ベトナム新車販売、9月は20.1%減の2.1万台

・ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した2017年9月の総販売台数(輸入車およびVAMA未加盟メーカーを含む)は、前年同月比20.1%減の2万1,216台となった。CKD生産車は1万4,739台、CBU車は6,477台だった。
・VAMA加盟20社による9月の新車販売台数(バスシャシーは除く)は、20.2%減の1万9,257台。車種別では、乗用車が23.3%減の1万1,277台、商用車が12.1%減の7,432台、特殊車両(SPV)が43.7%減の548台。
・マークラインズ集計による2017年9月のメーカー・ブランド別新車販売台数では、地場メーカーのチュオンハイ(Truong Hai)が41.8%減の4,196台(シェア19.8%)、トヨタ(レクサス除く)が19.6%減の4,109台(シェア19.4%)、フォードが14.4%減の2,271台(同10.7%)、ホンダが100.3%増の2,073台(同9.8%)、ビナマツダが50.0%減の1,426台(同6.7%)などとなっている。
・ASEAN物品貿易協定(ASEAN Trade in Goods Agreement: ATIGA)によって、2017年1月からASEANからのCBU輸入車に対する関税が40%から30%へ引き下げられた。2018年1月からはASEANからのCBU輸入車に対する関税が30%から0%へ引き下げられる予定。
・自動車メーカーは過去数カ月間に価格の引き下げを実施してきているが、消費者は更なる価格調整を待ち様子見状態になっている。
・1-9月累計総販売台数は前年同期比7.5%減の19万8,253台。うちCKD生産車の販売は12.8%減の14万1,723台、CBU輸入車の販売が9.0%増の5万6,530台となった。