Gestamp、日本初のR&Dセンターを開設

・スペインのGestampは6月14日、東京千代田区丸の内にR&Dセンターを開設し、グランドセレモニーを行った。同センターは床面積が530平方メートル、従業員数は66人。2018年夏までに開業する松阪工場と合わせて、日系自動車メーカーへの拡販を目指す。現在、同社の日系メーカー向けの取引は全社売上高の7%程度だが、今後は約2倍の売上を目指す。
・Gestampに12.5%出資している三井物産の常務執行役員 勝登氏はセレモニーで、「三井物産は日系OEMとの関係構築、松阪工場の稼働、商社としての強みを活かしたマルチマテリアルへの対応、生産におけるIoTおよびAIの活用を支援する」と述べた。
・以下、質疑応答 (回答者:Gestamp会長兼CEO Francisco J. Riberas)
- 日本のホットスタンプの競合他社と比較した際の強みは何か。
 A、我が社は同技術の経験が豊富で、グローバル規模で84の生産ラインを有している。また、ホットスタンプの生産ラインを自社開発できる能力がある。
- 現在、建設中の松阪工場 (三重県)の生産開始時期は?
 A、2018年4月から試運転を開始し、夏までに本格稼働を目指す。現在、ホットスタンプの生産ラインは1本だが、いずれは3本まで増強したい。