X-Trail/Rogue (Nissan)

 ニュース
2023年09月11日(月)

・中国国家市場監督管理総局は9月7日、東風汽車有限公司が同局に対しリコール計画を届け出たと発表した。
・リコールは2023年12月30日から実施する。対象となるのは2018年7月23日から2021年9月26日までに生産された東風日産ブランドの「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」、「キャシュカイ(Qashqai、逍客)」、「アルティマ(Altima、第7世代天籟)」の一部の車両で、合計118万8,020台。
・エンジンのEGR (排出ガス再循環装置)のバルブの密封度が不十分なことが原因。それにより内部のベアリングが塩素を含む凝縮水により腐食し、バルブ本体が固着することで、エンジンの回転に不具合が生じ、故障ランプの点灯や、CO、NOXなど汚染物質の排出が増えたり、異常に排出される可能性がある。最悪の場合、車両が低速走行時に失速し、動力が中断され、危険が高まる可能性がある。
・今回のリコールは中国国家市場監督管理総局の欠陥調査を開始したことを受けたもの。東風汽車有限公司はリコール対象車両のEGRバルブを改良品に無償交換するとしている。
中国国家市場監督管理総局のリリースに基づく

2023年05月24日(水)

・東風日産は5月22日、ミッドサイズSUV「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」eパワー(e-POWER)搭載モデルの発表イベントを重慶で開催したと発表した。2グレードが設定され、価格は18.99万元と19.99万元。同モデルの価格は中国で最も低く設定されているという。
・第2世代e-POWERと最新の四輪駆動システムのe-4ORCEを搭載し、エンジンで発電し100%電気駆動を実現する。前後に永久磁石同期モーター(フロント:最高出力150kW、最大トルク330Nm、リア:100kW、195Nm)と高い充放電性能を備える三元系リチウムイオン電池を標準搭載する。新しい電子シフトにより5つのドライブモードを設定。1.5Lターボエンジンと高効率ジェネレーターを搭載し、WLTCモードでの100km当たりの燃料消費量は最低6.43L。進化したエネルギー管理システムを搭載し、フレキシブルな充電を実現する。ワンペダル式のe-Pedalは坂道での安全な走行や回生ブレーキをサポートする。
・レベル2の自動運転技術を採用するPloPilot2.0、新しいNissan Connect2.0+、12のスマート技術を備えたNISSAN i-SAFETYなどを標準装備する。7インチまたは12.3インチの3Dインタラクティブ・インストルメントパネルを採用し、最上級グレードは10.8インチの2層曲面技術採用ヘッドアップディスプレイ(HUD)、ワイヤレス充電などの機能を備える。
・V-Motion3.0前衛美学設計を採用し、スモーキーブラックのV型クロムメッキグリルにLED分割式のヘッドランプを配し、外観に立体感を持たせている。ワイドなホイールアーチ、フローティングルーフなどの新デザインを採用し、内装には人体工学に基づいた新しいマルチレイヤーシートを採用する。車体サイズは、全長4,681×全幅1,840×全高1,730mm、ホイールベースは2,706mm。

東風日産のWeChat公式アカウント1/2およびモデル情報に基づく

2023年05月22日(月)

・日産は5月22日、人とくるまのテクノロジー展2023 (横浜:5月24-26日、愛知:7月5-7日)で長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」実現のキーとなる電動化、知能化技術を紹介すると発表した。
・電動化技術では、電気自動車(EV)「アリア(Ariya)」に採用するEV専用プラットフォームとe-パワートレイン、電動駆動四輪制御技術「e-4ORCE」、新型「セレナ(Serena)」に搭載するe-POWER専用エンジン、新型「エクストレイル(X-Trail)」のVCターボ e-POWER、次世代EVおよびe-POWER向けの電動パワートレイン「X-in-1」を出展する。
・知能化技術では、高速道路での同一車線内ハンズオフ走行をサポートする「プロパイロット 2.0」、駐車をサポートする「プロパイロット パーキング」および「プロパイロット リモートパーキング」、次世代LiDARを活用した高度な緊急回避制御技術を紹介する。

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日産のプレスリリース