韓国5社の新車販売、3月は2.0%減の14.6万台

・韓国メーカー5社が発表した3月の国内新車販売台数は、前年同月比2.0%減の14万5,903台となり、3カ月ぶりにプラスとなった2月から再びマイナスに転じた。
・企業別では現代が2.6%増、ルノーサムスンは2.7%増、双竜も1.8%増となったが、起亜は5.7%減、韓国GMは12.4%減となっている。
・国内販売の5社のシェアは、現代が43.7%で首位、2位が起亜で32.6%、3位の韓国GMは10.1%、ルノーサムスンが7.2%、双竜が6.3%となっている。
・単月のモデル別販売では、現代のプレミアムセダン「グレンジャー(Grandeur)」が1万3,358台で首位、続いて同小型トラック「ポーター (Porter)」が9,790台で2位、同中型セダン「ソナタ(Sonata)」が7,578台で3位、同小型セダン「アバンテ(Avante)」が7,000台で4位、起亜のミニバン「カーニバル(Carnival)」は6,514台で5位だった。
・輸出を含む海外販売はルノーサムスンを除く4社でマイナスとなっており、5社合計では9.1%減の58万7,371台となった。ルノーサムスンが日産から委託されているコンパクトSUV「ローグ(Rogue)」の輸出は9,500台。現代・起亜の3月の海外販売減は、「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に強く反発する中国での販売が両ブランド合計で前年同月比52.2%減の7万2,032台にとどまったことが影響したものとみられている。
・3月の各社のグローバル販売は、ルノーサムスンは4.3%増の2万5,281台となったが、現代が前年同月比6.3%減の40万5,929台、起亜は11.2%減の23万8,222台、韓国GMは9.4%減の5万850台、双竜は0.1%減の1万2,992台となり、5社合計では7.7%減の73万3,274台となった。
・1-3月のグローバルの累計販売は、現代が前年同期比1.6%減の108万9,922台、起亜は6.5%減の65万9,336台、韓国GMは4.6%減の14万3,058台、ルノーサムスンは21.1%増の6万6,119台、双竜は1.7%増の3万4,228台となっている。

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