[人とくるまのテクノロジー展2019 横浜] Bosch、次世代レーダーセンサーを初公開

Boschは「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」で、運転支援や部分的な自動運転に貢献する第5世代となる次世代レーダーセンサー (上写真の1)を世界初出展した。同レーダーは次世代車載カメラと合わせて年内に発売される量産モデルに搭載される。
・次世代レーダーは車両前方用のレーダーで、現行の中距離レーダー (上写真の2)比で30%小型化し、厚さは33mmから19mmに薄型化している。そのため、搭載自由度の向上と省電力化を実現している。水平視野角は現行の45°から60°に拡大し、交差点進入時における歩行者や自転車、車両などの検知能力が向上。検知距離は現行の中距離レーダーが160mなのに対し、次世代レーダーは210mとなり、渋滞時、早期に前方車両を検知できるようになった。さらに、高さおよび水平方向の測定性能が向上したため、ロバストな物体検知と衝突被害軽減ブレーキの誤作動リスクの低減を実現した。
・Boschのブースでは「ネットワーク化」、「自動化」、「電動化」などをテーマに、日本初出展となるトランスミッション用電動オイルポンプや48Vバッテリー、コネクテッドパーキングなどを紹介している。