユニット、充給電システムで構成されており、バッテリー搭載量、全幅、ドライビングポジション、地上高を変えることで、様々な車格やバッテリーに対応することが可能となっている。また、前後の重量配分が50:50で、低重心となっていることも特徴の一つである。
・展示されたパワートレインシステムはフロントとリアに機電一体構造のドライブユニットを搭載した四輪駆動となっているが、メインは後輪駆動である。フロントドライブユニットは四輪駆動用で、搭載車種を多様化するため小型構造になっている。バッテリーは投入する市場に最適な種類、容量に対応できる構造になっている。
・ホンダは2019年7月の「Honda Meeting 2019」で「BEV開発においては、クルマの基本骨格を共用したBEV用アーキテクチャーを採用していきます。」と発表。2019年9月のフランクフルト・モーターショーでは新型EV「ホンダe (Honda e)」の量産モデルを出展している。