Silverado (Chevrolet)

 ニュース
2024年11月07日(木)

・GMは11月4日、2016年以降の米国での電気自動車(EV)販売台数が30万台を突破し、北米では37万台を超えたと発表した。

・キャデラック「リリック(Lyriq)」、GMC「ハマー(Hummer) EV」、シボレー「シルバラード(Silverado) EV」、手頃な価格のシボレー「エキノックス(Equinox) EV」などの知名度の高いモデルを含む多様なEVラインアップが、2024年第3四半期での米国におけるEV販売台数第2位の座獲得に貢献した。第3四半期で、GMは3万2,000台超のEVを販売したが、これは第2四半期比46%増、前年同期比60%増だった。

・EVの生産増に加え、GMは公共充電オプションの拡大、家庭用充電の導入、バックアップ電源としてのEV利用などにより、EVへのアクセシビリティを高めている。 GMは、キャデラックの「オプティック(Optiq)」や「エスカレード(Escalade) IQ」などの新型EVを今後導入し、革新と消費者の選択肢に対するGMのコミットメントを示しながら、EV普及のさらなるマイルストーン達成を目指すとしている。

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2024年11月05日(火)

・10月30日、GMのインディアナ州フォートウェイン(Fort Wayne)工場の労働者を代表する組合組織UAW local 2209は、1日がかりの投票の結果、賛成75.54%、反対24.45%でストライキを承認した。10月31日付のデトロイトフリープレスが報じた。

・組合が問題視しているのはGMが6、7人の管理職を組立ラインで組合指定の作業に従事させることを認めていることで、UAW local 2209支部長のRich LeTourneau氏は、これはUAW全国協約に違反していると指摘した。同氏は、「管理職が修理、検査、高温部品の追跡を行っている。かつて私たちの仕事だったラインを稼働させ続けるためにできることはすべてやっている」と語った。

・今回のストライキの承認は、フルサイズピックアップトラックのシボレー「シルバラード(Silverado)」とGMC「シエラ(Sierra)」を生産するフォートウェイン工場で必ずストライキが行われることを意味するものではない。GMと組合は、組合が実際にストライキを命じる前に解決策を練るため、引き続き会合を開く予定。

・フォートウェイン工場は従業員4,149人を雇用し、1日あたり1,300台以上のピックアップトラックを生産している。

・GMの広報担当者であるKevin Kelly氏は、「以前も述べたように、組合支部が提起した問題はストライキの対象ではない」と述べた。

・LeTourneau氏は、ストライキの根拠は確かにあると述べ、「健康と安全に関する懸念を含め、もっと多くの問題がある」と付け加えた。

(Detroit Free Press article on October 31, 2024)

2024年10月30日(水)

・GMのインディアナ州フォートウェイン(Fort Wayne)工場の全米自動車労働組合(UAW)支部は10月30日、同工場で働く3,800人の組合員によるストライキの承認投票を実施する。GMがUAWとの協約に違反して、修理や点検を含む組立ラインで管理職を働かせているという。今回の承認投票は、ストライキの実施許可を与えるものだが、実施が保証されるものではない。10月28日付のデトロイトニュースが報じた。

・GMは数カ月前に小型トラックのシボレー「シルバラード(Silverado)」とGMC「シエラ(Sierra)」の生産に携わる従業員の残業を削減し、9月にはパートタイムの臨時従業員を解雇している。

・GMとUAWとの協約では、中断を避けるための緊急時や従業員への指導・訓練時を除き、「監督従業員は時間給労働のいかなる仕事にも従事してはならない」と規定されている。組合によると、毎日少なくとも5~6人の管理職従業員が生産ラインで働いているという。

(Detroit News article on October 28, 2024)