メキシコの3月自動車生産は36.2%増、輸出は32.7%増
・メキシコ自動車工業会(AMIA)が発表した2017年3月の生産台数は、前年同月比36.2%増の36万3,687台となった。内訳は、乗用車が35.6%増の21万7,262台、ライトトラックが37.2%増の14万6,425台。3月の生産台数は月間最高を記録、累計生産台数も過去最高となっている。
・メーカー別生産台数では、日産が25.7%増の8万6,874台、GMが27.9%増の6万9,392台、FCAが95.8%増の5万1,157台、VWが46.8%増の4万8,187台、フォードが13.4%増の4万3,175台となった。
・モデル別生産台数では、日産「セントラ(Sentra)」が2万9,529台、VW「ジェッタ(Jetta)」が2万9,023台、フォード「フュージョン(Fusion)」が2万2,808台、シボレー「シルバラード(Silverado)」が2万1,640台、日産「ヴァーサ(Versa)」が2万763台。
・なお、国際自動車工業連合会(OICA)によると、2016年の国別生産台数でメキシコは3年連続で世界第7位、ラテンアメリカで第1位だった。
・3月の輸出台数は前年同月比32.7%増の29万7,571台で、乗用車が31.3%増の16万8,113台、ライトトラックが34.6%増の12万9,458台。3月の輸出台数は月間最高を記録、累計輸出台数も過去最高となっている。
・メーカー別輸出では、日産が9.6%増の5万6,165台、GMが38.3%増の5万3,853台、FCAが69.5%増の4万6,345台、フォードが15.1%増の4万2,738台、VWが34.5%増の3万8,553台であった。
・モデル別輸出台数では、日産「セントラ」が2万6,476台、「ラム(Ram)」が2万5,117台、シボレー「シルバラード」が2万5,019台、フォード「フュージョン」が2万2,853台、VW「ジェッタ」が2万1,761台。
・地域別の輸出累計では、米国向けが14.2%増の56万8,075台で、全体の75.7%を占めている。カナダを含めると北米向けが84.5%となった。
AMIAの発表をみる
メキシコの生産台数データをみる(ご参考)
メキシコの自動車生産・輸出台数(単位: 台)
2017年 3月 |
2016年 3月 |
増減比 | 2017年 1-3月 |
2016年 1-3月 |
増減比 | |
生産台数 | ||||||
乗用車 | 217,262 | 160,241 | 35.6% | 542,261 | 470,880 | 15.2% |
ライトトラック | 146,425 | 106,719 | 37.2% | 401,443 | 334,856 | 19.9% |
合計 | 363,687 | 266,960 | 36.2% | 943,704 | 805,736 | 17.1% |
輸出台数 | ||||||
乗用車 | 168,113 | 127,995 | 31.3% | 400,567 | 360,215 | 11.2% |
ライトトラック | 129,458 | 96,189 | 34.6% | 349,595 | 296,883 | 17.8% |
合計 | 297,571 | 224,184 | 32.7% | 750,162 | 657,098 | 14.2% |
出所:Asociacion Mexicana de la Industria Automotriz A.C. (AMIA)