[オートモーティブワールド2018] 積水化成品工業、CFRP複合発泡成形体の「ST-LAYER」を展示

積水化成品工業は「オートモーティブワールド 2018」の「クルマの軽量化技術展」で、発泡体に炭素繊維強化プラスチック (CFRP)を積層した複合材「ST-LAYER」を使用したエンジンフードとトランクリッドを出展した。
・「ST-LAYER」はCFRPの特性である高弾性率、高剛性、熱安定性、発泡体の高い形状自由度、軽量性、衝撃吸収性を組み合わせた複合材で、エンジンフードやカバー、トランクリッド等の内外装・構造部材として量産モデルへの納入を期待している。
・「ST-LAYER」の特長としては、衝撃吸収性がCFRP単体に比べ20~30%高いこと、強度が同重量の金属系材料に比べ200%超の最大点荷重を有すること、CFRP単体に比べ10~20%、アルミに比べ60%、鉄に比べ80%の軽量が可能なことなどが挙げられる。