[オートモーティブワールド2017] 明電舎、インバータ一体型モータの試作機を出展

・明電舎は「オートモーティブワールド 2017」の「EV・HEV駆動システム技術展」で、車載性を向上させたインバータ一体型モータの試作機を出展した。
・インバータとモータを一体化する利点は小型化と軽量化、高効率化、コスト低減等がある。今回展示された試作機は分離型に比べ容積を30%、重量を15%抑制している。また、UVWケーブルや冷却水ホース等の構造部品を削減できるためコストの低減にも繋がる。
・一体型の課題としては内部温度の上昇、耐震、保守性等がある。内部温度に関しては冷却水の経路を最適化することで放熱性を向上させ、インバータの内部温度を45%抑制した。耐震には基板の部品を実装する位置と固定方法を最適化することで、車体側からの共振点を回避させている。保守性に関しては分離交換が可能な構造にしている。