ロシア新車販売、10月は17.3%増の14.9万台

・欧州ビジネス協会(AEB)が9日に発表した10月のロシア国内新車販売台数(小型商用車を含む)は、前年同月比17.3%増の14万8,597台となった。
・1-10月の累計販売台数は前年同期比11.3%増の127万7,938台。
・10月の販売をグループ別に見ると、アフトワズ(AvtoVAZ)およびルノー・日産グループが22.8%増の5万215台(うちアフトワズは22.9%増の2万8,638台、ルノーが18.4%増の1万3,036台、日産は26.6%増の6,369台、ダットサンが49.8%増の1,792台、インフィニティが4.4%増の380台)。次いで起亜が15.9%増の1万7,407台となった。続いて現代グループ(Genesis含)が11.3%増の1万5,802台、VWグループが、VWが14.6%増、アウディが2.6%減、シュコダが23.8%増、バンは14.6%減となり、グループ合計では14.4%増の1万5,741台。トヨタ(レクサス含)が5.4%減の9,426台などとなっている。
・ブランド別シェアでは、首位のアフトワズのラダ(Lada)が19.3%、続いて起亜が11.7%、現代が10.6%、ルノーが8.8%、VWが5.4%、トヨタが5.0%など。
・モデル別では、起亜のコンパクトモデル「リオ(Rio)」が8,779台で首位、アフトワズのラダ「グランタ (Granta)」が8,208台で2位、ラダのコンパクトセダン「ヴェスタ (Vesta)」は6,629台で3位となっている。
・AEBの自動車製造業者委員会(AMC)のヨーグ・シュライバー(Joerg Schreiber)会長は、10月の自動車販売台数は、前年同月比17%増と好調を維持した。これで8カ月連続の前年比増となり、長期間継続して成長したのは2012年以来の出来事となった。売上記録となった2012年と比べるとまだ遠く及ばないが、2017年の通年販売は2015年レベルに戻る可能性が高いと述べた。
AEBのリリースをみる

編集者のおすすめ

ロシアの新車販売台数(速報)をみる
ロシアの月次販売データをみる

ロシアの自動車メーカー工場立地マップ

※クリックすると拡大します