韓国5社の新車販売、12月は5.9%減、2016年は0.6%増の158.9万台

・韓国メーカー5社が発表した12月の国内新車販売台数は、前年同月比5.9%減の16万4,852台となった。
・企業別では現代は12.1%減、起亜は7.0%減、双竜は5.7%減となったが、韓国GMは0.1%増、ルノーサムスンは37.5%増となっている。国内の12月販売の5社のシェアは、現代が43.8%で首位、2位が起亜自動車で30.1%、3位の韓国GMが11.1%、ルノーサムスンが8.5%、双竜が6.5%だった。

・1-12月の国内販売は、現代は7.8%減となったが、他の4社とも前年実績を上回り、合計で前年比0.6%増の158万8,572台となった。現代・起亜は、世界的な景気低迷、韓国国内の個別消費税引き下げ施策延長が6月末で終了したこと、賃金団体交渉の長期化に伴うストライキによる生産減などが影響した。一方、新車モデルの販売が好調だった韓国GM、ルノーサムスン、双竜の3社は、過去最高の販売を記録している。現代は前年比7.8%減の65万8,642台(5社のシェア41.5%)、起亜が1.4%増の53万5,000台(同33.7%)。韓国GMは13.8%増の18万275台(同11.3%)、ルノーサムスンは38.8%増の11万1,101台(同7.0%)、双竜は3.9%増の10万3,554台(同6.5%)だった。
・2016年の通年販売台数をモデル別で見ると、現代の小型トラック「ポーター (Porter)」が9万6,950台で首位、続いて同小型セダン「アバンテ(Avante)」が9万3,804台、同中型セダン「ソナタ(Sonata)」が8万2,203台と続いている。

・1-12月の各社のグローバル累計販売は、現代が前年比2.1%減の486万49台、起亜は1.0%減の302万217台で、現代・起亜の合計は788万266台となり800万台を割り込んだ。韓国GMは4.0%減の59万7,165台、ルノーサムスンは12.3%増の25万7,345台、 双竜は7.7%増の15万5,844台(CKDは内数で90台)となっている。

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