自動車販売台数速報 中国 2014年


販売台数速報 2014年

1月, 2月, 3月, 4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月, 11月, 12月

2014年12月 販売台数速報

2015.1.6

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


2014年の中国新車販売は前年比6.9%増の2,349万台
・中国汽車工業協会の発表によると、2014年通年の自動車販売は前年比6.9%増の2,349.19万台、生産は 同7.3%増の2,372.29万台となった。景気減速の影響で年初の予測である8~10%増には届かなかったが、販売台数は2位の米国(1,652万 台)を大きく上回り、6年連続となる世界トップを保持した。12月単月では販売が前年同月比12.9%増の241.01万台、生産が同7.1%増の 228.87万台となっている。
・乗用車の通年販売は9.9%増の1,970.06万台、生産は10.2%増の1,991.98万台となった。販売・生産ともに自動車全体を上回る伸びを 示し、業界全体の成長を牽引した。特にSUVとMPVが高い水準で推移しており、乗用車全体でのシェアはSUVが前年より4ポイント高い20.7%、 MPVが3ポイント高い9.7%となっている。12月単月の乗用車販売は16.0%増の206.11万台、生産は8.9%増の194.15万台。乗用車の 単月販売が200万台を超えたのは今回が初めて。
・乗用車の通年販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は4.1%増の757.33万台となり、市場シェアは前年より縮小して38.4%となっ た。合弁会社が生産する外資系ブランドが新モデルの積極投入や投入速度の加速、中小型車の投入強化、製品の低価格化を進めており、民族系ブランドのシェア 拡大を阻んでいる。外資系ブランドでは前年に続き独系がトップを保持し、日系のみ市場シェアを縮小した。
・商用車の通年販売は6.5%減の379.13万台、生産は5.7%減の380.31万台。販売台数のうち、トラックは8.9%減の318.44万台、バ スは8.4%増の60.69万台となった。排出基準の引き上げに伴う製造や購入、メンテナンスのコスト高を背景に、トラックの中でも販売比率の高い軽型ト ラックが12.9%減の大幅マイナスに落ち込んだ。12月単月の商用車販売は2.3%減の34.90万台、生産は2.4%減の34.72万台となってい る。
・通年の輸出台数は6.9%減の91.04万で、内訳は乗用車が10.6%減の53.30万台、商用車が1%減の37.73万台。輸出先での市場競争の激 化に加え、人民元レートの上昇と円安・ウォン安による圧力、輸出先の通貨安、ブラジルやロシアでの税収政策の変化など多数の要因が影響した。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの通年販売は8.9%増の2,107.65万台で、市場シェアは89.7%。
・新エネルギー車は政府による支援策の実施や企業による製品改良、社会的な認知度の向上を背景に急伸し、通年販売は323.8%増(4.2倍)の7万 4,763台、生産は347.7%増(4.5倍)の7万8,499台となった。そのうち、電気自動車(EV)の販売は208.5%増(3.1倍)の4万 5,048台、生産は241.3%増(3.4倍)の4万8,605台、プラグインハイブリッド車(PHV)の販売は878.1%増(9.8倍)の2万 9,715台、生産は808.6%増(9.1倍)の2万9,894台となっている。


自動車販売台数(工場出荷台数)
2014年12月 2014年1-12月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 126.30 52.4 7.4 1,237.67 52.7 3.1
MPV 21.45 8.9 33.3 191.43 8.1 46.8
SUV 49.16 20.4 56.2 407.79 17.4 36.4
微型バン 9.20 3.8 -26.7 133.17 5.7 -18.1
乗用車 206.11 85.5 16.0 1,970.06 83.9 9.9
商用車 34.90 14.5 -2.3 379.13 16.1 -6.5
自動車合計 241.01 - 12.9 2,349.19 - 6.9
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
2014年12月 2014年1-12月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
民族系 84.86 41.2 10.3 757.33 38.4 4.1
日系 39.39 19.1 12.7 309.52 15.7 5.6
独系 29.46 14.3 10.7 394.09 20.0 16.9
米国系 26.75 13.0 36.0 252.55 12.8 13.7
韓国系 18.28 8.9 25.5 176.61 9.0 12.0
仏系 6.48 3.2 27.1 72.70 3.7 31.6
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
2014年12月 2014年1-12月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 115.25 50.4 -1.2 1,248.11 52.6 3.1
MPV 21.91 9.6 38.7 197.27 8.3 49.4
SUV 48.45 21.2 50.8 416.65 17.6 37.7
微型バン 8.54 3.7 -37.7 129.95 5.5 -20.6
乗用車 194.15 84.8 8.9 1,991.98 84.0 10.2
商用車 34.72 15.2 -2.4 380.31 16.0 -5.7
自動車合計 228.87 - 7.1 2,372.29 - 7.3
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

・中国汽車工業協会は2015年の自動車市場について、安定した成長基調を保ち、通年販売が7%増の2,513万台(輸出台数含む)になると予測した。
・そのうち乗用車販売については、自動車の保有台数(1,000人当たり100台)に増加の余地があること、政府の消費支援策や国民所得の上昇、1・2級 都市の買い替え需要、3・4級都市の潜在的な購買力が今後の発展を後押しする見込み。また、黄標車(国の排ガス基準を満たしていない車両)や老朽車の淘 汰、公用車改革が販売増加を促すほか、2014年に公布された一連の関連政策が引き続き新エネルギー車の発展に貢献するとしている。
・商用車販売は微増傾向を示す見通し。軽型トラックは引き続き排出基準引き上げの影響下にあるが、2014年に比べその影響力は弱まるという。一方、バスについては都市化の推進が公共交通機関等での需要を促すとしている。
・輸出については、国際経済が米国の牽引で好調に推移し有利な情勢となる一方、中東や東欧の政局不安、アフリや南米市場の政策の変化など多数の不確定要素がマイナスに働く可能性がある。


自動車販売予測(2015年)
2015年販売予測
台数(約~万台) 前年比(%)
轎車 1,251 1
MPV 258 35
SUV 510 25
微型バン 106 -20
乗用車 2,125 8
トラック 323 1.3
バス 65 6.5
商用車 388 2.4
自動車合計 2,513 7
うち、輸出:
乗用車 51 -4
商用車 35 -5
輸出合計 86 -5

資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より




日系メーカー、2014年の中国販売は目標達成ならず
・日系メーカーが発表した2014年の中国新車販売は、景気減速による業界全体の伸び悩みや市場競争の激化を背景に各社とも目標未達の結果となった。
・日産は7日、2014年の中国新車販売が前年比0.5%増の122万1,600台になったと発表した。プラス成長は保持したものの、昨秋127万台に下方修正した目標値には届いていない。「サニー(Sunny、陽光)」や「ティーダ(Tiida、騏達)」など小型乗用車の競争激化や景気低迷による商用車の需要減が響いたという。12月単月では前年同月比9.1%減の12万1,900台となり、6カ月連続で前年割れとなった。
・トヨタの通年販売は12.5%増の103万2,400台となり、初めて100万台を突破した。フルモデルチェンジした主力セダン「カローラ(Corolla、卡羅拉)」や新モデル「レビン(Levin、雷凌)」などが販売増加に貢献した。当初の目標である110万台以上には届かなかったが、2015年も引き続き通年販売110万台以上を目指すとしている。12月単月では15.3%増の12万5,000台となり、5カ月連続でプラスを保持した。
・ホンダの通年販売は4.1%増の78万8,276台に止まり、昨秋80万台以上に下方修正した目標値にも届かなかった。「フィット(Fit、飛度)」や「オデッセイ(Odyssey、奥徳賽)」、「クライダー(Crider、凌派)」、「Jade(傑徳)」はプラスを達成、その他は軒並みマイナスに落ち込んだ(2014年発売の新モデル除く)。単月販売は前年割れが続いていたが、販売活動の強化により12月に40.1%増の14万2,157台と大幅プラスに回復した。
・マツダの通年販売は13.0%増の21万1,013台となり、大手3社と同様、当初の目標である22万台には届かなかった。「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載した「CX-5」と「Mazda6 Atenza阿特茲」、「Mazda3 Axela昂克賽拉」の販売は好調に推移している。2015年も引き続き「SKYACTIV TECHNOLOGY」搭載車を中心に販売増加を目指す意向。12月単月では市場競争の激化を受け7.8%減の2万1,802台に落ち込んだ。


*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数

メーカー 2014年12月 前年同月比 2014年1-12月累計 前年同期比 備考
日産 121,900 -9.1% 1,221,600 0.5% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 125,000 15.3% 1,032,400 12.5% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 142,157 40.1% 788,276 4.1% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
スズキ 30,710 19.9% 267,762 14.2% 卸売販売台数
マツダ 21,802 -7.8% 211,013 13.0% 輸入車を含む、小売販売台数
三菱 N/A N/A N/A N/A -
スバル 4,937 -28.2% 54,557 -2.3% 小売販売台数

出所:各社発表*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。



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2014年11月 販売台数速報

2014.12.2

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。

11月の中国新車販売は2.3%増の209万台
・中国汽車工業協会の発表によると、11月の自動車販売は前年同月比2.3%増の209.09万台、生産は同1.2%増の216.07万台となった。販売・生産ともに小幅プラスは保持したものの、伸び率が10月より縮小している。

・1~11月の累計で見ると、販売は前年同期比6.1%増の2,107.91万台、生産は同7.2%増の2,143.05万台。
鈍化傾向が続く伸び率は販売が前年同期比7.4ポイント、生産が同7.1ポイント低下した。
・乗用車の11月の販売は4.7%増の177.53万台、生産は2.9%増の183.46万台となり、販売・生産ともに伸び率が10月より縮小した。 1~11月の累計では 販売が9.2%増の1,763.97万台、生産が10.3%増の1,797.83万台。伸び率は販売・生産ともにSUVが30%超、MPVが50%前後を 保持している。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は11月単月が5.5%増の72.60万台となった。市場シェアは8月以降、前月比で拡大して いく傾向にある。前年同月比では10月に1.2ポイント低下したが、11月は0.3ポイント増の40.9%に持ち直した。1~11月の累計販売は3.7% 増の672.49万台で、市場シェアは2.0ポイント減の38.1%。外資系ブランドの市場シェアは引き続き独系がトップを保持し、日系のシェアは単月・ 累計ともに前年割れに落ち込んだ。
・商用車の11月の販売は9.2%減の31.56万台、生産は7.1%減の32.61万台。前年割れが続いているが、下げ幅は縮小していく傾向にある。 1~11月の累計は販売が7.3%減の343.94万台、生産が6.4%減の345.22万台。累計販売ではバスが8.1%増の53.80万台と好調を保 持する一方、トラックは9.7%減の290.14万台に落ち込んだ。
・輸出は11月が15.6%減の7.40万台と10月に続いてマイナスとなった。内訳は乗用車が23.7%減の4.28万台、商用車が1.3%減の 3.11万台。1~11月の累計は9.3%減の81.04万台で、そのうち乗用車は12.8%減の47.83万台、商用車は3.8%減の33.20万台。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~11月)は前年同期比8.2%増の1,895.11万台、市場シェアは1.7ポイント増の89.9%となった。
・新エネルギー車の1~11月の累計販売は5万2,944台、累計生産は5万7,125台。そのうち、電気自動車(EV)の販売は2万9,060台、生産 は3万2,494台で、プラグインハイブリッド車(PHV)の販売は2万3,884台、生産は2万4,631台となっている。


自動車販売台数(工場出荷台数)
2014年11月 2014年1-11月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 107.43 51.4 -4.7 1,111.38 52.7 2.6
MPV 20.08 9.6 42.9 169.98 8.1 48.7
SUV 41.46 19.8 37.6 358.64 17.0 34.1
微型バン 8.56 4.1 -32.5 123.97 5.9 -17.4
乗用車 177.53 84.9 4.7 1,763.97 83.7 9.2
商用車 31.56 15.1 -9.2 343.94 16.3 -7.3
自動車合計 209.09 - 2.3 2,107.91 - 6.1
うち、輸出:
自動車合計 7.40 - -15.6 81.04 - -9.3
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
2014年11月 2014年1-11月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
民族系 72.60 40.9 5.5 672.49 38.1 3.7
日系 28.86 16.3 -11.3 270.13 15.3 4.7
独系 30.47 17.2 15.2 364.63 20.7 17.4
米国系 22.06 12.4 2.7 225.80 12.8 11.5
韓国系 16.16 9.1 11.4 158.32 9.0 10.6
仏系 6.61 3.7 22.9 66.22 3.8 32.0
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
2014年11月 2014年1-11月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 108.46 50.2 -7.7 1,132.86 52.9 3.6
MPV 21.59 10.0 39.9 175.32 8.2 50.8
SUV 44.03 20.4 39.1 368.26 17.2 36.2
微型バン 9.38 4.3 -31.6 121.39 5.7 -19.1
乗用車 183.46 84.9 2.9 1,797.83 83.9 10.3
商用車 32.61 15.1 -7.1 345.22 16.1 -6.4
自動車合計 216.07 - 1.2 2,143.05 - 7.2
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

日系メーカー、11月の中国販売はトヨタがプラスを保持
・日系メーカーが発表した11月の中国新車販売によると、大手3社ではトヨタが唯一前月に続くプラス成長を保持した。日産とホンダは2桁の大幅マイナスに落ち込み、下方修正後の通年目標達成にも陰りが見られる。以下、多数メディアの報道をまとめた。
・日産は11月の新車販売が前年同月比11.8%減の11万6,200台となった。「サニー(Sunny、陽光)」や「ティーダ(Tiida、騏達)」が 属する小型乗用車の競争激化や商用車の需要低迷が響き、7月から5カ月連続で前年割れが続いている。1~11月の累計販売は前年同期比1.7%増の109 万9,700台。今秋に通年目標を143万台から127万台に下方修正すると発表したが、メディアでは修正後の目標達成も危ぶむ声が出ている。
・トヨタは11月単月が2.9%増の9万2,300台となり、8月から4カ月連続でプラスを保持した。前月より伸び幅は縮小したものの、フルモデルチェンジした主力セダン「カローラ(Corolla、卡羅拉)」と新モデル「レビン(Levin、雷凌)」が貢献し、日系大手では唯一のプラスを達成した。1~11月の累計は12.2%増の90万7,400台。
・ホンダは11月が12.1%減の7万2,973台となり、日産と共に5カ月連続でマイナスとなった。「フィット(Fit、飛度)」や「オデッセイ(Odyssey、奥徳賽)」、「スピリア(Spirior、思鉑睿)」は増加したものの、主力モデルの「アコード(Accord、雅閣)」と「CR-V」の大幅な落ち込みが影響した。1~11月の累計は1.4%減の64万6,127台。ホンダは販売低迷を受け、今秋に通年目標を90万台以上から80万台以上に下方修正していた。
・マツダは11月が2.1%減の2万32台となり、単月では9カ月ぶりにマイナスに転じた。「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載した「Mazda6 Atenza阿特茲」と「Mazda3 Axela昂克賽拉」は好調を維持したが、その他のモデルが低迷した。1~11月の累計は16.1%増の18万9,211台。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。中国での日系メーカーの新車販売台数

メーカー 2014年11月 前年同月比 2014年1-11月累計 前年同期比 備考
日産 116,200 -11.8% 1,099,700 1.7% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 92,300 2.9% 907,400 12.2% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 72,973 -12.1% 646,127 -1.4% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
スズキ 22,587 11.5% N/A N/A 卸売販売台数
マツダ 20,032 -2.1% 189,211 16.1% 輸入車を含む、小売販売台数
三菱 8,245 11.6% N/A N/A 輸入車を含む、小売販売台数
スバル 3,226 -39.9% N/A N/A 小売販売台数

出所:各社発表*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。




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2014年10月 販売台数速報

2014.11.4

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


10月の中国新車販売は2.8%増の199万台
・中国汽車工業協会の発表によると、10月の自動車販売は前年同月比2.8%増の198.72万台、生産は同6.7%増の204.42万台となった。販売・生産ともに伸び幅は前月より拡大したが、引き続き小幅プラスが続いている。
・1~10月の累計で見ると、販売は前年同期比6.6%増の1,898.81万台、生産は同7.9%増の1,927.01万台。伸び率が鈍化する傾向が続いており、販売は前年同期比6.9ポイント、生産は同5.7ポイント低下した。
・乗用車の10月の販売は6.4%増の170.89万台、生産は10.4%増の175.78万台と安定した成長基調を保持している。1~10月の累計では 販売が9.8%増の1,586.44万台、生産が11.2%増の1,614.39万台。SUV、MPVセグメントが乗用車全体を牽引しており、伸び率は SUVが販売・生産ともに30%超、MPVが50%前後を保持した。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は10月単月が3.4%増の67.56万台となった。10月に前年割れから回復した市場シェア は、再び約1.2ポイント減の39.5%に縮小した。1~10月の累計販売は3.5%増の599.88万台で、市場シェアは約2.3ポイント減の 37.8%。外資系では引き続き独系ブランドがトップを保持した。
・商用車の10月の販売は14.9%減の27.83万台、生産は11.7%減の28.64万台となり、前年割れが続いている。1~10月の累計は販売が 7.1%減の312.37万台、生産が6.3%減の312.62万台。累計販売の内訳はバスが7.2%増の47.85万台、トラックが9.3%減の 264.52万台で、トラックの販売低迷が商用車全体の足かせとなっている。
・輸出は10月が18.0%減の7.35万台となり、10月の小幅プラスから再びマイナスに落ち込んだ。内訳は乗用車が25.3%減の4.37万台、商用 車 が4.2%減の2.98万台。1~10月の累計は8.7%減の73.64万台で、そのうち乗用車は11.6%減の43.55万台、商用車は4.1%減の 30.09万台となっている。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~10月)は前年同期比8.7%増の1,708.67万台、市場シェアは1.7ポイント増の90.0%となった。

自動車販売台数(工場出荷台数)
2014年10月 2014年1-10月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 105.25 53.0 -0.6 1,003.95 52.9 3.5
MPV 18.43 9.3 36.3 149.90 7.9 49.6
SUV 38.73 19.5 36.3 317.18 16.7 33.7
微型バン 8.48 4.3 -33.4 115.41 6.1 -16.0
乗用車 170.89 86.0 6.4 1,586.44 83.5 9.8
商用車 27.83 14.0 -14.9 312.37 16.5 -7.1
自動車合計 198.72 - 2.8 1,898.81 - 6.6
うち、輸出:
自動車合計 7.35 - -18.0 73.64 - -8.7
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
2014年10月 2014年1-10月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
民族系 67.56 39.5 3.4 599.88 37.8 3.5
日系 28.09 16.4 3.0 241.28 15.2 7.0
独系 32.31 18.9 7.6 334.17 21.1 17.6
米国系 21.04 12.3 2.4 203.75 12.8 12.6
韓国系 14.95 8.8 19.0 142.17 9.0 10.5
仏系 6.30 3.7 33.5 59.61 3.8 33.3
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
2014年10月 2014年1-10月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 108.74 53.2 3.6 1,024.40 53.2 5.0
MPV 18.63 9.1 32.8 153.76 8.0 52.6
SUV 39.77 19.5 44.1 324.22 16.8 35.8
微型バン 8.64 4.2 -31.5 112.01 5.8 -17.9
乗用車 175.78 86.0 10.4 1,614.39 83.8 11.2
商用車 28.64 14.0 -11.7 312.62 16.2 -6.3
自動車合計 204.42 - 6.7 1,927.01 - 7.9
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より


日系メーカー、10月の中国販売はトヨタとマツダが健闘
・大手日系メーカーが4日までに10月の中国新車販売台数を発表した。トヨタとマツダは市場全体の伸び率が鈍化する中、ともに2桁増の大幅プラスを達成。一方、日産とホンダは4カ月連続のマイナスとなり、通年目標を引き下げた。
・日産は10月の中国新車販売が前年同月比9.0%減の10万4,400台になったと発表した。商用車の需要が低迷したほか、「サニー(Sunny、陽光)」など小型乗用車の販売も競争激化で振るわなかった。1~10月の累計販売は前年同期比3.5%増の98万3,500台。単月では7月から4カ月連続でマイナスが続いており、日産は通期目標を当初の143万台(5月時点)からほぼ前年並みの127万台に引き下げた。
・トヨタは10月単月が27.1%増の10万4,700台、1~10月の累計が13.3%増の81万5,000台となった。新型「カローラ(Corolla、卡羅拉)」や「RAV4」が好調な販売を下支えし、単月では3カ月連続のプラスを保持した。トヨタは通年目標を110万台以上に設定している。
・ホンダは10月単月が5.8%減の7万802台となった。市場ニーズの低迷や価格競争の激化が響き、主力SUVの「CR-V」も27%減と不調。1~10月の累計は0.1%増の57万3,154台となった。単月では日産と同様、4カ月連続でマイナスが続いており、ホンダは通期目標を当初の約90万台から80万台以上に下方修正するとした。
・マツダは10月単月が10.5%増の1万9,788台で、引き続き「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載した「CX-5」や「Mazda6 Atenza阿特茲」、「Mazda3 Axela昂克賽拉」が好調。単月では8カ月連続でプラスが続いている。1~10月の累計は18.7%増の16万9,179台となった。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。
中国での日系メーカーの新車販売台数

メーカー 2014年10月 前年同月比 2014年1-10月累計 前年同期比 備考
日産 104,400 -9.0% 983,500 3.5% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 104,700 27.1% 815,000 13.3% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 70,802 -5.8% 573,154 0.1% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
スズキ N/A N/A N/A N/A -
マツダ 19,788 10.5% 169,179 18.7% 輸入車を含む、小売販売台数
三菱 N/A N/A N/A N/A -
スバル 4,056 -19.6% N/A N/A 小売販売台数

出所:各社発表



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2014年9月 販売台数速報

2014.10.6

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。

9月の中国新車販売は2.5%増の198万台
・中国汽車工業協会の発表によると、9月の自動車販売は前年同月比2.5%増の198.36万台、生産は同4.2%増の200.70万台となった。販売・生産ともに小幅プラスが続いており、特に販売は今年最低の伸び率を更新した。
・1~9月の累計で見ると、販売は前年同期比7.0%増の1,700.09万台、生産は同8.1%増の1,722.59万台。伸び率は前年同期より鈍化する傾向にあり、販売は5.7ポイント、生産は4.7ポイント低下した。
・乗用車の9月の販売は6.4%増の169.60万台、生産は9.4%増の172.43万台、1~9月の累計販売は10.2%増の1,415.55万台、累計生産は11.3%増の1,438.62万台となった。引き続きMPVとSUVセグメントが好調で、販売・生産ともに単月・累月で2ケタ増の大幅プラスを保 持している。SUVでは長城汽車の「哈弗(Haval)」ブランドや奇瑞汽車の「瑞虎(Tiggo)」シリーズ、上海VWの「ティグアン(Tiguan、 途観)」、MPVでは上汽GM五菱汽車の「五菱宏光(Wuling Hongguang)」や長安汽車の「欧諾(Honor)」などが人気。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は9月単月が7.0%増の65.36万台となった。前年割れが続いていた市場シェアは約0.2 ポイント増の38.5%に回復したが、中国汽車工業協会は「単月のデータでは底打ちや上昇基調への転換を証明することはできない」と慎重な姿勢を示してい る。外資系では引き続き独系がシェアトップを保持した。
・商用車は前年割れが続いており、9月は販売が16.0%減の28.76万台、生産が19.3%減の28.27万台となった。1~9月の累計販売は6.2% 減の284.54万台、累計生産は5.7%減の283.97万台。トラック市場が低迷しており、販売・生産ともに1~8月の累計より下げ幅が拡大した。
・輸出は9月単月が0.03%増の7.81万台となり、小幅プラスに回復した。前年実績を上回るのは今年に入って初めてとなる。内訳は乗用車が1.1%増の4.84万台、商用車は1.7%減の2.97万台。1~9月の累計は7.5%減の66.29万台で、そのうち乗用車は9.7%減の39.18万台、商用 車は4.1%減の27.11万台となった。
・上海汽車や長安汽車など上位10グループの販売合計(1~9月)は9.2%増の1,530.86万台、市場シェアは前年同期より1.8ポイント高い90%となった。
・新エネルギー車の1~9月の累計販売は280%増(3.8倍)の3万8,163台、累計生産は290%増(3.9倍)の3万8,522台。そのうち、電 気自動車(EV)の販売は2万2,258台、生産は2万2,747台で、プラグインハイブリッド車(PHV)の販売は1万5,905台、生産は1万5,775台となっている。


自動車販売台数 (工場出荷台数)
2014年9月 2014年1-9月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 106.68 53.8 0.1 898.70 52.9 3.9
MPV 16.82 8.5 36.9 131.47 7.7 51.6
SUV 35.67 18.0 25.8 278.45 16.4 33.3
微型バン 10.43 5.3 -14.2 106.93 6.3 -14.2
乗用車 169.60 85.5 6.4 1,415.55 83.3 10.2
商用車 28.76 14.5 -16.0 284.54 16.7 -6.2
自動車合計 198.36 - 2.5 1,700.09 - 7.0
うち、輸出:
自動車合計

7.81

- 0.0 66.29 - -7.5
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
2014年9月 2014年1-9月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
民族系 65.36 38.5 7.0 532.32 37.6 3.5
日系 25.24 14.9 -9.2 213.19 15.1 7.5
独系 33.50 19.8 9.0 301.86 21.3 18.8
米国系 23.05 13.6 11.4 182.70 12.9 13.9
韓国系 15.23 9.0 11.9 127.22 9.0 9.6
仏系 6.53 3.9 39.8 53.31 3.8 33.3
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
2014年9月 2014年1-9月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 109.27 54.4 4.0 915.67 53.2 5.1
MPV 16.91 8.4 37.8 135.14 7.8 55.7
SUV 37.17 18.5 32.9 284.44 16.5 34.7
微型バン 9.08 4.5 -26.1 103.37 6.0 -16.5
乗用車 172.43 85.9 9.4 1,438.62 83.5 11.3
商用車 28.27 14.1 -19.3 283.97 16.5 -5.7
自動車合計 200.70 - 4.2 1,722.59 - 8.1
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より


日系メーカー、9月の中国新車販売はトヨタが26.1%増、ホンダ23.1%減

・トヨタとホンダの中国法人は8日、中国における9月の新車販売台数を発表した。トヨタは前年同月比26.1%の大幅増となり、2カ月連続でプラス成長を達成。一方、ホンダは同23.1%減と3カ月連続で前年実績を下回った。
・トヨタは 今夏に投入した新型「カローラ(Corolla、卡羅拉)」と新モデル「レビン(Levin、雷凌)」が売上を伸ばし、9月の単月販売は前年同月比 26.1%増の約9万1,100台となった。伸び率は8月(8.9%増)より17.2ポイント拡大している。1~9月の累計販売は前年同期比11.5%増 の約71万300台。通年目標は110万台以上に設定しているが、9月までの進捗度は64.6%に止まった。第4四半期(10~12月)に38万 9,700台を売り上げる必要があることから、目標達成を危ぶむ見方も出ている。
・ホンダは 9月の単月販売が23.1%減の5万6,880台に落ち込んだ。内訳は広汽ホンダが2.5%減の4万1,024台、東風ホンダが50.3%減の1万 5,856台。主力モデルの「CR-V」がSUVセグメントの競争激化で55.4%減のマイナスとなり、「アコード(Accord、雅閣)」も15.4% 減と低迷した。前年実績を上回ったのは5月発売の新型「フィット(Fit、飛度)」と8月発売の新型「オデッセイ(Odyssey、奥徳賽)」のみ。 1~9月の累計販売は1.0%増の50万2,352台となった。通年目標は90万台に設定しており、年内に投入する新モデルで巻き返しを図る意向。

日産、9月の中国新車販売は20%減
・日産は10日、9月の中国新車販売が前年同月比20.0%減の9万3,700台になったと発表した。
・7月から3カ月連続で前年割れが続いている。「サニー(Sunny、陽光)」など小型乗用車の競争激化で苦戦を強いられたほか、商用車の需要低迷も影響した。SUVセグメントの急伸を受けた新型「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」は引き続き好調。
・1~9月の累計販売は前年同期比5.2%増の87万9,100台となった。通年目標は143万台に設定しているが、達成は困難とする見方も報じられている。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。


中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年9月 前年同月比 2014年1-9月累計 前年同期比 備考
日産 93,700 -20.0% 879,100 5.2% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 91,100 26.1% 710,300 11.5% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 56,880 -23.1% 502,352 1.0% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
スズキ 19,474 2.6% N/A N/A 卸売販売台数
マツダ 18,818 5.6% 149,391 19.8% 輸入車を含む、小売販売台数
三菱 7,524 24.5% N/A N/A 輸入車を含む、小売販売台数
スバル 4,401 -17.2% N/A N/A 小売販売台数

出所:各社発表*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。




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2014年8月 販売台数速報

2014.9.1

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


8月の中国新車販売は4.0%増の172万台
・中国汽車工業協会の発表によると、8月の自動車販売は前年同月比4.0%増の171.56万台、生産は同2.2%増の171.44万台となり、販売・生産ともに今年最低の伸び率となった。
・1~8月の累計で見ると、販売は前年同期比7.7%増の1,501.73万台、生産は同8.6%増の1,521.89万台。伸び率は依然として前年同期より鈍化する傾向にある。
・乗用車の8月単月の販売は8.5%増の146.82万台、生産は6.7%増の148.10万台となり、ともに伸び率が1ケタ台に落ち込んだ。引き続きMPVとSUVが大幅プラスを達成しており、乗用車全体を牽引している。SUVでは長城汽車の「哈弗(Haval)」ブランドや上海VWの「途観(Tiguan)」、東風日産の「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」、MPVでは上汽GM五菱汽車の「五菱宏光(Wuling Hongguang)」、長安汽車の「欧諾(Honor)」などが人気。1~8月の累計は販売が10.7%増の1,245.95万台、生産が11.6%増の1,266.18万台。
・ 乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は8月単月が5.7%増の54.51万台となった。市場シェアは2013年9月から前年割れが続 いており、8月も約1.0ポイント減の37.1%に落ち込んだ。 中国汽車工業協会は長期の低迷について、外資系ブランドとの格差や伸び率の鈍化、一部都市での購入制限措置、外資系ブランドの低価格市場への参入を主な要 因とする一方、社会各界や消費者の民族系ブランドに対する理解不足や消費マインドの欠如も大きく影響していると指摘。民族系ブランドはここ5年間に研究開 発や製品品質、新エネルギー車等の分野で大きな成長を遂げたとし、消費者の理解や購入を促すことはメーカーや業界、メディアの責務であると表明した。
・一方、外資系ブランドでは引き続き独系がトップを保持し、8月単月は8.2%増の31.73万台となった。日系は新型車投入を見据えた買い控えなどの影響で7月に小幅マイナスに落ち込んだが、8月は8.0%増のプラスに回復した。
・ 商用車は8月単月の販売が16.4%減の24.74万台、生産が19.4%減の23.34万台となり、販売・生産ともに引き続き前年割れとなった。1~8 月の累計では販売が5.0%減の255.78万台、生産が3.9%減の255.71万台。排出ガス基準の引き上げに伴う価格上昇でトラック販売の低迷が続 いている。
・輸出は8月単月が3.5%減の6.81万台となり、内訳は乗用車が1.1%減の4.09万台、商用車が7%減の2.72万台となった。1~8月の累計は8.4%減の58.48万台で、内訳は乗用車が11.1%減の34.33万台、商用車が4.4%減の24.15万台。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~8月)は9.9%増の1,352.03万台、市場シェアは前年同期より1.8ポイント高い90%となった。


自動車販売台数 (工場出荷台数)
2014年8月 2014年1-8月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 91.08 53.1 1.3 792.02 52.7 4.5
MPV 14.59 8.5 38.3 114.65 7.6 54.1
SUV 31.13 18.1 29.6 242.77 16.2 34.5
微型バン 10.02 5.8 -7.6 96.51 6.4 -14.3
乗用車 146.82 85.6 8.5 1,245.95 83.0 10.7
商用車 24.74 14.4 -16.4 255.78 17.0 -5.0
自動車合計 171.56 - 4.0 1,501.73 - 7.7
うち、輸出:
自動車合計

6.81

- -3.5 58.48 - -8.4
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
2014年8月 2014年1-8月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
民族系 54.51 37.1 5.7 466.96 37.5 3.1
日系 22.22 15.1 8.0 187.96 15.1 10.3
独系 31.73 21.6 8.2 268.36 21.5 20.1
米国系 19.10 13.0 7.8 159.65 12.8 14.2
韓国系 13.10 8.9 7.0 111.99 9.0 9.2
仏系 5.80 4.0 47.2 46.77 3.8 32.4
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より


日系メーカー、8月の中国販売は日産、ホンダが小幅マイナス
・日系メーカーが発表した8月の中国新車販売台数は、トヨタが8.9%増の小幅プラスに回復した一方で、日産が0.7%減、ホンダが5.5%減の小幅マイ ナスに落ち込んだ。各社とも通年販売目標の達成に陰りが出始めたが、今年投入した又は投入予定の新型車や新モデルが下半期の販売を押し上げると見ている。
・日産は8月単月が前年同月比0.7%減の8万5,500台となり、7月から2カ月連続でマイナスに落ち込んだ。小型商用車の販売低迷を主因としており、乗用車は新型「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」や「ヴェヌーシア(Venucia、啓辰)」ブランドな どが引き続き好調。通年販売目標は143万台に設定しているが、1~8月の累計販売は前年同期比9.4%増の78万5,400台と目標達成には陰りが見ら れる。7月にはヴェヌーシアブランドから5万元を切る低価格車「R30」を投入しており、同セグメントでの市場シェア獲得が目標達成に貢献すると期待して いる。
・トヨタは8月単月が8.9%増の7万8,500台、1~8月の累計が9.7%増の61万9,200台となった。6月に発売した新型「カローラ(卡羅拉)」の好調が販売を押し上げ、単月では3カ月ぶりとなるプラスに転じた。通年目標110万台の達成には9月から毎月12万台以上を販売する必要があるが、同社は新型「カローラ」や新モデル「レビン(Levin、雷凌)」が販売増加に貢献すると見て目標値を据え置いた。
・ホンダは8月単月が5.5%減の5万2,513台となり、日産と同様に2カ月連続のマイナスとなった。「アコード(Accord、雅閣)」や「フィット(Fit、飛度)」は大幅増となったが、「クライダー(Crider、凌派)」や「CR-V」など主力モデルの不調が響いた。1~8月の累計販売は5.2%増の44万5,472台。同社は通年目標90万台の達成に向け、新型「スピリア(Spirior、思鉑睿)」や「ヴェゼル(Vezel, 繽智)」など新型車や新モデルを積極投入する計画。
・マツダは8月単月が24.9%増の1万5,787台、1~8月の累計が22.2%増の13万573台となった。「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載した「CX-5」、「Mazda6 Atenza阿特茲」、「Mazda3 Axela昂克賽拉」が好調。同社は通年目標を22万台に設定している。また、年末までに4S店(新車販売、部品供給、アフターサービス、情報フィードバックの4つのサービスを展開)の総数を460店舗に拡大する計画。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年8月 前年同月比 2014年1-8月累計 前年同期比 備考
日産 85,500 -0.7% 785,400 2.2% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 78,500 8.9% 619,200 9.7% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 52,513 -5.5% 445,472 5.2% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 15,787 24.9% 130,573 22.2% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 17,209 50.5% 174,710 15.5% 卸売販売台数
三菱 6,364 55.6% 55,960 49.1% 輸入車を含む、小売販売台数
スバル N/A N/A N/A N/A -

出所:各社発表*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。



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2014年7月 販売台数速報

2014.8.4

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


7月の中国新車販売は6.7%増の162万台
・中国汽車工業協会の発表によると、7月の自動車販売は前年同月比6.7%増の161.81万台、生産は同8.6%増の172.02万台となり、安定した成長基調を維持した。
・1~7月の累計で見ると、販売は前年同期比8.2%増の1,330.17万台、生産は同9.5%増の1,350.45万台となった。伸び率は依然として前年同期より鈍化する傾向にある。
・乗用車は7月単月の販売が9.7%増の135.79万台、生産が13.4%増の147.27万台、1~7月の累計は販売が11.0%増の1,099.18万台、生産が12.2%増の1,118.12万台。MPVとSUVの伸びが鮮明で、引き続き乗用車市場を牽引している。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は7月単月が7.7%増の46.91万台となったが、市場シェアは前年同月より0.6ポイント減の34.6%に落ち込んだ。技術力不足などが影響し、長らく市場シェアの縮小傾向が続いている。外資系ブランドでは独系が引き続きトップを保持したのに対し、日系は3.9%減の小幅マイナスとなった。また、民族系ブランドの1~7月の累計は2.4%増の409.94万台で、市場シェアは前年同期より3.1ポイント減の37.3%となった。外資系の市場シェアは、0.1ポイント減の9.0%となった韓国系を除いてそれぞれ市場シェアを拡大、特に独系は1.9ポイント増となっている。
・商用車は7月単月の販売が6.7%減の26.02万台、生産が13.0%減の24.75万台となり、販売・生産ともに4月から4カ月連続で前年割れとなった。1~7月の累計では販売が3.6%減の230.99万台、生産が2.1%減の232.33万台。トラックが低迷しており、販売は5.0%減の198.30万台、生産は3.0%減の199.96万台となった。
・低迷が続く輸出は7月単月が10.7%減の7.17万台となり、内訳は乗用車が21.5%減の3.96万台、商用車が7.4%増の3.21万台であった。1~7月の累計は9.0%減の51.66万台で、内訳は乗用車が12.3%減の30.23万台、商用車が4.0%減の21.43万台。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~7月)は10.4%増の1,197.21万台、市場シェアは前年同期より1.9ポイント高い90%となった。

自動車販売台数 (工場出荷台数)
2014年7月 2014年1-7月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 85.78 53.0 2.1 700.94 52.7 4.9
MPV 11.89 7.3 65.8 100.11 7.5 56.6
SUV 29.30 18.1 24.7 211.64 15.9 35.3
微型バン 8.82 5.5 -2.4 86.49 6.5 -15.0
乗用車 135.79 83.9 9.7 1,099.18 82.6 11.0
商用車 26.02 16.1 -6.7 230.99 17.4 -3.6
自動車合計 161.81 - 6.7 1,330.17 - 8.2
うち、輸出:
自動車合計 7.17 - -10.7 51.66 - -9.0
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
2014年7月 2014年1-7月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
民族系 46.91 34.6 7.7 409.94 37.3 2.4
日系 20.96 15.4 -3.9 168.24 15.3 12.2
独系 30.94 22.8 16.9 236.68 21.5 21.9
米国系 18.44 13.6 9.6 140.56 12.8 15.2
韓国系 12.52 9.2 12.3 98.89 9.0 9.5
仏系 5.68 4.2 53.5 40.97 3.7 30.5
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
2014年7月 2014年1-7月累計
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同月比(%)
台数
(万台)
シェア(%) 前年
同期比(%)
轎車 94.84 55.1 7.9 712.83 52.8 6.2
MPV 13.04 7.6 73.2 103.90 7.7 60.3
SUV 30.48 17.7 26.2 215.33 15.9 35.7
微型バン 8.91 5.2 -13.5 86.06 6.4 -15.3
乗用車 147.27 85.6 13.4 1,118.12 82.8 12.2
商用車 24.75 14.4 -13.0 232.33 17.2 -2.1
自動車合計 172.02 - 8.6 1,350.45 - 9.5
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より


日系3社、7月の中国販売はマイナス、新車投入前の買い控え
・日系メーカーが発表した7月の中国新車販売台数は、日産が前年同月比12.3%減、トヨタが1.1%減、ホンダが22.7%減で、3社とも前年割れとなった。新型車投入を控えた消費者の買い控えや競争激化に伴う在庫調整の影響が見られる。
・日産自動車の7月販売台数は前年同月比12.3%減の7万9,500台。9日間の夏季休暇で稼働日が少なかったことと、販売競争が激化して7月から在庫調整に入ったことが影響し、前月比では29.4%減と大幅に落ち込んでいる。モデル別では東風日産乗用車の「シルフィ(軒逸)」シリーズが1万5,331台、新型「エクストレイル(奇駿)」が1万2,126台など、自主ブランド車「ヴェヌーシア(啓晨)」シリーズは4,881台だった。1~7月の累計販売は前年同期比10.7%増の69万9,900台。通年目標は143万台で、年後半は台数が落ち込む可能性があるが、収益は確保するとしている。
・トヨタの7月販売台数は前年同月比1.1%減の約7万4,800台で、2カ月連続で前年実績を下回った。6月下旬に新型「カローラ(卡羅拉)」を発売したことで前月より減少幅は縮小したが、「クラウン(皇冠)」と「ハイランダー(漢蘭達)」の新型投入を前に買い控えがあるもよう。1~7月累計は前年同期比9.8%増の約54万700台。7月28日には新モデル「レビン(雷凌)」を発売したほか、例年秋以降に新車需要が上向くとして、通年目標の110万台以上は達成可能としている。
・ホンダの7月販売台数は前年同月比22.7%減の3万9,543台で3カ月ぶりにマイナスとなった。新車投入を前に既存車種を買い控える動きが広がり、広汽本田の「クライダー(凌派)」が30%減の7,254台、「アコード(雅閣)」が25.2%減の4,972台、東風本田の「CR-V」が55.5%減の5,996台などと大幅に落ち込んでいる。一方で、5月末に新型を発売した「フィット(飛度)」は約2.8倍の9,472台と伸びた。1~7月の累計販売は前年同期比6.9%増の39万2,959台。8月以降に「オデッセイ(奥徳賽)」や「スピリア(思鉑睿)」などの新型車を相次ぎ投入するほか、今年後半にはSUV「ヴェゼル(缤智)」も発売する予定。新車投入効果を見込み、通年目標の90万台は据え置いている。
・マツダの7月販売台数は前年同月比36.4%増の1万5,934台で、5カ月連続プラスを維持している。「マツダ6アテンザ(阿特茲)」と「マツダ3アクセラ(昴克賽拉)」が牽引。1~7月累計は21.8%増の11万4,786台で、内訳は一汽馬自達汽車銷售が2.2%減の6万3,219台、長安馬自達汽車が74.6%増の5万1,567台。7月30日にはSUV「CX-7」を発売し、さらなる販売拡大を狙う。
・三菱自動車の7月販売台数は93%増の8,738台、1~7月累計は48%増の4万9,594台だった。小型SUV「ASX」の販売が堅調に伸びている。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年7月 前年同月比 2014年1-7月累計 前年同期比 備考
日産 79,500 -12.3% 699,900 10.7% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 74,800 -1.1% 540,700 9.8% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 39,543 -22.7% 392,959 6.9% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 15,934 36.4% 114,786 21.8% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 17,784 21.3% N/A N/A 卸売販売台数
三菱 8,738 93.4% 49,594 48.3% 輸入車を含む、小売販売台数
スバル 3,600 -18.8% N/A N/A 小売販売台数
出所:各社発表
*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。

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2014年6月 販売台数速報

2014.7.2

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


6月の中国新車販売は5.2%増の185万台
・中国汽車工業協会の発表によると、6月の自動車販売は前年同月比5.2%増の184.58万台、生産は同10.8%増の185.56万台となった。
・1~6月の累計で見ると、販売は前年同期比8.4%増の1,168.35万台、生産は同9.6%増の1,178.34万台。伸び率は前年同期より鈍化したものの、同協会では安定した成長基調を保持したと見ている。
・乗用車は6月単月の販売が11.5%増の156.41万台、生産が17.4%増の159.90万台、1~6月の累計は販売が11.2%増の963.38万台、生産が12.1%増の970.85万台。MPVとSUVが乗用車市場を牽引しており、販売・生産の伸び率はMPVが単月・累月ともに50%超、SUVが35%超を達成した。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は6月単月が7.6%増の56.67万台となった。市場シェアは前年同月より縮小する傾向が続いており、6月も1.3ポイント減の36.2%に落ち込んだ。外資系では独系が11.4%増の32.28万台でシェアトップを保持、日系も17.0%増の27.01万台と健闘した。仏系は4月以降、30%超の高い伸び率を保持している。民族系ブランドの1~6月の累計は1.8%増の363.03万台、市場シェアは3.5ポイント減の37.7%となった。外資系では韓国系を除いてそれぞれ市場シェアを拡大している。
・商用車は6月単月の販売が19.7%減の28.17万台、生産が17.6%減の25.66万台、1~6月の累計では販売が3.2%減の204.97万台、生産が0.6%減の207.49万台。単月の販売・生産は4月から3カ月連続で前年割れとなった。
・輸出は引き続き低迷しており、6月単月は4.5%減の8.10万台で、内訳は乗用車が2.2%減の4.73万台、商用車が7.6%減の3.37万台。1~6月の累計は8.8%減の44.49万台となった。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~6月)は10.7%増の1,050.69万台、市場シェアは前年同期より1.9ポイント高い89.9%となっている。
・中国汽車工業協会が発表した統計によると、新エネルギー車の1~6月の累計販売は247.7%増(3.5倍)の2万477台、累計生産は251.6%増(3.5倍)の2万692台となった。販売・生産ともに前年の通年台数(販売1万7,642台、生産1万7,533台)を上回っている。そのうち、電気自動車(EV)の販売は1万1,777台、生産は1万2,185台で、プラグインハイブリッド車(PHV)の販売は8,700台、生産は8,507台となっている。

自動車販売台数 (工場出荷台数)
  2014年6月 2014年1-6月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 99.45 53.9 5.0 615.16 52.7 5.3
MPV 12.68 6.9 50.2 88.22 7.6 55.4
SUV 32.54 17.6 35.3 182.34 15.6 37.1
微型バン 11.74 6.4 -10.7 77.66 6.6 -16.2
乗用車 156.41 84.7 11.5 963.38 82.5 11.2
商用車 28.17 15.3 -19.7 204.97 17.5 -3.2
自動車合計 184.58 - 5.2 1,168.35 - 8.4
うち、輸出:
自動車合計

8.10

- -4.5 44.49 - -8.8
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
  2014年6月 2014年1-6月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
民族系 56.67 36.2 7.6 363.03 37.7 1.8
日系 27.01 17.3 17.0 147.28 15.3 15.0
独系 32.28 20.6 11.4 205.74 21.4 22.7
米国系 20.07 12.8 12.4 122.12 12.7 16.1
韓国系 13.77 8.8 4.6 86.37 9.0 9.1
仏系 5.97 3.8 39.8 35.29 3.7 27.4
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
  2014年6月 2014年1-6月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 102.20 55.1 10.8 617.99 52.4 5.9
MPV 12.69 6.8 51.0 90.86 7.7 58.6
SUV 33.16 17.9 42.6 184.85 15.7 37.4
微型バン 11.85 6.4 -4.1 77.15 6.5 -15.5
乗用車 159.90 86.2 17.4 970.85 82.4 12.1
商用車 25.66 13.8 -17.6 207.49 17.6 -0.6
自動車合計 185.56 - 10.8 1,178.34 - 9.6
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より


日系メーカー、6月の中国販売はトヨタ除く3社が2ケタ増
・大手日系メーカーは3日までに中国における6月の新車販売台数を発表した。各社とも新型車効果が鮮明となり、トヨタを除く3社が前年同月比2ケタ増を達成した。以下、多数メディアの報道をまとめた。
・6月の中国新車販売は、日産が前年同月比11.1%増の11万2,600台で日系トップを保持。続くトヨタは7.6%減の7万1,000台、ホンダは16.0%増の7万739台、マツダは37.2%増の1万5,238台となった。日産は3月発売の新型「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」、ホンダは5月発売の新型「フィット(Fit、飛度)」が好調。マツダも5月に投入した新型「マツダ6(Mazda6)」(正式名「Mazda6 Atenza阿特茲」)と新型「マツダ3(Mazda3)」(正式名「Mazda3 Axela昂克賽拉」)が牽引しており、各社とも新型車効果が鮮明となった。
・一方、トヨタは「カローラ(Corolla、卡羅拉)」のモデルチェンジ期が原因で7.6%減の7万1,000台に落ち込んだ。11代目となる新型「カローラ」は6月下旬に投入されたが、それ以前に旧型車の販売を停止したことが影響した。10カ月ぶりの前年割れとなったが、7月からは新型「カローラ」が販売増加に貢献すると期待している。
・1~6月の累計は、日産が前年同期比14.6%増の62万400台、トヨタが11.7%増の46万5,900台、ホンダが11.7%増の35万3,416台、マツダが19.8%増の9万8,852台となった。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年6月 前年同月比 2014年1-6月累計 前年同期比 備考
日産 112,600 11.1% 620,400 14.6% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 71,000 -7.6% 465,900 11.7% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 70,739 16.0% (**) 353,416 11.7% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 15,238 37.2% 98,852 19.8% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 23,539 42.2% 139,716 11.5% 卸売販売台数
三菱 N/A N/A N/A N/A -
スバル 4,592 3.7% 30,360 27.5% 小売販売台数
出所:各社発表
(*) 台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。
(**) 前年同月比を修正いたしました。 (2014年7月3日)

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2014年5月 販売台数速報

2014.6.3

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


5月の中国新車販売は前年同月比8.5%増の191万台
・中国汽車工業協会の発表によると、5月の自動車販売は前年同月比8.5%増の191.12万台、生産は同11.0%増の197.58万台となった。販売・生産ともに200万台超となった4月より減少したが、同協会では概ね安定的に推移していると見ている。
・1~5月の累計で見ると、販売は前年同期比9.0%増の983.81万台、生産は同9.4%増の992.80万台。伸び率は前年同期より販売が3.6ポイント、生産が4.1ポイント低下したものの、引き続き成長基調を保持している。
・乗用車は5月単月の販売が13.9%増の159.04万台、生産が16.2%増の164.96万台。車型別では引き続きMPVとSUVが好調で、乗用車全体の伸びを牽引している。伸び率はMPVが販売・生産ともに50%超を保持し、SUVが40%超に拡大した。乗用車の1~5月の累計販売は11.1%増の807.01万台、累計生産は11.1%増の810.95万台。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は5月単月が5.4%増の58.06万台となった。単月の市場シェアは2013年9月から前年比減が続いており、5月も2.9ポイント減の36.5%に落ち込んだ。外資系では独系ブランドが21.5%とトップシェアを保持し、続く日系は15.9%、米国系は13.0%、韓国系は9.0%、仏系は4.0%となっている。民族系ブランドの1~5月の累計は0.9%増の306.40万台、市場シェアは3.8ポイント減の38.0%であった。
・商用車は5月単月の販売が12.0%減の32.08万台、生産が9.6%減の32.62万台、1~5月の累計では販売が0.1%増の176.80万台、生産が2.4%増の181.85万台。単月販売の内訳はバスが3.0%減の4.87万台、トラックが13.5%減の27.21万台と低迷している。
・輸出も不調が続いており、5月単月は12%減の7.63万台で、内訳は乗用車が17.2%減の4.29万台、商用車が4.2%減の3.34万台。1~5月の累計は9.8%減の36.33万台となった。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~5月)は11.5%増の885.44万台、市場シェアは前年同期より2.0ポイント高い90.0%となっている。

自動車販売台数 (工場出荷台数)
  2014年5月 2014年1-5月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 100.87 52.8 7.3 515.73 52.4 5.4
MPV 13.03 6.8 54.0 75.53 7.7 56.4
SUV 31.92 16.7 40.1 149.83 15.2 37.5
微型バン 13.22 6.9 -8.2 65.92 6.7 -17.1
乗用車 159.04 83.2 13.9 807.01 82.0 11.1
商用車 32.08 16.8 -12.0 176.80 18.0 0.1
自動車合計 191.12 - 8.5 983.81 - 9.0
うち、輸出:
自動車合計

7.63

- -12 36.33 - -9.8
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
  2014年5月 2014年1-5月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
民族系 58.06 36.5 5.4 306.40 38.0 0.9
日系 25.22 15.9 12.5 120.28 14.9 14.6
独系 34.14 21.5 26.5 173.46 21.5 25.1
米国系 20.35 13.0 18.0 102.05 12.7 16.2
韓国系 14.31 9.0 10.0 72.60 9.0 10.1
仏系 6.33 4.0 36.7 29.33 3.6 25.2
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
  2014年5月 2014年1-5月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 105.38 53.3 10.3 515.80 52.0 5.0
MPV 13.07 6.6 50.3 78.17 7.9 60.0
SUV 32.72 16.6 40.8 151.68 15.3 36.3
微型バン 13.79 7.0 -4.6 65.30 6.6 -17.2
乗用車 164.96 83.5 16.2 810.95 81.7 11.1
商用車 32.62 16.5 -9.6 181.85 18.3 2.4
自動車合計 197.58 - 11.0 992.80 - 9.4
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

5月の中国販売、トヨタが2.7%増、マツダが0.4%増
・トヨタとマツダは3日に中国における5月の新車販売台数を発表した。両社ともプラス成長を維持しているが、モデルチェンジの影響を受け伸び率は4月より小幅に縮小した。
・トヨタは5月の単月販売が前年同月比2.7%増の8万1,100台になったと発表した。反日デモの影響から脱し始めた2013年9月以降、9カ月連続でプラス成長を保持している。但し主力モデルの「カローラ(Corolla、卡羅拉)」が新型車を投入する前の買い控えで販売が低迷し、伸び率は4月の2ケタ増(12.4%)から1ケタ増に縮小した。「カローラ」は落ち込んだものの、「ハイランダー(Highlander、漢蘭達)」はSUVセグメントの急伸を受けて好調という。1~5月の累計販売は前年同期比16.1%増の39万4,900台となった。トヨタは5月下旬から新モデル「レビン(Levin、雷凌)」の予約受付を開始しており、販売増加に向けて製品ラインナップの拡充を推進している。
・マツダは5月の単月販売が0.4%増の1万3,892台、1~5月の累計が17.1%増の8万3,614台。トヨタと同様、単月の伸び率は4月(19.0%)より大きく落ち込んだ。新型「マツダ6(Mazda6)」(正式名「Mazda6 Atenza阿特茲」)と新型「マツダ3(Mazda3)」(正式名「Mazda3 Axela昂克賽拉」)の投入により、旧型車の販売が鈍化したためと報じられている。2モデルとも納車が本格化する6月以降の販売に貢献する見通し。マツダは今年中旬にも現地生産のクロスオーバーSUV「CX-7」を投入するとしている。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年5月 前年同月比 2014年1-5月累計 前年同期比 備考
日産 106,100 3.1% 507,700 15.4% 輸入車を含む、卸売販売台数。
東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 81,100 2.7% 394,900 16.1% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 60,269 10.5% 282,677 10.6% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 13,892 0.4% 83,614 17.1% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 23,099 31.0% 116,085 6.7% 卸売販売台数
三菱 N/A N/A N/A N/A -
スバル 5,180 22.9% N/A N/A 小売販売台数
出所:各社発表
*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。

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2014年4月 販売台数速報

2014.5.7

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


4月の中国新車販売は前年同月比8.8%増の200.4万台
・中国汽車工業協会の発表によると、4月の自動車販売は前年同月比8.8%増の200.42万台、生産は同8.8%増の206.75万台となった。販売・生産ともに単月で過去最高を更新した3月より減少したが、引き続き200万台の高水準をキープした。
・1~4月の累計で見ると、販売は前年同期比9.1%増の792.51万台、生産は同9.0%増の795.30万台。安定した成長基調を保持しているが、伸び率は前年同期より販売が4.1ポイント、生産が4.3ポイント低下した。
・乗用車は4月の販売が11.6%増の160.90万台、生産が11.3%増の166.74万台、1~4月の累計では販売が10.5%増の647.75万台、生産が9.8%増の645.99万台となった。車型別ではSUVとMPVの急伸が続いており、単月・累月販売はSUVが生産・販売ともに35%増、MPVが50%増となっている。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は4月が4.5%増の59.69万台となり、市場シェアは2.5ポイント減の37.1%に落ち込んだ。2013年9月以降、8カ月連続で販売低迷が続いており、1~4月の累計も0.1%減の248.12万台、市場シェアは4.1ポイント減の38.3%となった。外資系の単月シェアは引き続きトップを保持した独系ブランドが21.4%となり、日系16.2%、米国系12.3%、韓国系8.9%、仏系3.9%がそれに続いた。
・商用車は4月の販売が1.3%減の39.52万台、生産が0.2%減の40.01万台と不調。バスの販売は前年同期比で2.9%増加したが、トラックは1.9%減となった。1~4月の商用車累計は、販売が3.3%増の144.76万台、生産が5.5%増の149.31万台。
・輸出は長らく低迷しており、4月は12.6%減の7.81万台となった。内訳は乗用車が13.3%減の4.65万台、商用車が11.7%減の3.16万台。1~4月の累計でも9.3%減の28.68万台に落ち込んだ。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~4月)は11.6%増の714.04万台となり、市場シェアは前年同期より2.1ポイント高い90.1%に拡大した。

自動車販売台数 (工場出荷台数)
  2014年4月 2014年1-4月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 103.13 51.5 5.6 414.64 52.3 4.9
MPV 13.68 6.8 54.3 62.50 7.9 56.9
SUV 31.08 15.5 36.4 117.91 14.9 36.9
微型バン 13.01 6.5 -12.0 52.70 6.6 -19.1
乗用車 160.90 80.3 11.6 647.75 81.7 10.5
商用車 39.52 19.7 -1.3 144.76 18.3 3.3
自動車合計 200.42 - 8.8 792.51 - 9.1
うち、輸出:
自動車合計

7.81

- -12.6 28.68 - -9.3
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
  2014年4月 2014年1-4月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
民族系 59.69 37.1 4.5 248.12 38.3 -0.1
日系 26.08 16.2 12.5 95.01 14.7 15.0
独系 34.41 21.4 23.5 139.36 21.5 25.4
米国系 19.81 12.3 10.1 81.70 12.6 15.8
韓国系 14.27 8.9 8.7 58.29 9.0 10.1
仏系 6.21 3.9 37.1 23 3.6 22.3
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
  2014年4月 2014年1-4月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 106.12 51.3 5.4 410.42 51.6 3.8
MPV 15.23 7.4 50.5 65.10 8.2 62.1
SUV 31.57 15.3 36.5 118.96 15.0 35.1
微型バン 13.82 6.7 -13.2 51.51 6.5 -20.1
乗用車 166.74 80.6 11.3 645.99 81.2 9.8
商用車 40.01 19.4 -0.2 149.31 18.8 5.5
自動車合計 206.75 - 8.8 795.30 - 9.0
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

日産とトヨタ、4月の中国販売は2ケタ増の大幅プラス
・日産とトヨタは7日、4月の中国新車販売が3月に続く2ケタ増の大幅プラスになったと発表した。両社とも新型車効果が鮮明で、領土問題の影響からは脱したと見られる。以下、多数メディアの報道をまとめた。
・日産は4月の販売が前年同月比14.7%増の11万8,500台となり、3カ月連続で2ケタ増を達成した。3月下旬に発売した新型「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」が好調で、発売から4月末までに2万台超の受注を獲得したという。主力セダンの「シルフィ(Sylphy、軒逸)」も好調を維持しており、1~4月の累計販売は前年同期比19.1%増の40万1,600台となった。
・トヨタは4月単月が12.4%増の8万5,800台、1~4月の累計が20.2%増の31万3,800台。単月販売は反日デモの影響から回復を始めた2013年9月以降、8カ月連続で前月実績を上回った。4月も引き続き新型車効果が鮮明で、2013年にベース価格を従来車より引き下げて投入したコンパクトカー、新型「ヤリス(Yaris、YARiS L 致炫)」と新型「ヴィオス(Vios、威馳)」が販売増に貢献した。トヨタは2014年の販売目標を19.9%増の110万台に設定している。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年4月 前年同月比 2014年1-4月累計 前年同期比 備考
日産 118,500 14.7% 401,600 19.1% 輸入車を含む、卸売販売台数。
東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 85,800 12.4% 313,800 20.2% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 58,398 -3.6% 222,408 10.7% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 14,694 19.0% 69,722 21.1% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 23,518 29.7% N/A N/A 卸売販売台数
三菱 N/A N/A N/A N/A -
スバル 5,320 32.7% N/A N/A 小売販売台数
出所:各社発表
*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。

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2014年3月 販売台数速報

2014.4.1

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


3月の中国新車販売は前年同月比6.6%増の216.9万台
・中国汽車工業協会の発表によると、3月の自動車販売は前年同月比6.6%増の216.91万台、生産は同5.6%増の220.17万台となり、単月としては販売・生産ともに過去最高を更新した。
・1~3月の累計で見ると、自動車販売は前年同期比9.2%増の592.23万台、生産は同9.2%増の589.17万台。伸び率は販売が前年同期比4ポイント、生産が同3.6ポイント低下したものの、安定した成長基調を保持している。
・乗用車は3月の販売が7.9%増の171.01万台、生産が5.5%増の174.83万台、1~3月の累計では販売が10.1%増の486.95万台、生産が9.5%増の479.87万台となった。車型別ではSUVとMPVの急伸が続いており、乗用車セグメント全体の牽引力となっている。一方、微型バンは販売・生産が単月・累月ともに20%を超えるマイナスに落ち込んだ。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は3月が2.3%減の67.18万台となり、市場シェアは4.1ポイント減の39.3%に低下した。2013年9月から7カ月連続で販売が低迷しており、1~3月の累計でも1.5%減の188.53万台に落ち込んだ。外資系では独系ブランドが引き続きトップを保持し、市場シェアは3月が1.9ポイント増の20.2%、1~3月が2.6ポイント増の21.6%。日系ブランドは前年に累計販売が日中関係の悪化で16.0%の大幅減となったが、今年は16.1%増の68.95万台に回復、市場シェアも0.8ポイント増の14.2%となった。
・商用車は3月の販売が2.1%増の45.90万台、生産が5.9%増の45.34万台となり、単月としては3年ぶりの高水準を記録した。1~3月の累計では販売が5.1%増の105.28万台、生産が7.8%増の109.30万台。内訳はバスの販売が10.6%増の12.86万台、生産が6.1%増の12.37万台、トラックの販売が4.4%増の92.42万台、生産が8.0%増の96.93万台。
・3月の輸出は0.6%減の8.55万台で、内訳は乗用車が7.4%減の4.85万台、商用車が10.1%増の3.70万台。1~3月の累計は7.8%減の20.90万台となった。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~3月)は12.0%増の535.25万台となり、市場シェアは前年同期より2.3ポイント高い90.4%に拡大した。
・中国汽車工業協会の概数統計によると、1~3月の新エネルギー車の販売は前年同期比2.2倍の6,853台、生産は同2.2倍の6,651台となった。販売の内訳は電気自動車(EV)が4,095台、プラグインハイブリッド車(PHV)が2,758台、生産の内訳はEVが4,024台、PHVが2,627台。


自動車販売台数 (工場出荷台数)
  2014年3月 2014年1-3月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 108.85 50.2 4.8 311.51 52.6 4.7
MPV 16.22 7.5 38.8 48.87 8.3 57.8
SUV 30.87 14.2 31.4 86.84 14.7 37.1
微型バン 15.07 6.9 -22.7 39.73 6.7 -21.1
乗用車 171.01 78.8 7.9 486.95 82.2 10.1
商用車 45.90 21.2 2.1 105.28 17.8 5.1
自動車合計 216.91 - 6.6 592.23 - 9.2
うち、輸出:
自動車合計 8.55 - -0.6 20.90 - -7.8
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
  2014年3月 2014年1-3月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
民族系 67.18 39.3 -2.3 188.53 38.7 -1.5
日系 26.24 15.3 10.1 68.95 14.2 16.1
独系 34.50 20.2 19.0 104.93 21.6 25.1
米国系 21.26 12.4 13.3 61.90 12.7 17.7
韓国系 14.75 8.6 14.0 44.02 9.0 10.5
仏系 6.11 3.6 24.7 16.79 3.5 17.7
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数
  2014年3月 2014年1-3月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 110.04 50.0 0.5 304.30 51.6 3.2
MPV 19.08 8.7 60.8 50.10 8.5 66.7
SUV 31.69 14.4 26.0 87.39 14.8 34.6
微型バン 14.02 6.4 -27.0 38.08 6.5 -21.5
乗用車 174.83 79.4 5.5 479.87 81.4 9.5
商用車 45.34 20.6 5.9 109.30 18.6 7.8
自動車合計 220.17 - 5.6 589.17 - 9.2
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

日系メーカー、3月の中国販売は日産・トヨタが2ケタ増、ホンダが前年割れ
・日系メーカー大手3社は、2日までに中国における3月の新車販売台数を発表した。日産とトヨタは前月に続き2ケタ増の大幅プラスを達成、長らく続いた領土問題に起因する販売低迷からの回復を鮮明にした。一方、ホンダは主力セダン「アコード(Accord、雅閣)」の不振が影響し、7カ月ぶりに2.0%減の小幅マイナスに落ち込んだ。以下、多数メディアの報道をまとめた。
・日産は2日、3月の中国新車販売が前年同月比26.0%増の11万5,900台になったと発表した。「シルフィ(Sylphy、軒逸)」と「ティアナ(Teana、天籟)」の需要増が貢献したほか、新型「エクストレイル(X-Trail、奇駿)」の受注数もすでに1万台を突破したという。1月は営業日が減少した影響で0.4%減のマイナスとなったが、2月(55.6%増)、3月(26.0%増)と2ケタ増の大幅プラスを達成、好調な成長基調を維持している。1~3月の累計販売は21.0%増の28万3,000台となった。日産は2014年の通年目標を140万台以上に設定している。
・トヨタは3月単月が19.0%増の9万400台、1~3月の累計が23.4%増の22万7,900台となった。単月販売は昨年9月から7カ月連続で前年実績を上回っている。昨年発売した新型「RAV4」や新型「ヴィオス(Vios、威馳)」、新型「ヤリス(Yaris、YARiS L 致炫)」が好調で、引き続き新型車効果が鮮明となった。トヨタは通年販売で19.9%増の110万台以上を目指すとしている。
・ホンダは「アコード(Accord、雅閣)」など主力モデルの販売が軒並み減少した影響で、3月単月は2.0%減の5万9,915台に落ち込んだ。内訳は合弁会社の広汽ホンダが13.0%減の3万1,412台、東風ホンダが14.0%増の2万8,503台。広汽ホンダは「アコード」が43.9%減の6,078台に落ち込んだほか、「フィット(Fit、飛度)」や「シティ(City、鋒範)」、「オデッセイ(Odyssey、奥徳賽)」など、昨年投入した「クライダー(Crider、凌派)」を除く全モデルが軒並みマイナスとなった。「アコード」は昨年新型車を投入したばかりだが、高価な印象があるためか販売不振が続いている。また、東風ホンダも「思銘(Ciimo)」と昨年投入した「Jade(傑徳)」以外のモデルがマイナスとなった。単月では落ち込んだものの、ホンダの1~3月の累計販売は16.8%増の16万4,010台となった。ホンダは下半期に新型「フィット」を投入する計画で、報道によると、通年目標90万台の達成に自信を示しているという。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年3月 前年同月比 2014年
1-3月累計
前年同期比 備考
日産 115,900 26.0% 283,000 21.0% 輸入車を含む、卸売販売台数。
東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、2013年4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 90,400 19.0% 227,900 23.4% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 59,915 -2.0% 164,010 16.8% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 17,387 10.5% 55,028 21.6% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 25,137 10.7% 69,558 -4.7% 卸売販売台数
三菱 6,556 24.4% 17,968 37.3% 輸入車を含む、小売販売台数
スバル 6,302 57.4% N/A N/A 小売販売台数
出所:各社発表
*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。

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2014年2月 販売台数速報

2014.3.3

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


2月の中国新車販売は17.8%増の159.6万台
・中国汽車工業協会の発表によると、2月の自動車販売は前年同月比17.8%増の159.64万台、生産は同21.5%増の163.75万台となり、ともに2ケタの大幅プラスを達成した。
・1~2月の累計で見ると、自動車販売は前年同期比10.7%増の375.29万台、生産は11.4%増の同368.88万台。前年同期と比べ伸び幅は縮小したものの、販売・生産ともに10%増を達成しており、同協会では安定した成長基調にあると見ている。
・乗用車は2月の販売が18.0%増の131.22万台、生産が21.2%増の133.88万台、1~2月の累計では販売が11.3%増の315.90万台、生産が11.9%増の304.93万台となった。累計の伸び幅は販売・生産ともに自動車全体の伸びを上回っている。車型別ではMPVとSUVの販売・生産が引き続き好調で、単月・累月ともに大幅プラスを達成した。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)は2月が5.4%増の50.37万台となり、市場シェアは4.6ポイント減の38.4%に低下した。2013年9月から6カ月連続で市場シェアが前年同月を割り込んでおり、民族系ブランドの低迷が顕著となっている。1~2月の累計は1.0%減の121.31万台であった。外資系では引き続き独系がトップシェアを保持しており、2月が38.9%増の30.68万台、1~2月の累計が28.3%増の70.43万台と他の外資系に大きく差をつけた。日系も好調で、2月は33.3%増の17.57万台、1~2月の累計は20.0%増の42.71万台となった。
・商用車は2月の販売が17.0%増の28.42万台、生産が23.3%増の29.87万台。このうち、バスは販売が12.4%増、生産が16.3%増、トラックは販売が17.6%増、生産が24.1%増と好調。商用車の1~2月の累計販売は7.6%増の59.39万台、生産は9.2%増の63.95万台となった。
・輸出は依然として低迷しており、2月が19.8%減の5.37万台、1~2月の累計が12.0%減の12.38万台。2月単月の内訳は、乗用車が24.9%減の3.06万台、商用車が12.1%減の2.31万台となっている。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計(1~2月)は14.3%増の341.21万台となり、市場シェアは前年同期より2.8ポイント高い90.9%に拡大した。
・中国汽車工業協会の定例発表会では、自動車強国に向けた発展戦略の策定に関する同協会の見解が示された。董揚常務副会長兼秘書長は、「自動車産業はすでに中国における基幹産業に成長しており、小康社会(ややゆとりのある社会)の建設に不可欠な要素である」と指摘。ただし「資源やエネルギー、環境、交通事情といった外的課題、自主開発能力や国際競争力が不十分であるといった内的課題に直面している」とし、「自動車強国の建設に向けた国家戦略の策定が切に必要」との考えを表明した。

自動車販売台数 (工場出荷台数)
  2月 1-2月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 83.05 52.0 10.7 202.62 54.0 4.6
MPV 13.43 8.4 73.1 32.66 8.7 69.3
SUV 23.72 14.9 50.3 55.97 14.9 40.4
微型バン 11.02 6.9 -12.9 24.65 6.6 -20.1
乗用車 131.22 82.2 18.0 315.90 84.2 11.3
商用車 28.42 17.8 17.0 59.39 15.8 7.6
自動車合計 159.64 - 17.8 375.29 - 10.7
うち、輸出:
自動車合計 5.37 - -19.8 12.38 - -12.0
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
  2月 1-2月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
民族系 50.37 38.4 5.4 121.31 38.4 -1.0
日系 17.57 13.4 33.3 42.71 13.5 20.0
独系 30.68 23.4 38.9 70.43 22.3 28.3
米国系 16.40 12.5 22.4 40.64 12.9 20.1
韓国系 11.74 9.0 11.0 29.26 9.3 8.8
仏系 4.07 3.1 3.8 10.67 3.4 13.9
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数(2014年2月速報)
  2月 1-2月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 85.27 52.1 15.5 194.16 52.6 4.8
MPV 14.39 8.8 81.6 31.03 8.4 70.6
SUV 24.23 14.8 50.2 55.70 15.1 40.1
微型バン 9.99 6.1 -20.8 24.04 6.5 -18.0
乗用車 133.88 81.8 21.2 304.93 82.7 11.9
商用車 29.87 18.2 23.3 63.95 17.3 9.2
自動車合計 163.75 - 21.5 368.88 - 11.4
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

日系メーカー、2月の中国新車販売は3社が大幅プラス
・日系メーカー4社は、4日までに2月の中国新車販売台数を発表した。春節や領土問題の影響で大幅減となった昨年度の反動を受け、日産とトヨタ、ホンダがそれぞれ2ケタの大幅増を達成。マツダは5.6%の小幅マイナスとなったが、これは春節前の駆け込み需要で1月の販売が大幅増となった反動と報じられている。
・日産は2月単月が前年同月比55.6%増の7万1,900台となった。前年の反動に加え、セダン「シルフィ(Sylphy、軒逸)」など主力モデルの好調が牽引した。1月は0.4%減のマイナスとなったが、2月の大幅プラスにより1~2月の累計販売は17.8%増の16万7,100台を達成。日産は2014年の通年販売目標を10.6%増の140万台以上に設定している。
・トヨタは2月単月が43.1%増の5万1,900台、1~2月の累計が26.4%増の13万7,500台。新型「ヴィオス(Vios、威馳)」や新型「ヤリス(Yaris、YARiS L 致炫)」など、昨年投入した新型車の効果が鮮明となっている。トヨタは2014年に110万台以上(19.9%増)を販売する計画。
・ホンダは2月単月が27.6%増の4万858台で、内訳は広汽ホンダ(広州汽車との合弁)が2.5%増の1万9,388台、東風ホンダ(東風汽車との合弁)が63.8%増の2万1,470台となった。昨年投入した新モデルのミドルクラスセダン「クライダー(Crider、凌派)」は7,651台、中級ハッチバック「Jade(傑徳)」は2,583台と好調。一方、昨年フルモデルチェンジした主力モデル「アコード(Accord、雅閣)」は不調が続いており、34.3%減の4,121台に落ち込んだ。また、1~2月の累計は31.3%増の10万4,095台で、通年目標90万台の達成に向けて好調な滑り出しとなった。
・マツダは2月単月が5.6%減の9,849台、1~2月の累計が27.6%増の3万7,641台。累計の内訳は第一汽車との合弁販社が8.6%増の2万2,441台、長安汽車との合弁会社が72.0%増の1万5,200台。マツダは年半ばに「アテンザ(Atenza)」(中国名未発表)と「CX-7」、新型「Mazda3」(中国名:Mazda3 Axela昂克賽拉)の現地生産モデル3車種を投入する計画。製品ラインナップの拡充や販売網の強化により中国事業を積極的に推進するとしている。

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年2月 前年同月比 2014年1-2月累計 前年同期比 備考
日産 71,900 55.6% 167,100 17.8% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 51,900 43.1% 137,500 26.4% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 40,858 27.6% 104,095 31.3% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 9,849 -5.6% 37,641 27.6% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 17,382 -11.1% 44,421 -11.7% 卸売販売台数
スバル 3,197 43.2% N/A N/A 小売販売台数
三菱 3,884 21.9% 11,412 46.0% 輸入車を含む、小売販売台数
出所:各社発表*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。

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2014年1月 販売台数速報

2014.2.10

*速報値は、後日発表する詳細情報とは情報ソースが違うため、差異が生じることがございます。


1月の中国新車販売は6.0%増の215.6万台
・中国汽車工業協会の発表によると、1月の自動車販売は前年同月比6.0%増の215.64万台、生産は同4.4%増の205.17万台となった。販売は単月で過去最高となった昨年12月より2.22万台も多く、同協会では良好な滑り出しになったと見ている。
・乗用車は販売が初めて180万台を超え、過去最高となった。生産も5.5%増の171.06万台とプラスを保持しており、乗用車は市場全体の牽引力となっている。特にMPVとSUVの伸びが鮮明で、販売・生産ともにMPVは60%以上、SUVは30%以上の増加となった。
・乗用車販売のうち、民族系ブランド(中国の独自ブランド)の販売は5.1%減の70.94万台となり、市場シェアは4.9ポイント減の38.4%に落ち込んだ。日系ブランドの単月シェアは前年11月、12月と連続で外資系トップを保持していたが、1月は再び独系ブランドにトップを譲る形となった。ただし先に発表された日系各社の中国販売は日産、スズキを除いてプラスに伸びており、安倍首相の靖国参拝による影響は出ていないという。日産はマイナス要因について春節の影響で営業日が少なかったためと説明している。
・商用車は販売が0.2%増の30.95万台、生産が0.6%減の34.11万台となり、前年同月とほぼ同水準に止まった。販売の内訳はバスが5.4%増の4.46万台、トラックが0.7%減の26.49万台、生産はバスが9.1%減の4.04万台、トラックが0.6%増の30.07万台。
・輸出は6.85万台で、引き続き7.0%減のマイナスとなった。内訳は乗用車が3.8%減の4.56万台、商用車が12.6%減の2.29万台。
・上海汽車や東風汽車など上位10グループの販売合計は9.8%増の196.58万台で、市場シェアは前年同期より3.2ポイント高い91.2%となった。
・中国汽車工業協会はまた、13日の定例発表会で完成車メーカーにおける外資比率の規制緩和に反対する姿勢を表明した。中国では外資系メーカーが完成車を製造する場合、50%を上限とする出資比率で現地企業と合弁を組むことが義務付けられている。しかし外資側からの要望が年々高まっており、昨年末には鉄鋼や化学工業、自動車などの製造業で規制緩和を進めようとする政府の動きが報じられていた。
・同協会の董揚常務副会長兼秘書長は発表会で、「自動車産業は一般製造業ではなく、経済の構造転換や高度化を支える戦略的産業。主導権を失えば外国製品の加工工場に落ちぶれてしまう。一部のラテンアメリカ諸国が「中進国の罠」に陥ったのは自動車など基幹産業を外国が制御しているから」と警告。また、「中国はすでに自動車強国となるための基盤と条件を備えている。規制の維持は中国ブランドを中心とする自動車強国へ成長するための保障」とし、「規制緩和を行えば依然として劣勢の中国ブランドに大きな悪影響を与えることになる」との見解を示した。

自動車販売台数 (工場出荷台数)
  2014年1月 2014年1-1月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 119.57 55.4 0.7 119.57 55.4 0.7
MPV 19.22 8.9 66.8 19.22 8.9 66.8
SUV 32.25 15.0 34.0 32.25 15.0 34.0
微型バン 13.65 6.3 -25.1 13.65 6.3 -25.1
乗用車 184.69 85.6 7.0 184.69 85.6 7.0
商用車 30.95 14.4 0.2 30.95 14.4 0.2
自動車合計 215.64 - 6.0 215.64 - 6.0
うち、輸出:
自動車合計

6.85

- -7

6.85

- -7
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

国別ブランド乗用車販売シェア (工場出荷台数)
  2014年1月 2014年1-1月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
民族系 70.94 38.4 -5.1 70.94 38.4 -5.1
日系 25.14 13.6 12.2 25.14 13.6 12.2
独系 39.75 21.5 21.2 39.75 21.5 21.2
米国系 24.23 13.1 18.6 24.23 13.1 18.6
韓国系 17.52 9.5 7.5 17.52 9.5 7.5
仏系 6.60 3.6 21.3 6.60 3.6 21.3
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

自動車生産台数(2014年1月速報)
  2014年1月 2014年1-1月累計
台数(万台) シェア(%) 前年同月比(%) 台数(万台) シェア(%) 前年同期比(%)
轎車 108.90 53.1 -2.4 108.90 53.1 -2.4
MPV 16.64 8.1 62.2 16.64 8.1 62.2
SUV 31.47 15.3 33.2 31.47 15.3 33.2
微型バン 14.05 6.8 -15.9 14.05 6.8 -15.9
乗用車 171.06 83.4 5.5 171.06 83.4 5.5
商用車 34.11 16.6 -0.6 34.11 16.6 -0.6
自動車合計

205.17

- 4.4

205.17

- 4.4
資料:中国汽車工業協会発表、各種報道より

*後日データベース内で発表されるモデル別台数(現地工場出荷台数)と集計方法が異なるため、差異が生じます。

中国での日系メーカーの新車販売台数
メーカー 2014年1月 前年同月比 備考
日産 95,200 -0.4% 輸入車を含む、卸売販売台数。東風ブランドの乗用車と小型商用車を含む。ただし、4月の集計から東風柳州汽車製造MPVを除く。
トヨタ 85,600 18.1% 輸入車を含む、小売販売台数
ホンダ 63,128 33.6% 東風ホンダと広汽ホンダの工場出荷台数
マツダ 27,785 45.7% 輸入車を含む、小売販売台数
スズキ 27,039 -12.1% 卸売販売台数
スバル 5,813 18.2% 小売販売台数
三菱 7,528 62.5% 輸入車を含む、小売販売台数
出所:各社発表
*台数が不明の箇所は判り次第更新いたします。

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