デトロイトモーターショー2015 (3):日本・韓国・中国メーカーの展示取材

ピックアップトラックと高性能車で存在感を発揮

2015/02/18

要 約

Nissan Titan
Nissan Titan

 2015年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー2015)は2015年1月12日から25日まで開催された(一般公開は17~25日)。来場者は80万8,775人で、ここ12年間では最多であった。

 ピックアップトラックセグメントの競争が激化する中、日韓の自動車メーカーはデトロイトショーに多数のピックアップモデルを展示した。日産はフルサイズピックアップトラックのTitan XDを初公開し、トヨタは中型ピックアップトラックのTacomaを発表。Hyundaiは、ピックアップのような荷台と使い勝手を有するが、ピックアップではない車が欲しいという人々向けに開発したSanta Cruzコンセプトを初公開した。

 日韓の自動車メーカーは、多数の傑出した高性能車も出展した。ホンダの高級車ブランド Acura は、発売が待たれているNSXを、コンセプト車を出展してから3年後の今年、やっと初公開した。トヨタのLexusは、高性能シリーズである "F" の最新モデルとしてGS Fを発表。日産のInfinitiは、2016年に発売予定の量産モデルを示唆するQ60コンセプトを出展した。

 本レポートは、デトロイトモーターショー2015の展示取材レポート全3本の最後のレポートで、日本・韓国・中国メーカーの展示を取り上げる。主に日産、トヨタ、ホンダ、富士重工、Hyundai、広州汽車が出展したモデルを紹介する。なお、すでに掲載した1本目は米国メーカー、2本目は欧州メーカーの展示概要を紹介した。


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