・日産のメキシコ法人であるNissan Mexicanaは2月28日、同社の複数のメキシコ工場がクリーンエネルギーを使用して250万台の車両を組み立て、66万8,000トンのCO2排出を回避し、世界で最も責任のある日産の10工場に入ったと発表した。
・カーボンニュートラルを達成するため、日産は2002年からメキシコ工場でNissan Greenプログラムを実施している。アグアスカリエンテス(Aguascalientes)第1工場では、エネルギーの90%が、温室効果ガスを排出しないエネルギー源から供給されている。
・また、メキシコの工場は2025年までに従来の照明をすべてLEDランプに置き換える計画。メキシコでは「キックス(Kicks)」や「エクストレイル(X-Trail)」などのモデルで利用可能なe-POWER等の技術で車両の電動化も推進している。
・さらに、持続可能な廃棄物管理の方法を確立し、メキシコ国内の全生産工程で100%の利用率を達成しているほか、包装規制の最適化プログラムを実施して新素材の使用量を70%削減した。
・空気に関して、同社は高効率の自動塗装装置を使用している。アグアスカリエンテス第2工場では、水性塗料を使用し低温ベーキングを実施している。また、森林再生に必要な樹木を育てるための発芽装置や、水の消費量を削減するための雨水収集システムも導入している。
・これらの取り組みは、より良い世界とカーボンニュートラル社会に対する日産のコミットメントを反映している。